第81回ゴールデングローブ賞
リリー・グラッドストーンが主演女優賞(ドラマ)受賞!
デイヴィッド・グランの同名小説を原作とする本作は、真実の愛と残酷な裏切りが交錯するサスペンス。1920年代のオクラホマ州、石油の発掘によって一夜にして世界でも有数の富を手にしたアメリカ先住民族・オセージ族。すぐにその財産に目をつけ、すでに町に入り込んでいた白人たちは、オセージ族を巧みに操り、脅し、奪える限りの財産を強奪し、やがて殺人に手を染めていく。実際に起きた残酷な連続殺人事件を、アーネスト・バークハート(レオナルド・ディカプリオ)とオセージ族のモリー・カイル(リリー・グラッドストーン)の夫婦の愛を通して描かれる。
主演は、今やハリウッドを代表する名優であり、スコセッシ監督とは6度目のタッグとなるレオナルド・ディカプリオ。ディカプリオとは27年ぶり、スコセッシ監督作品では初共演となるロバート・デ・ニーロが脇を固めるという、映画ファン垂涎のトリプルタッグが初めて実現した。共演には、ディカプリオの妻役に大抜擢されたリリー・グラッドストーンをはじめ、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞ノミネート経験のあるジェシー・プレモンスや、『ザ・ホエール』で昨年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザーなど、旬な豪華キャストが集った。
2023年、最も優れた映画の1つとして幅広く認められた本作は、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞作品賞を受賞。ゴールデングローブ賞では7部門、クリティクス・チョイス・アワードでは12部門にノミネートされ、見事、リリー・グラッドストーンが主演女優賞(ドラマ)を受賞した。ほとんど無名でありながらディカプリオの妻役に大抜擢されたグラッドストーンは、初のゴールデングローブ賞受賞も頷けるほどの存在感をスクリーンで放ち、オセージ族の人々を襲う悲劇の渦中で苦しみながらも、夫や家族を愛する女性を演じきり、この度の受賞となった。
さらに、アメリカン・フィルム・インスティチュートが選ぶ「今年の映画」のリストにも選出され、アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞、音響賞、作曲賞、歌曲賞のショートリストにも名を連ね、パームスプリングス国際映画祭のアワード・ガラにてヴァンガード賞受賞。ニューヨーク映画批評家協会の作品賞を含む20以上の批評家協会賞を世界で獲得しただけでなく、ニューヨーク・タイムズとザ・ニューヨーカーの2023年ベスト映画で第1位に選ばれている。
Apple Original Films『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
Apple TV+にて1月12日(金)より全世界配信
画像提供 Apple / 映像提供 Apple