13歳少年と36歳女性の実在のスキャンダルを2大オスカー女優共演で描く
本作は、全米にかつてない程の衝撃を与えた、90年代に実際に起きた13歳少年と36歳女性のスキャンダル(“メイ・ディセンバー事件”)の真相を、様々な角度から見つめる心理ドラマ。米「IndieWire」「NY Times」「The Hollywood Reporter」、英「The Guardian」など海外の有力媒体で2023年ベスト映画として選出、第81回ゴールデングローブ賞では、作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞の4部門にノミネートされた。
監督は『エデンより彼方に』『キャロル』など甘美な世界観と複雑に交錯する人間模様を映し出し多くの映画ファンを虜にしてきたトッド・ヘインズ。ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアというオスカー女優を迎え、過去と現在、真実と憶測が混ざり合う心理戦を描き出す。
脚本はサミー・バーチ(原案:サミー・バーチ、アレックス・メヒャニク)。唯一無二のセンセーショナルな脚本で一躍脚光を浴び、第34回インディペンデント・スピリット賞ほか多数の賞レースで脚本賞を受賞、さらに本年度アカデミー賞®で脚本賞にもノミネートされる快挙を果たした。
グレイシーとジョー、ふたりの関係は犯罪だったのか、純愛だったのか、はたまた他に真実があったのか…。次から次へと繰り出される新たな証言、〈当事者〉から湧き上がる意外な本心、そのすべてに意味を見出さずにはいられない〈よそ者〉の目。真相に近づこうとする時、観客の思い込みは粉々に砕け散る。観る者すべてを“抜け出せない万華鏡”に誘う衝撃作がついに幕を開ける。
予告編では、かつて全米のメディアを騒然とさせた一大スキャンダルの片鱗がつまびらかになる。それは、当時36歳の女性が13歳の少年と不倫の末、獄中で彼との子どもを出産、刑期後に結婚するというにわかには信じがたい衝撃のニュースだった。
親子ほど年の離れたカップルを意味する“メイ・ディセンバー”の事件は、23年の時を経て映画化されることに。そこで、ひとりの映画女優エリザベス(ナタリー・ポートマン)が、モデルになったグレイシー(ジュリアン・ムーア)とジョー(チャールズ・メルトン)のもとに現れる。役作りのリサーチのために近づいたエリザベスだったが、次第にその“調査”はエスカレートしていく。
ポスタービジュアルは、犯罪者という印象を抱きづらい、可憐なフリルのトップスに身を包んだグレイシーと、それを演じる女優・エリザベスがぴったりと後ろに並び、何かを訴えるかのようにこちらにじっと視線を送る画となっている。『メイ・ディセンバー ゆれる真実』は7月12日(金)全国公開。
『メイ・ディセンバー ゆれる真実』
2024年7月12日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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