「大阪コミックコンベンション2024」(以下、「大阪コミコン2024」)が、インテックス大阪(大阪市住之江区)にて2024年5月3日(金・祝)から5月5日(日・祝)までの3日間開催されている。昨日ついに開幕し、本日2日目を迎えた本コミコン。本日も開場を待ちきれないファンが早朝から会場に詰め掛け、30分前のアーリーオープンとなった。

11:00~
セレブ・ステージ:
ノーマン・リーダス

続いては、「ウォーキング・デッド」シリーズのダリル・ディクソン役、映画「処刑人」シリーズのマーフィー役、ゲームでは「DEATH STRANDING」のサム役でおなじみのノーマン・リーダスが登場。自身がプロデュースもつとめた最新作「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン」についても語った。

画像1: 11:00~ セレブ・ステージ: ノーマン・リーダス

立ち見含め満場のファンの歓声が飛ぶ中、「ハロー、ジャパン!グッモーニン!おはようございます!」と挨拶しながら登場し、客席からの「ハロー!」には「ハロー!」で、「アイラブユー!」には「アイラブユー、トゥー!」というように、声援を送るファン一人ひとりに反応する律義さを見せた。トーク中、自分が喋っている途中で「キャー!」と声援が上がった際にも「ハーイ!」と返事をし、常にファンを大切にするリーダスの姿勢に場内は温かな雰囲気に。

画像2: 11:00~ セレブ・ステージ: ノーマン・リーダス

トークコーナーでまず「ウォーキング・デッド」の人気の秘密を聞かれると「このドラマの登場人物たちはアポカリプスが無ければ決して結集していなかったであろう人々ですが、生き残るためには手を取り合っていかなければいけない状況になり、ダリルも元は他人より自分を大事にする人物でしたがシーズンが進むにつれダリルのキャラクターが変わっていく、進化していく様子を出して行けたからだと思います。オリジナルの脚本ではレイシストで泥棒で本当にひどい人物だったのですが、私が少しずつ脚本を変えてもらった効果もあったのかもしれません」と長年演じている役の進化を人気の理由に挙げた。

また演技の上で大切にした事としても、「最初撮影が始まったころはスーパーナーバスな状態で、他のキャストとも、お互いに嫌い合っているという表現をするために横を向いて喋ったり肩越しに会話したりしていましたが、シーズンが進んでいくうちに正面を見て喋れるようになり、だんだん信頼感が出来て、キャラクターが進化していきました。今はパリでスピンオフを製作中ですが、昔は少年だった人物が、より賢く成熟した大人として行動するようになっていく、そんなそんな意識をもって演じています」とダリルの進化の為に演技も工夫し続けている事を真剣なまなざしで語った。

ファンからの質問で、自分の演じるキャラクターがいつ死ぬことになるか、キャストの皆さんは気にされてるか?の問いには、「その通りです。キャストみんながびくびくしながら脚本を読んでいました。特に最初の頃は毎回のように誰か死んでましたし(笑)。スピンオフはタイトルが『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』なので私が殺されることは無いだろうと思ってますけどね」と客席の笑いを誘った。

画像3: 11:00~ セレブ・ステージ: ノーマン・リーダス

また、リーダスの映画の代表作「処刑人」の第3弾が作られるウワサについては「ホントだよ」と答え、その瞬間、場内から大歓声が。「元々700万ドルで製作された映画でしたが、口コミで大ヒットとなりました。最初は配給してくれる会社を探すのも大変な作品だったのですが、今回は『ジョン・ウィック』のプロデューサーがやるので、規模的にもかなり大がかりな作品になります。まだごく初期の段階の脚本を呼んだのですが、この時点でも既にクレイジー!な出来で、私自身も凄く楽しみにしている作品です」と期待を煽った。

「ウォーキング・デッド」のウォーカー役になってダリルに殺されたいからエキストラを公募して欲しい、というファンの声には、「ホントにウォーカーをやりたいんですか?あれはメイクに時間もかかって、実はコンタクトが凄く大変で、あのコンタクトをするとほとんど前が見えなくなるんですよ。ちなみに今製作中の『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』ではダンサーを集めてウォーカーを演じてもらっているのですが、ダンサーだけに、普通の人が出来ないような体の曲げ方や姿勢をしてくれて、自分自身も長年やっている役なのに凄く新鮮な気持ちで演技が出来ました」とウォーカー役の裏話を明かした。

画像4: 11:00~ セレブ・ステージ: ノーマン・リーダス

リーダスと一緒にバイクで走れるツーリングイベントをやって欲しい、というファンの声には、「仲間と一緒にツーリングで世界中の様々な場所を巡るTV番組を6シーズンも過去にやっていて、ピーター・フォンダやキアヌ・リーブスにも出演してもらい、日本でロケもやって富士山にもツーリングで行ったのですが、またそんな企画をやってみたくなりました」と相変わらずバイク好きの一面を見せた。

映画とTVドラマの違いに関しての質問には「TVは家の居間で決まった曜日にお気に入りの番組を見る、映画は好きな時に好きな作品を見に出かける、なのでそもそも映画とTVの観客は違う部分が結構あると思います。今映画もドラマも両方やっていますが、作り手の側から言っても、ドラマは長いスパンで先々を考えながら製作し演技をするので、種をまいて、それが木になって、時間が経って森になる、という感じですが、映画は最初から細かくキャラクターを作り上げておく、と色々違いますね」と作り手目線での違いを語った。

画像5: 11:00~ セレブ・ステージ: ノーマン・リーダス

最後に「私はいつも日本が大好き!また来るからね!」とあいさつした後、「アイラブユー!アイラブユー!」と何度も繰り返しながら自分のスマホで会場の隅から隅まで何度も撮影して名残惜しそうな様子で会場を後にした。

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