元NASAの技術者ホーマー・ヒッカムの回顧録を完全映画化した『遠い空の向こうに』(1999/原題:October Sky)。1957年10月にソ連が打ち上げたスプートニク1号に触発され、自らの手でロケットを造る決意をする青年時代のホーマーを演じたのは、撮影当時まだ18歳のジェイク・ギレンホールだった。同じ夢を追う少年たちとの友情、家族との愛と葛藤、信頼できる恩師との絆———様々なテーマと向き合いながら、初めは周囲から相手にされていなかったホーマーの熱い想いが、ナショナル・サイエンス・フェアにおいて最優秀科学研究賞を受賞するに至るまでの顛末を描いた心揺さぶる感動作品となっている。
『遠い空の向こうに』全米公開から四半世紀———今回、SCREEN Collectionsが公開するのは、ホーマーがナショナル・サイエンス・フェアにおいて最優秀科学研究賞を受賞した際に授与された、作品を象徴する記念のメダルになります。物語の終盤、ホーマーはこの賞をもらったことで大学から奨学金のオファーが殺到。その後、重病で入院する恩師のライリー先生(ローラ・ダーン)へ、このメダルを見せながら受賞の報告を果たします。続いて、今までで最も高い到達点を目指す<ライリー号>を打ち上げる際に集まってくれた家族やコールウッド町に暮らす人々へ向けて、感謝の気持ちを込めてメダルを掲げます。
ホーマーのその後の人生を大きく変えた記念碑のアイテムとして、感動のエンディングへ向け何度も登場する実使用のプロップとなります。