いよいよ2024年7月24日(水)に『デッドプール&ウルヴァリン』が公開! あのクソ無責任ヒーローが伝説のヒーローとチームアップ! 待望のマーベル・スタジオ最新公開作に向けて備えましょう!(10の注目ポイント:文・杉山すぴ豊/デジタル編集・スクリーン編集部)*本記事は鑑賞前に書かれた記事になります。

ヒーローの常識覆す! “混ぜるなキケン”なふたり!

画像: ヒーローの常識覆す! “混ぜるなキケン”なふたり!

口を開けばジョークに下ネタ、観客に向けてのメタ発言、戦う理由は超個人的、だけど憎めない…と掟破りなヒーロー“デッドプール”。最新作では、過去2作でも散々イジり倒してきたマーベル映画のレジェンド・ヒーロー“ウルヴァリン”とコンビを組み、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初のR指定映画としてカチコミをかける!

“俺ちゃん”ことデッドプール役にはもちろんライアン・レイノルズ。第2作に続き、脚本・プロデューサーとしても名を連ねる。そしてウルヴァリン役には『LOGAN/ローガン』(2017)での同役引退を覆し、レイノルズの親友でもあるヒュー・ジャックマンがカムバック!

共演には、デッドプールの恋人ヴァネッサ役のモリーナ・バッカリンほか「デッドプール」ワールドを彩るおなじみのキャスト陣に加えて、邪悪な強敵と目されるカサンドラ・ノヴァ役でエマ・コリン(「ザ・クラウン」ダイアナ妃役など)、TVA(時間変異取締局)のエージェント役でマシュー・マクファディン(「メディア王~華麗なる一族~」トム役)が参加。さらには豪華なカメオキャストも噂されている。

監督は『フリー・ガイ』(2021)や「ストレンジャー・シングス~未知の世界~」のショーン・レヴィが務め、脚本には前2作に続きポール・ワーニック&レット・リースが参加。「デッドプール」シリーズ初のディズニー配給作品ながら、予告編でもさっそく『アナ雪』を揶揄する不謹慎なジョークが登場するなど、過激な発言やバイオレンス描写も健在。

MCUに参入し更にスケールアップしたデッドプールの大暴れぶり、これを観ずしてこの夏は始まらない。映画館に“Let’s f**ki’n Go!”

あらすじ

不治の病を治療するために受けた人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れた元傭兵のデッドプール(ウェイド・ウィルソン)。大切なファミリーのために世界の命運をかけたミッションに挑むことになったデッドプールが助けを求めたのは、ミッションのカギを握る男ウルヴァリン。世界平和のため、戦ってきたウルヴァリンだが、ある理由から戦いから遠ざかっており・・・。果たして全く異なる個性の2人は力を合わせ世界を救えるのか!?

杉山すぴ豊が解説! 10の注目ポイント

「X-MEN」映画とMCUの世界が融合!

画像: 「X-MEN」映画とMCUの世界が融合!

ウルヴァリン/ローガン(ヒュー・ジャックマン)
(画像右)
不死身の体と超金属アダマンチウムの爪で戦う。X-MENに属していた。

デッドプール/ウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)
(画像左)
元傭兵で不死身の肉体を手に入れた。おしゃべりと刀、銃が得意。

マーベルの中でも抜群の人気を誇る2人がバディを組む?! コミックでは両者ともX-MEN系のキャラで、そもそもデッドプールはウルヴァリンの能力を移植されて生まれたので縁があるが、映画でも本格的共演がついに実現。

また本作は2人が今まで活躍した20世紀フォックス(現20世紀スタジオ)時代のX-MEN映画ユニバースとマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)が融合するというアメコミ・ヒーロー映画のこれからを変える超大作だ。

【キーワード】
 X-MEN

特殊な遺伝子の力でスーパーパワーを得たミュータント(新人類)たちによって組織されたヒーロー・チーム。

デップー行きます! ウルヴァリンと本格タッグ

画像: デップー行きます! ウルヴァリンと本格タッグ

実はデッドプールの元になるキャラをライアン・レイノルズは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で演じている。その設定を一新して作られたのが映画『デッドプール1&2』。なのでウルヴァリンと本格的に組むのは本作が初めてとなる。デッドプールは“第四の壁を超える”という能力があり画面の向こうから観客にまた話かけてくるだろう。

今回のヴィラン、コミックではプロフェッサーXの妹!

画像: 今回のヴィラン、コミックではプロフェッサーXの妹!

カサンドラ・ノヴァ(エマ・コリン)
恐るべきパワーを持つ邪悪なミュータント。プロフェッサーXと関連が?

今回のヴィランと言われているのはカサンドラ・ノヴァ。スキンヘッドで恐るべきサイキック・パワー(念力やテレパシー等)の持ち主。その外見と能力からもわかるように、原作コミックではX-MENの創始者であるプロフェッサーXの、邪悪な双子の妹。また予告ではレディ・デスストライク等歴代X-MEN映画のヴィランの姿も確認できる。

今までのウルヴァリンは別人!?

画像: 今までのウルヴァリンは別人!?

今回の映画のウルヴァリンは黄色いコスチューム姿。原作コミックではポピュラーな姿だが今までこのコスチュームで登場したことはない。また『LOGAN/ローガン』ではウルヴァリンは死んでいる。ということは過去の「X-MEN」映画、ウルヴァリンのスピンオフ映画に登場したウルヴァリンとは別ユニバースのウルヴァリンの可能性も大なのだ。

『デッドプール2』での行動で“TVA”に目を付けられた?

画像: 『デッドプール2』での行動で“TVA”に目を付けられた?

ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)
(画像左)
死ぬ運命だったがデッドプールが過去に戻って生き返らせた恋人。

恋人ヴァネッサと幸せそうなデッドプール。本作ではMCUドラマ・シリーズ「ロキ」に登場したTVA(時間変異取締局)がデッドプールに接触してくる。TVAは時間軸を乱す者たちを取り締まる存在。映画『デッドプール2』においてデッドプールはタイムトラベルし、ヴァネッサが死ぬ歴史を書き換えてしまったのでTVAに目をつけられた?

【キーワード】
 TVA

時間変異取締局。タイムトラベル等で歴史が変わることにより発生する時間軸の混乱を管理・取り締まる組織。

あの人もこの人もカムバック!

画像: あの人もこの人もカムバック!

ブラインド・アル(レスリー・アガムズ)
デッドプールの同居人でコカインをきめ銃をぶっ放す盲目の老女。

映画『デッドプール1&2』に登場のデッドプールの友人たちが多数カムバック。コカイン好きの盲目老女ブラインド・アル、X-MEN仲間のネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド、コロッサス、ユキオ。タクシー運転手ドーピンダー、はちゃめちゃなチーム“X-フォース”から二刀流使いのシャッタースターと普通の人間ピーターらが集結。

今回も出会いは“酒場”で…!?

画像1: 今回も出会いは“酒場”で…!?

予告では酒場のおやじに出禁と言われ落ちぶれているウルヴァリン。飾られている国旗からここはカナダ?(写真上) 酒場はウルヴァリンが出てくる映画の中ではわりと重要な舞台。『X-MEN』でローグと出会ったり『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』では若き日のプロフェッサーXとマグニートーがウルヴァリンに「失せろ」と言われた。

画像2: 今回も出会いは“酒場”で…!?

【キーワード】
 マルチバース

この宇宙には複数のパラレルワールドが存在するという設定。MCUと「X-MEN」映画の世界はマルチバース同士の関係だった。

虚無(ヴォイド)空間にデップーたちが足を踏み入れる!

画像: 虚無(ヴォイド)空間にデップーたちが足を踏み入れる!

この荒野のような空間はMCUドラマ「ロキ」に出てきた“虚無(ヴォイド)空間”。TVAに“剪定(一種の消去作業)”された全てのものが移送される“時の終わり”とされる場所。つまり2人はMCUの世界に足を踏み入れた。予告ではアントマン(巨大化しているのでジャイアントマン)の死体がここに放置されていることがわかる。

元ネタコミックは「ウルヴァリン:パッチ」?

画像: 元ネタコミックは「ウルヴァリン:パッチ」?

カジノのような場所にいるデッドプール。予告ではこの後にテーブルに座っているウルヴァリンらしきキャラの後ろ姿が写る。そのウルヴァリンは白いスーツを着ていることがわかる。マドリプールという魔都を舞台にした「ウルヴァリン:パッチ」というコミックシリーズがあり、そのバージョンのウルヴァリンである可能性が大。

刀と爪の血みどろアクションに期待!

画像: 刀と爪の血みどろアクションに期待!

デッドプールもウルヴァリンも光線技や超能力の使い手ではなくアクロバチックな肉弾戦を得意としている。また特殊な武器も使わずデッドプールは刀と銃、ウルヴァリンは長く伸びた超合金の爪で相手を斬り倒すのでかなり血まみれの戦いに。なお本作はR指定になる予定でかなり過激なバイオレンス描写が期待できる。

『デッドプール& ウルヴァリン』
2024年7月24日(水)公開
2024/アメリカ/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ショーン・レヴィ
出演:ライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマン、エマ・コリン、マシュー・マクファディン、モリーナ・バッカリン、レスリー・アガムズ

© 2024 20th Century Studios / © and ™ 2024 MARVEL.

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