人気刑事アクション「あぶない刑事」シリーズの最新作となる『帰ってきた あぶない刑事』が5月24日(金)より全国公開中。この度、本作の大ヒットを記念してタカ&ユージを演じた舘ひろし、柴田恭兵からファンへ感謝の言葉を伝えるべく大ヒット御礼舞台挨拶が開催された。

オリジナル缶での乾杯からイベントはスタート!

本作『帰ってきた あぶない刑事』は、2016年の『さらば あぶない刑事』(16)から8年ぶりとなる「あぶない刑事」シリーズ最新作。刑事を引退しニュージーランドで探偵事務所を立ち上げ、悠々自適な暮らしを送っていたタカ(舘ひろし)&ユージ(柴田恭兵)。再び横浜に戻り探偵の仕事をスタートさせようとする二人の前に、“依頼人第一号”として現れたのは娘と名乗る永峰彩夏(土屋太鳳)が現れ、彼女の依頼により母親探しを始める二人だが、行く先々で事件が多発。やがて二人のもとに、横浜で爆破テロを画策する“新たな敵”の影が忍び寄る。

5月24日(金)の公開から3日間での観客動員数が25万人を超え、週末観客動員数ランキングで1位を記録した本作。公開後もファンからは熱の高い口コミが広がり、今もなお“「あぶ刑事」フィーバー”が続く中、応援してくれたファンに向けタカ&ユージを演じた舘ひろし、柴田恭兵から感謝の言葉を伝えるべく開催された、今回の大ヒット御礼舞台挨拶。怒涛のプロモーション期間を駆け抜けた二人にとって、記念すべき“最後”の登壇となる舞台挨拶ということもあり、上映後の劇場は熱気で包まれていた。

いよいよ舞台挨拶が始まると、MCの呼びかけにより舘ひろし&柴田恭兵は客席の後方扉から登場!客席からは大きな歓声と拍手が湧き起こる中、ファンサービスをしながら客席の間を歩いてステージに登壇。大ヒットを祝うべく、今回の舞台挨拶では本イベントのためだけに作られた「あぶない刑事」デザインのオリジナル缶を用意。キャストのみならず観客にもふるまわれ、それぞれドリンクを片手に舘&柴田の掛け声で乾杯が行われると、舞台挨拶がスタートした。

画像: 客席の間を歩いて登場した舘ひろし、柴田恭兵

客席の間を歩いて登場した舘ひろし、柴田恭兵

画像: この日のために作られたオリジナルの缶ドリンクで乾杯

この日のために作られたオリジナルの缶ドリンクで乾杯

ファンからの感想に喜びを見せる舘と柴田

劇場公開から2週間を迎えた本作。大ヒットを記録している本作だが、まずは周囲からの反響について問われると、舘は「つい先日、ゴルフの練習に行っていたのですが、偶然ゴルフ場に居合わせた方から“あぶない刑事観ました!”と声をかけていただいて…。いろんなところで観ましたと言われることが多くて、今までとちょっと(反響の大きさが)違うかなと感じました」と明かす舘。

画像: 舘ひろし

舘ひろし

一方柴田も本作の反響の大きさを感じていたそうで、「友人から“娘と観ました”という声をもらいました。“初めて娘と一緒に『あぶ刑事』を観ることができて感動した”と言ってもらえて嬉しかったです。あとは草野球の仲間たちから、(先日行われたセレモニアルピッチでの投球に関して)“ナイスピッチング!”と(笑)」と明かし、頬を緩ませる。

画像: 柴田恭兵

柴田恭兵

今回の舞台挨拶では、SNSに寄せられている一般客の口コミや感想をもとにトークを展開。まず読み上げられたのは、本作でタカとユージが家で寛ぐ姿や私服姿も登場することに触れた「そんな姿を見るのがシリーズ38年目にして初めてなんだ!驚くほど溶け込んでいて、でも胸を突く新鮮さ。進化してる…!」という感想。

舘は「最初、38年前に『あぶない刑事』を撮り始めた時に(TVシリーズの)長谷部(安春)監督と、(『あぶない刑事』の生みの親である)企画の黒澤満さんと、“タカとユージのプライベートは絶対に見せない”というコンセプトで動き出したんですね」と明かし、「(今までの過去作では)二人がどこに住んでいるのかなどそういう部分は一切見せてこなかったんですが、今回はそういう一面を見せていくのもいいのかなと」と笑顔を見せた。

柴田も「僕のイメージとしては(タカとユージが一緒に住んだら)ユージは料理や洗濯、お買い物とタカの世話を焼くだろうと。一方でタカは小さなホコリも気になったり神経質なところがありそうだなとか、でも食器洗いは二人でするというような、そんな約束事も二人の中でありそうだなと。いろんな二人の顔が少しでも垣間見えたらいいなと思い演じていました」と想像を膨らませながら演じていたという。

一方、これまで「あぶない刑事」シリーズに触れていなかったものの、本作を鑑賞したというファンからは、「なんにも難しいこと考えずにタカとユージが活躍することが正義!悪いやつはバーン!リアリティーとかコンプライアンスとか、そんなのいらん。純粋に楽しかったー!」という声も。

純粋に楽しめたというこの声に対し、「ありがたいですね。私なんて、ノーヘルでバイクに乗ってショットガンを撃っていますから…(笑)コンプラも何もないですよね」と笑う舘。そんな舘の撮影をそばで見守っていた柴田は「舘さんは元暴走族ですから(笑)、何も心配していなかったんですが、3〜4本目からは事故にならないように祈りながら見ていました」と笑いを交えながら撮影裏を明かしていた。

相手へのリスペクトと愛について語った舘と柴田

このように今まで「あぶない刑事」に触れてこなかった新しいファンからも熱い感想が寄せられているが、柴田は「初号で役者やスタッフ、関係者で初めて本作を観たんですが、観終えた時に舘さんと目があって、ニコッと笑って頷いてくれたんですよね。タカはダンディで素敵だし、薫は変わらず爆発しているし、“トロイ動物”(仲村トオル演じる町田透)も頑張っているし…。他にもゲストの方や音楽も素晴らしくて、良い出来になったんじゃないか」と手応えを感じていた様子を回顧する。「でもそう思っているのは70歳を過ぎた僕の感覚なんです。果たしてこの魅力が皆さんに届くだろうかと不安もありましたが、こうしてヒットしてくれてホッとしています」と心境を語り、胸を撫で下ろした。

そう映画が公開する前の胸の内を明かしていた柴田だったが、舘は「『あぶない刑事』って、恭サマそのものだと思うんです。僕が土台で、恭サマがその上の建物のような…。38年前の1作目からやっていることは変わりません」と語る。その言葉に柴田も「この、舘さんの懐の広さと優しさに助けられています。(タカ役が)舘さんじゃなかったら、こうはならなかったと思います。素敵な出会いだったと思いますね」と感謝の言葉で返し、微笑んでいた。

続いて読み上げられたのは、往年の「あぶ刑事」ファンからの「過去作へのオマージュに感動。夏子のライブシーンでのあの曲に鳥肌が立った!毎日観に行きたい!!」という感想。このシーンについて舘は「夏子という女性が(グランドキャバレーである)カプリアイランドで歌うシーンでは若かりし頃の僕らが登場しますが、そこで僕が着用しているスーツは当時(80年代に)着用していたスーツの一つなんですね。今回こういう機会がたまたまあったものですから、当時のものを使ってみました」と貴重な裏話を披露する場面も。一方の柴田もこのシーンについて、「若い頃のユージが登場するということで、ちょっと生意気なユージの一面が表現できたらいいなと思い演じました」とこだわりを明かしていた。

さらに小学生の時に「あぶ刑事」にどハマりし、本作は息子と鑑賞したというファンからの感想も。「帰ってきた嬉しさで涙が出そうでしたが、息子の前なので必死に堪え震えながら観ました。38年間の思いが全て詰まった映画で最高でした」と熱量あふれる感想が読み上げられると、二人に向けMCから歳を重ねて“出来るようになったこと”、さらに“できなくなってしまったことは?”という質問が。

舘は「僕は走るのがしんどいかなと。映画の最後にジャンプするシーンがありますが、撮る前は“飛べるのかな”と思いましたね。昔に比べると飛べなかったです(笑)」と笑い飛ばす舘。対する柴田は「僕は自分のことはよくわかりませんが…」と前置きしながら、「舘さんができるようになったのは、台本を読んでくること!」と断言すると会場からは大きな拍手と大きな笑いが!観客のリアクションに思わず舘も立ち上がり「なんで拍手するのよ!(笑)」とツッコミながら、「でも本当にそうですね。38年前は毎日のように(TVシリーズの)撮影がありましたが、遊ぶのが忙しくて台本を読んでいる時間が作れなくて…(笑)現場で恭サマが“ここのシーンはこうだよ”とか色々教えてくれて」と回顧。柴田も「(舘は)犯人を見るとすぐ銃で撃とうとするんですよ。だから“このシーンではまだ撃っちゃダメです”と教えたり(笑)」と今だから明かせる貴重な秘話も飛び出していた。

画像: 特徴的な銃の構え方について実演する舘

特徴的な銃の構え方について実演する舘

画像: 柴田もユージの射撃スタイルを実演

柴田もユージの射撃スタイルを実演

そしてトークの終盤ではMCから、それぞれに異なる魅力を放つタカとユージを演じた二人へ、お互いに対して“カッコイイ”と感じる部分は?という質問が。舘は「やっぱり『あぶない刑事』を作ったのは恭サマだと思います。軽快なアドリブや動き、これはもう本当に(柴田のような俳優は他に)誰もいないですね。本当に素晴らしいと思う」と称賛。柴田も「舘さんは優しいんです。本作で舘さん(演じるタカと)太鳳ちゃん(演じる彩夏)が話すシーンで見せていた、タカの娘を見守るような温かい表情。あんな表情は今までの『あぶ刑事』では見せていなかったですし、あれは(演じる役者の)根っこに優しさがないと出せない表情だと思うんですよね」と魅力を力説し、相思相愛ぶりを垣間見せていた。

そんなタカとユージの形容しがたい唯一無二の関係性が描かれることから、最後に飛び出したのは“お互いの愛しているポイントは?”という質問。舘は「いやぁ…とにかくどこが好きっていう話ではないんです。僕は本当に俳優人生の中で、恭サマに出会えて、一緒に『あぶない刑事』を作ることができたことが、本当に奇跡だと思っています。本当に感謝しています」と述べると、柴田も「(舘の)優しさとわがままさに振り回されながら(笑)ずっと付き合ってきましたが、(そんなところも含めて)大好きです」と応えた。

ラストには「行くぜ、タカ」「OK、ユージ」と軽快なやりとりを生披露!

フォトセッション後には舘&柴田から観客に向け、「38年間、本当にありがとうございました!『あぶない刑事』、映画作品としては興行成績の記録を更新しているところでございます。皆さん何度も観ていただいて、もっと成績を上げていきたいと思っています(笑)本当にありがとうございました!」(舘)、「何度もお伝えしていますが…『帰ってきた あぶない刑事』で“帰ってこさせてくれて”感謝しています。皆さんの応援のおかげで、これだけ長く『あぶ刑事』を続けることができました。心から感謝しています。ありがとうございました!」(柴田)と“最後”のメッセージが。

このままイベントが締めくくられるかと思いきや、突然電話の着信音が鳴り響く会場。おもむろにテーブルの下に隠されていた電話を取り出し、受話器を握ると「はい。こちらT&Y探偵事務所です」と話し始める柴田。

画像: ラストには「行くぜ、タカ」「OK、ユージ」と軽快なやりとりを生披露!

「薫がまた大暴れしているんだって」(柴田)、「あいつ、38年経っても変わんねぇなぁ」(舘)と劇中さながらの息ぴったりな掛け合いをサプライズで披露!さらに柴田から「関係ないね!」と“『あぶ刑事』名物”とも言える決めセリフも飛び出した。最後は「行くぜ、タカ」(柴田)「OK、ユージ」(舘)と軽快なやりとりを見せながら舞台から降壇。再び客席を練り歩きながらファンサービスを行い、最後の最後までスペシャルな“ファンへのプレゼント”が詰まった舞台挨拶に、場内からは大きな拍手と歓声が沸き起こっていた。

『帰ってきた あぶない刑事』
大ヒット公開中

監督:原廣利
脚本:大川俊道、岡芳郎
製作プロダクション:セントラル・アーツ
配給:東映

■キャスト
舘ひろし    浅野温子  仲村トオル   柴田恭兵
土屋太鳳
西野七瀬  早乙女太一  深水元基
ベンガル 長谷部香苗 鈴木康介 小越勇輝 / 杉本哲太
岸谷五朗  / 吉瀬美智子

©2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会

This article is a sponsored article by
''.