『マッドマックス:フュリオサ』ロンドンプレミア概要
◆登壇者:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、ジョージ・ミラー監督ほか、キャスト&スタッフ
◆特別招待ゲスト:小島秀夫(ゲームクリエイター)
◆ロンドンプレミア:現地時間5月17日(金) /会場BFI IMAX
『マッドマックス』はモノづくりのバイブルと小島秀夫
会場となったのは、イギリス最大のIMAXスクリーンを有する「BFI IMAX」。コスプレをした多くのファンが駆けつけ、「マッドマックス」の世界観たっぷりに装飾され、ユーロビートでDJがラップを披露するなど、会場は大いに沸いていた。
そこへ特別招待ゲストとして、「DEATH STRANDING」「メタルギアソリッド」シリーズ等を誕生させたゲームクリエイター小島秀夫も日本から駆け付けた。「KOJIMA!KOJIMA!」と会場のファンから熱烈に歓迎された小島が手掛ける世界的人気のゲーム「DEATH STRANDING」は、ノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセンなどハリウッドの大御所俳優が多数登場。その続編は2025年にリリースされることが発表されており、親交の深いジョージ・ミラー監督も出演予定だ。
あらゆるメディアやSNSで「ジョージ・ミラーは僕の“神”」と公言するほど小島は、「高校1年生の時に衝撃を受けてから、僕の70%は『マッドマックス』で出来ている。このロンドンプレミアに参加できて、とても興奮をしています。僕の中で『マッドマックス』は、モノづくりのバイブル。映画とはこういうものだと教えてくれました」とコメントし、誰よりも深い“マッドマックス愛”を炸裂させた。
フュリオサの物語をしっかりと伝える必要があるとアニャ・テイラー=ジョイ
会場の熱気が最高潮に達したころ、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、ジョージ・ミラー監督らが登場。大きな歓声に包まれながら会場に集まったファン一人一人に丁寧なファンサービスをしながら挨拶。
シャーリーズ・セロンから“フュリオサ”のバトンを受け継ぎ、これまでの殻を破るような凄みのある熱演を披露する主演アニャ・テイラー=ジョイは、「シャーリーズ・セロンは、とても上品で寛大で親切な方。このキャラクターを演じることについて会話をしました」と振り返り、「最初に脚本を読んだとき、ジョージ・ミラー監督が創り上げたセンセーションナルなフュリオサというキャラクターに圧倒されました。そして、シャーリーズ・セロンが扉を開いたこの素晴らしキャラクターを、私がしっかりと守る必要があり、フュリオサの物語をしっかりと伝える必要があると思いました」とコメント。そして「日本のファンの皆さんに、いち早く観てほしいです。チームで一丸となって一生懸命創り上げたこの作品を、日本で公開されることを楽しみにしています!」とメッセージを寄せた。
子供の頃、父親と一緒に『マッドマックス』に熱狂したとクリス・ヘムズワース
続いてディメタス将軍役で新たな一面を披露するクリス・ヘムズワースは「ジョージ・ミラー監督が創り上げる『マッドマックス』の世界の大ファンです。どの作品でも、多くの時間をかけて、常に挑戦をしていますが、この作品は、どんなに情熱と熱意を注ぎでも満足することがない挑戦的な日々を過ごしました。そして最後には“信じられるか?『マッドマックス』に出演しているんだよ!”ってチーム全員が感じる、とても特別な体験でした」と撮影を振り返り、「オーストラリアで育った私たちにとって『マッドマックス』は、アメリカの「スター・ウォーズ」や、イギリスの「ハリー・ポッター」のような象徴的な映画。だから、ジョージ・ミラー監督からオファーを受けて、この作品に参加できたのは、私にとって夢が叶った想いです。子供の頃、父親と一緒に熱狂したからね」とコメント。
さらに親日家でもあるクリスは「日本は大好きな国です。最近に日本に滞在しましたが、日本という場所も、そこに住む皆さんも、とても素晴らしい。日本でこの作品を公開されるのが待ちきれない!絶対にこの作品を愛してくれるはず。ファンの皆さん、愛しています!!」と熱烈アピールをした。
小島秀夫は双子の兄弟のような存在とミラー監督
そして遂に、唯一無二の世界観を作り出す、小島秀夫とジョージ・ミラー監督というふたりの“天才”が念願の再会。熱烈なハグを交わし、まるで親友のような仲の良さを見せると、さっそく小島は「最高でした。期待値を遥かに超える作品。観るか、観ないかではなく、これからの人生で、何回観るのか、そんな映画です。シンプルだけれど、何回観ても観方が変わる。そんな映画なんてない。特にバイオレンスの先を描く、エンディングが素晴らしかったです」と本作を見ての感想を直接伝え、ミラー監督は「とても会いたかった。直接の対面は7年ぶりなので、嬉しいです。『DEATH STRANDING 2』の予告を拝見しました。彼の作品に出演出来て光栄です。私には双子の兄弟がいますが、彼はまさにクリエイティブでの双子の兄弟のような存在。私には彼の考えや、デザインが見える。そして彼の作品からは、いつもパワフルな情熱が湧き出てくる。私は彼と非常に強いコネクションを感じます」とコメント。小島秀夫に対してのリスペクトを語った。
『マッドマックス』は僕の心臓と小島秀夫
翌現地時間5月18日(土)にはミラー監督との対談を控える小島は「『マッドマックス』は僕の心臓。僕の神から、そんなコメントを頂けるのは光栄です。聞きたいことがありすぎるので、楽しみにしています」と興奮冷めやらぬ様子。
ミラー監督も「彼の頭の中に入って、何を考えているのか、彼のクリエイティビティを覗いてみたい。とても楽しみにしています」とまるで少年のような笑顔で期待を寄せた。ド派手なカーアクションや『怒りのデス・ロード』から引き続き登場するクールで狂った武装集団ウォーボーイズたちなど、唯一無二の“マッドマックスサーガ”の世界観や、シャーリーズ・セロンからしっかりとバトンを受け継いだアニャ魅せる<フュリオサ>の新たな一面。ヒーローのイメージが強いクリス・ヘムズワースが演じる残虐非道な悪役<ディメンタス将軍>の他には類を見ない魅力あふれるキャラクターなど、まだまだ語り足りない様子の小島。貴重なふたりの対談は、後日公開される予定。
『マッドマックス:フュリオサ』
2024年5月31日(金) 全国ロードショー!日本語同時上映
日本語吹替版/IMAX®/4D/Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)/ScreenX
配給:ワーナー・ブラザース映画
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