藤ヶ谷太輔と奈緒の表現力の奥深さを萩原健太郎監督が絶賛
この小説に出会ったときから衝撃を受け、「人生で一番好きな小説」と映画化を熱望する藤ヶ谷太輔、そして「辻村作品に出演するのが夢だった」と語る奈緒がW主演を務め、婚活で付き合い始めるも1年も将来を決めない【傲慢】な架と、親の敷いたレールの上で【善良】に生きてきた真実を等身大で演じる。2人はマッチングアプリで出会い、婚約した直後、真実が突然失踪してしまう。彼女を探すうち<知りたくなかった過去と嘘>が明らかになる。すべてをさらけ出した2人がたどり着く選択は映画版ならではのオリジナルな展開となっている。
本作では『ブルーピリオド』(24)が控えている萩原健太郎監督と、ドラマ「最愛」(21/TBS)で定評がある脚本家・清水友佳子がタッグを組んだ。原作者の辻村深月は「完成した映画を観て、とても驚きました。よくぞここまで彼らのことを理解し、心に迫ってくれたと感動し、大きな感謝に包まれました」とコメントしている。
原作の大ファンであり映画化を熱望していた藤ヶ谷と奈緒のキャスティングについて、萩原監督は「スターなのに誰とでも常にフラットに接する藤ヶ谷さんと重なる部分を感じました。藤ヶ谷さんのコアにあるそういう優しさが現場で常に滲み出ていて、どんどん架の事が好きになりました。奈緒さんは真実というキャラクターの背景をどこまでも深く広く想像力をもって演じてくださいました。撮影前は想像していなかった真実の姿を見る度に真実が自分の想像を超えて魅力的な女性であると気付かされました」と語る。
キャラクターたちの場面写真到着
藤ヶ谷演じる西澤架は、社交的な性格で友達も多く、仕事も恋愛も順風満帆。ある日、長年つきあった彼女にフラれたことをきっかけに、マッチングアプリを始める。そこで出会った真実と付き合うが、1年経っても将来を決められない【傲慢】な部分も。突然失踪した真実の行方を追う内に、架は知りたくなかった彼女の“過去と嘘”に向き合うことになる。
奈緒演じる架の婚約者坂庭真実は、英会話教室で事務員として働く。控え目な性格で、進路も結婚相手も人に決めてもらうなど、これまで親の敷いたレールの上で【善良】に生きてきた。マッチングアプリで出会った架からプロポーズを受けるが、突然失踪。彼女の人生を賭けたある行動が、架を大きく動かすことになる。
さらに、高橋耕太郎(倉悠貴)は真実が出会う災害ボランティアのリーダー。架の古くからの友人の美奈子(桜庭ななみ)は要領よく生きてきた“勝ち組”。はっきりとした物言いで、架に真実を紹介されると、思わず元カノと比べるような発言をしてしまう。真実がストーカーに襲われた夜も、架たちとの飲み会に参加していた。
真実の姉である岩間希実(菊池亜希子)は自分の道は自ら決めていくタイプ。真実の理解者ではあるが、親の言うことばかり聞く真実を批判する一面もあり、真実の失踪を他の男と逃げたのではと疑っている。小野里(前田美波里)は、真実の実家近くにある結婚相談所の所長。真実の母親に依頼され、真実にお見合い相手を紹介する。真実の失踪について尋ねてきた架に対し、核心に迫る言葉を与える。
『傲慢と善良』
9月27日(金)全国公開!
配給:アスミック・エース
©2024 映画「傲慢と善良」製作委員会