藤子・F・不二雄の生誕90年を記念したアニメ作品「T・Pぼん」(タイムパトロールぼん)が、動画配信サービスNetflixにて世界独占配信されることが決定。シーズン1が5月2日(木)より、シーズン2が7月17日(水)より配信される。藤子・F・不二雄作品としては約30年ぶりの新作シリーズアニメ。このたび若山晃久、種﨑敦美、宮野真守ら豪華声優陣の声が吹き込まれた初の映像となる本予告が解禁された。

大冒険の一部を映した“すこし不思議”でエモーショナルな本予告

本作は、「ドラえもん」「パーマン」「キテレツ大百科」…と世代を超えて愛される作品を創造し、あらゆるエンターテインメントに影響を与え続けている藤子・F・不二雄が生んだSFアドベンチャー。

主人公は名前の通り何をやっても平凡な中学生、並平凡(演:若山晃久)。そんな彼に、ある日全く平凡じゃない事態が――解禁された映像ではいきなり序盤から、凡の友人がマンションの部屋から転落してしまい、辺り一面が血に染まる……という、ショッキングなシーンが映し出される。

ショックで固まる凡の前に現れたのは、不思議なヘルメットと制服に身を包んだ見た目からして完全に“未来人”なタイムパトロール隊員のリーム・ストリーム(演:種﨑敦美)。冷静沈着な彼女が「巻き戻しでいくしかないわね…」とつぶやくと時間は事故が起きる前に巻き戻り、友人の死は起きなかったことになっていた。

この出来事をきっかけに、ひょんなことから凡は全世界のあらゆる歴史の中で不幸な死を遂げた人々をひそかに救う未来の組織“T・P(タイムパトロール)”の新米見習い隊員になることに。

先輩のリーム、そして自分のことを優秀な隊員だと思っている生物ブヨヨン(演:宮野真守)と一緒に、ピラミッドが建築された頃のエジプトや、戦乱の世の日本、ギリシアでのペルシア戦争…といった、あらゆる時代にタイムスリップする。

最初は旅行気分で調子に乗ったりと吞気だった凡だが、あらゆる歴史の凄惨な事件・不幸な事故を目にするにつれ、人助けへの使命感を燃やしていく。

”T・P“には、〈歴史の流れに影響ある人物を救助してはならない〉といったルールが多数定められており、それは歴史のタイムラインに大きな影響を与えないための鉄則。

そのルールを守りながらの人助けに、凡やリームは葛藤し悩み、ときには失敗しながら、それでも任務に果敢に挑んでいく…。

映像の中では「私たちにできることは、大したことじゃない」「誰彼区別することないよ」「私、逃げたい…」「一人ひとりに家族があるんだぞ」「私が平気だとでも思ってるの!?」など2人の心からの叫びが語られている。

救える命と救えない命―。「それでも…僕たちタイムパトロールは命を救う」――。一人前の隊員を目指す凡とリーム、ブヨヨンの壮大な大冒険の果てには、何が待っているのか!?

画像: 『T・Pぼん』予告編 - Netflix www.youtube.com

『T・Pぼん』予告編 - Netflix

www.youtube.com

藤子・F・不二雄は「僕にとっての『SF』は、サイエンス・フィクションではなくて、『すこし不思議な物語』のSとF」と語っているように、独自の理念で作品を生み出してきた。本作もこれまでの日常を描いた作品とはちょっと異なり、エキセントリックな切り口で臨んだ、大人も子どもも楽しめる“SF:すこし不思議”な歴史冒険譚である。歴史上の出来事に入り込み謎を解き明かすミステリー要素、命と向き合うヒューマンドラマ要素、そしてクスっと笑えるギャグ要素に加え、楽しみながら”ためになる世界の歴史”を学べる知育的な要素も盛り込まれている。

アニメーション制作は「僕のヒーローアカデミア」等を手掛け世界中にファンを持つボンズが担当。

監督には「花咲くいろは」や『ストレンヂア 無皇刃譚』で繊細な人物描写などの人間ドラマにも定評のある安藤真裕。

さらにキャストとして、主人公の並平凡を若山晃久、バディのリーム・ストリームを第17回声優アワードにて史上初となる主演声優賞および助演声優賞のダブル受賞を果たした実力派の種﨑敦美が務める。ブヨヨン役を宮野真守、安川ユミ子役を黒沢ともよが演じている。

そして音楽は大河ドラマからTVアニメまで幅広いフィールドにて活躍し続ける大島ミチルが担う。

Netflixシリーズ「T・Pぼん」
シーズン1:5月2日(木)、シーズン2:7月17日(水)世界独占配信
©Fujiko-Pro ©2024 Netflix

This article is a sponsored article by
''.