207の映画賞へノミネート、70受賞の話題作
本作は、移住によって離れ離れになった幼なじみのふたりが24年後、36歳の夏にニューヨークで再会する7日間を描く大人のラブストーリー。
賞レースの幕開けを飾るゴッサム賞での作品賞受賞をはじめ、AFI(アメリカン・フィルム・インスティテュート)2023年映画トップ10の受賞、インディペンデント・スピリット賞では5部門にノミネート、第81回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、非英語作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞(ドラマ部門)5部門へノミネートされ、その存在感発揮。現在(1/15時点)、207の映画賞へノミネート、70受賞と賞レースを席巻している。
また、IndieWire誌やHollywood Reporter誌、Rolling Stone誌など複数の海外メディアが<ベストムービー>に挙げ、毎年映画ファンが注目するオバマ元大統領のお気に入り映画にも選出されているほか、映画レビューサイト・ロッテントマトでは98%の高評価を獲得(2023年10月3日時点)するなど高い評価を得ている。
本作で鮮烈な長編映画監督デビューを飾るのは、セリーヌ・ソン。12歳の時、家族と共にソウルからトロントへ移住し、その後ニューヨークに移った自身の原体験を元にオリジナル脚本を執筆した。
主人公・ノラ役には、Netflixのドラマシリーズ「ロシアン・ドール」(19〜)で注目され、声優として『スパイダーマン:スパイダーバース』(19)にも参加、アジアンビューティーな魅力を活かしハイブランド・ロエベのモデルも務めるグレタ・リー。
幼なじみのヘソン役には、ニューヨークとベルリンで俳優としてのキャリアを重ね、2009年よりソウルを拠点に活躍、「その恋、断固お断りします」(23/Netflix)などに出演し活躍の幅を広げる、ユ・テオが抜擢された。
夫・アーサー役には、『キャロル』(15)や『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)などに出演、ケリー・ライカート監督『ファースト・カウ』(20)で主演を務めるジョン・マガロがキャスティングされ、存在感を放っている。
ニューヨークでの24年ぶりの再会を捉えた場面写真3点
今回公開された場面写真は3点。ノラ(グレタ・リー)に会うためにニューヨークを訪れたヘソン(ユ・テオ)との再会の瞬間を捉えたショットや、ハドソン川の船上や地下鉄など、ニューヨークの様々な場所をめぐりながら、お互いを見つめ合い笑顔で微笑むものなど、いずれも24年ぶりの再会の喜びが伝わってくるカット。
これら“再会”のシーンについて主演のグレタ・リーは、「最初から(ヘソン役のユ・テオと)お互いにフィジカルコンタクトがないようにと言われていたわ。役者は普段からしょっちゅうハグする傾向があるから」と撮影前にセリーヌ・ソン監督から指示があったことを明かし、「監督からそういうアドバイスがあったからこそ、マディソン・スクエア・パークのシーンにつながる緊迫感が生まれたんだと思う」と同シーンでの撮影を振り返る。俳優陣がリアルな緊張感をもって臨んだ再会の様子にぜひ注目してほしい。
『パスト ライブス/再会』
2024年4月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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