本日1月29日(月)、東京のTOHOシネマズ 六本木にて『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』<2月9日(金)公開>のスペシャルナイト試写会が開催され、同作のプロデューサーにして“恐怖の工場”ブラムハウス・プロダクションズCEOのジェイソン・ブラムが初来日。お笑い芸人のゆりやんレトリィバァと共に登壇し、日本のファンに会えた喜びや本作が世界中でヒットしている理由などについて語った。

今回初の来日を果たしたジェイソン・ブラム。長年来日をしたいと思っていたそうで、東京五輪時にも来日を計画していたが実現できなかったため今回は念願の初来日。「この場に立てて大変光栄です」と喜びを込めて挨拶し、また、日本の文化について「力強くて大胆で特異性がある」として、ブラムハウスやホラー映画のファン、そしてフィルムメーカーたちと親和性があると思っていることを明かした。そして、日本で大ヒットしたブラムハウス作品である『パラノーマル・アクティビティ』に触れつつ「本作でその記録を塗り替えたい」と意気込みを語った。

画像: ジェイソン・ブラム

ジェイソン・ブラム

北米および各国では昨年10月27日から公開され、初週の週末興収ランキングで1位発進。その後も破竹の勢いは止まらず全世界興収累計2億8千8百万ドルを稼ぎ出している『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』。ヒットの理由について問われると、本作の原作となるゲーム「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」のクリエイターであるスコット・カーソンが製作のすべてに参加したことだと分析。ハリウッドでは少ない原作者を迎え入れる製作体制のため映画完成までに8年を要したそうだが「スコットさんが頭の中に描いたものをスクリーンを通して皆さんにお届けできる。それが(本作のヒット)理由です」と自身を持って断言した。

日本のファンからの質問に回答する一幕も。影響を受けた日本の作品について問われると「アカデミー賞に関わっているので本当はここではこういうことを話してはいけないのですが、昨年観た映画でもっとも気に入った最高の作品が『ゴジラ-1.0』なんです。嫉妬するくらい素晴らしいと思いました」と『ゴジラ-1.0』を大絶賛

画像1: 【レポート】“恐怖の工場”の主ジェイソン・ブラム初来日!『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』スペシャルナイト試写会に登壇

「ブラムハウスの作品でも毎回試みて達成しようとするのは、物語の心臓部が独特な、胸を打つ家族の物語なんです。『ゴジラ-1.0』は、男性と女性と子供の関係性が今までに観たことがない、素晴らしいものが描かれていてとても惹きこまれました」と家族の物語としての斬新さ、「ゴジラというキャラクターでこれまで29本映画が作られていて皆さん良く知っているのが信じられないほど、とても新しく恐ろしく感じる作品でした」とゴジラ映画としての新しさが気に入ったという。また、ハリウッド大作に比べて低予算であることも褒めたたえ、監督である山崎貴と会う予定であることも明かし、「将来ブラムハウスで作品を作ってほしい」とラブコールを送った。

そして「お金は創造力の敵となるものなんです」とも語り、「ストーリーや予算などの制限が決まっている中で創作することでより良いものが作れることが多いんです」と経験に基づいた自身の哲学を明かした上で、「またゴジラの話に戻りますが(笑)、ゴジラは29本映画が作られていて『ゴジラ』という制限がありながらも、(『ゴジラ-1.0』は)新鮮で新しく他と違います。本当に心惹きこまれる作品で影響を受けました」と再び絶賛した。

ここでゲストとして、ホラー映画ファンでもあるお笑い芸人・ゆりやんレトリィバァが登場。ゆりやんのジョークの数々に爆笑しながら質問に答え、ゆりやんから「一番恐れているものは何ですか?」と聞かれ、「本当に答えていいですか?」と念押しした後に「トランプ!」と回答し場内を湧かせた。

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また、ゆりやんから“シリアルキラーみたいなのに追いかけられて、クローゼットに逃げて隠れるも気配を感じて振り返ったらシリアルキラーがいる”というホラー映画のモノマネ(?)を見せられて爆笑しつつ「雇いますよ!『M3GAN2』に出て下さい!ミーガンの友人として!」とゆりやんの演技を気に入った様子だった。

画像: ゆりやんレトリィバァ

ゆりやんレトリィバァ

画像3: 【レポート】“恐怖の工場”の主ジェイソン・ブラム初来日!『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』スペシャルナイト試写会に登壇
画像4: 【レポート】“恐怖の工場”の主ジェイソン・ブラム初来日!『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』スペシャルナイト試写会に登壇

最後にゆりやんは「実は先に観せていただいたんですけども、あっという間に終わってしまう。皆さんお楽しみいただけます。最後どうなるかなんて言えません!ぜひお楽しみください」、ブラムは「皆さん本日はお集りいただきまして本当にありがとうございます。また、この映画をご覧になっていただけることに感謝しています。私たちが作った映画たちをお楽しみいただいていて本当にうれしく思っています。皆さんがお住まいの国は本当に素晴らしいところです。ありがとうございました」と挨拶。

画像5: 【レポート】“恐怖の工場”の主ジェイソン・ブラム初来日!『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』スペシャルナイト試写会に登壇

と、ここで次回作について司会から聞かれたブラム。「今年は『Imaginary(原題)』という作品が公開され、その後には新しいバージョンの『Wolfman(原題)』があります。『透明人間』と同じ監督(リー・ワネル)です。今年の年末までには公開予定です。これは新しい情報ではないですが、私の妻(ローレン・シューカー・ブラム)は『ダム・マネー ウォール街を狙え!』などの脚本家で、6年前に『Wolfman』の草稿を手がけました。今ニュージーランドで撮影中で、10月頃に公開される予定なんです」と新作の情報を最後に語った。マスコミ向けの写真撮影では劇中に登場するキャラクター・カップケーキを模したケーキがブラムの初来日も記念して登場。和やかに写真撮影を行いイベントは終了した。

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』
2024年2月9日(金)全国公開
配給:東宝東和
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