真田広之主演・製作のドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」<2月27日(火)よりディズニープラスの「スター」で独占配信>のジャパンプレミア試写会が開催され、真田のほかコズモ・ジャーヴィス、アンナ・サワイ、平岳大、西岡德馬、二階堂ふみらキャスト陣、そしてジャスティン・マークスらスタッフ陣が集結した。

真田「見どころはもう全シーン毎カットすべてと言いたい」

本作は、戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの小説「SHOGUN」を『トップガン マーヴェリック』の原案を手掛けたジャスティン・マークスや、真田広之らハリウッドの製作陣によるドラマシリーズ。徳川家康をはじめとした歴史上の人物にインスパイアされた「関ヶ原の戦い」前夜、窮地に立たされた戦国一の武将<虎永>と、その家臣となった英国人航海士<按針>、二人の運命の鍵を握る謎多きキリシタン<鞠子>。彼らが繰り広げる歴史の裏側の、壮大な“謀り事”。そして、待ち受ける大どんでん返しが描かれる。

今回集結したのは、ハリウッド製作の連続ドラマで初主演&プロデューサーを務める真田広之をはじめ、虎永の領地へ漂着する英国人航海士・按針/ジョン・ブラックソーン役のコズモ・ジャーヴィス、“謀反人の娘”の宿命を背負うキリシタン・戸田鞠子役のアンナ・サワイ、虎永と天下の覇権を争う敵・石堂和成役の平岳大、虎永に長年仕える忠実な腹心・戸田広松役の西岡德馬、亡き太閤との子を守る母・落葉の方役の二階堂ふみ、ジャスティン・マークス(エグゼクティブプロデューサー /ショーランナー)、レイチェル・コンドウ(エグゼクティブプロデューサー)、ミカエラ・クラベル(エグゼクティブプロデューサー)らキャスト&スタッフ陣。

画像: 真田広之

真田広之

日米の映画界で長きにわたって活躍し、今回プロデューサー&ハリウッド初主演を務める真田広之が“日本人として日本の文化を正しく世界へ紹介したかった”という並々ならぬ想いを胸に制作をはじめた本作。エグゼクティブプロデューサーのジャスティンがキャスト一同を呼び込むと、劇場からは歓声が沸き起こり会場の熱はヒートアップ。熱い拍手に迎えられた真田は一言目に「長い旅路の果てにようやく日本の観客の皆さまにお披露目できる日が来たことを嬉しく思います。ここにいる、そしてここにいない多くのスタッフやキャストの情熱の結晶を見ていただける日がきて嬉しいです」とついに日本で披露することができた大きな喜びを語る。

画像: コズモ・ジャーヴィス

コズモ・ジャーヴィス

そんな真田演じる虎永と共に熾烈な戦いに身を投じていく、ジョン・ブラックソーン(のちの按針)を演じるコズモは「コミュニケーションのバリアなど色々挑戦や苦労はありましたが、逆にそれはブラックソーンの物語や彼への道のりに近いことでもあったので、役に立ちました」と、日本人スタッフが多い現場でチャレンジングだったと語りつつそれが逆に役作りのヒントになったという。

そして「そういう形にしていくことで、本格的なリアルさが得られましたし、真田さんとは目のみでコミュニケーションをとっていました。お互いのことを知るにつれてコミュニケーションも深まっていきましたね。何かあればそこにいてくださいましたし、仕事に対する姿勢を、背中をみながら見習いたくなる真田さんでした」と、真田に尊敬の眼差しを持つ。

画像: アンナ・サワイ

アンナ・サワイ

主君である虎永から信頼を寄せる鞠子役のアンナは「全て重要なシーンなので一つ選ぶのは難しいのですが・・・鞠子のある決断で分岐点になるシーンがあるのですが、そのシーンを演じてるときに本気でやりすぎて長刀が半分に折れたり、歯がちょっとかけたり・・・というのはありました(笑)」と虎永と行動を共にする按針、鞠子に込めた想いをそれぞれ明かす。按針が日本へ漂流したことによって、吉井虎永VS石堂和成の火花散る戦国時代を大きく揺るがすことに・・・物語の鍵を握る按針と鞠子の活躍からも目が離せない。

そしてプロデューサーの真田から戸田広松役として大抜擢されたという西岡は「50数年俳優をやっていて、こんなに素晴らしい日本を描いた作品はないこれはもう、明言できます。素晴らしい作品に出来上がりましたので、ぜひご堪能ください」と自信満々に本作に太鼓判を押し、数々の共演を重ねた真田の作品に参加できた大きな喜びを語った。

ハリウッドの制作陣と日本人のスタッフやキャストが一丸となって制作した本作は、脚本の執筆から衣装デザイン、美術の構想から徹底した時代考証が行われ、動きやセリフの一言一句まで妥協を許さず“本物の日本”が追及された。真田は出番のありなしに関わらず朝早くに出向かい、美術小道具チェックをしたあと役者を迎え入れてリハーサルを確認してから、自身の扮装に入るという徹底ぶり。

そんな彼を目の当たりにして、平は「出演がないシーンでも毎日、最初から最後まで現場にいて、エキストラの人の衣装やヘアを直したりとか、頭が下がることばかり。バンクーバーでの寒い夜の撮影の際、馬の上に乗っての家臣との会話シーンで、監督は暖かいベースから出てこず、僕に対しての監督からのダメ出しを、真田さんが監督と僕の間を行き来して伝えてくれて、馬上からどうしていいのかわからず(笑)、芝居どころじゃなくなるくらいお世話になりました」と現場の真田への感謝を語る。

さらに西岡は「真田と、西岡が日本の時代劇こんなものか、と恥をかかないような作品にしようと。武士道スピリットをこのドラマで見せたいからと伝え『ぜひそれをやろう!』と固く誓って完成させました。彼は本当に素晴らしかった。マスクを2重でゴーグルして、万全の態勢で全シーン現場に行って、彼の俳優スピリット本当に感動しました!」と興奮気味に撮影の想い出を吐露。長くにわたって撮影を共にしてきた真田と熱い約束を交わしたことを明かし、撮影現場でハリウッドと日本の架け橋となる真田の存在がいかに大きかったか振り返った。

画像: 二階堂ふみ

二階堂ふみ

さらに、虎永の権力に終止符を打つためなら手段を選ばずに突き進む曲者・落葉の方を演じ、初のハリウッドデビュー作となった二階堂は「最初にセットを見学したときは“こんなに大きい照明が世の中に存在するのか”と思うぐらいの大きな照明とセットがありました」とハリウッドならではのスケール感に驚いたと明かす。

そして「撮影するシーンが長かったり、着物やヘアセットなど、時間がかかる撮影だったので、美味しいドーナッツとコーヒーのカフェカーが憩いの場所だったんです。いつの間にか私を呼び込みしてくださるスタッフの方が、私の顔を見るたびにドーナッツ?と言っていただけるようになって(笑)そういう本当に朗らかな瞬間もある素敵な経験をさせて頂きました」と自身も驚いたという、和やかな現場のエピソードを明かした。

座長として全てを注ぎ真田広之の“集大成”となったハリウッドと日本文化が融合した本作は、まさに映画界の新たな一歩となる画期的な1作。並々ならぬ想いが込められていると同時に数々の試行錯誤を経て完成させた当時を振り返り、今日この日を迎えることができたことに「もうなんか感無量で、何から喋っていいかわからないぐらいなんですけども・・・」と涙をこらえ、感無量の様子。

母国であり本作の舞台である日本でお披露目できたことに真田は改めて「この役を引き受けようとなったときになぜいまこの役を演じるのか、モデルである家康公が戦乱の世をようやく終わらせ、長きにわたる平和を築きました。そのことはまさにこの時代だからこそ求められているヒーロー像なんじゃないかと想いで飛び込んだんです。勇気をもって日本から海外の作品へ飛びこんで頂いたキャスト、そして時代劇のスペシャリストのクルーたちの才能をいかに最大限引き出すかが自分の仕事だと思って現場で戦ってきました。東西の壁をのりこえて一丸となって作ったこと自体がこの作品のメッセージだと思いますし、ストーリーとメイキング、両方を汲み取って頂けると嬉しいなと思います」と一言一言を噛み締めるように、その熱い想いを馳せる。

最後にいよいよ来週27日(火)に日本での配信を控え、「見どころはもう全シーン毎カットすべてといいたいですね。すべてのエピソードが宝物です。参加したものたちに想いを汲み取りながら見て頂き、今日は1話と2話だけですけどまさに始まりにすぎません。2話、3話と進むにつれてこく激しくドラマチックに盛り上がっていきますので、ぜひ最後まで堪能していただければと思います。」とこれから作品を見る日本の観客へ熱いメッセージを贈り、盛大な拍手と共にイベントは幕を閉じた。

「SHOGUN 将軍」
2024年2月27日(火)からディズニープラスの「スター」で独占配信開始
クレジット表記:(c)2024 Disney and its related entities
※R15+ 15歳以上がご覧になれます。

画像: 『SHOGUN 将軍』|本予告|「全てを欺き、天下を獲るー」真田広之とハリウッドが”日本の魂”を本気で描いた天下分け目の戦国スペクタクル|Disney+ (ディズニープラス) youtu.be

『SHOGUN 将軍』|本予告|「全てを欺き、天下を獲るー」真田広之とハリウッドが”日本の魂”を本気で描いた天下分け目の戦国スペクタクル|Disney+ (ディズニープラス)

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