エストニアにおけるアカデミー賞EFTAで史上最多9部門受賞作!
ポップカルチャーが禁じられたソ連占領下のエストニアで、カンフーと伝説的ロックバンド”ブラック・サバス”の音楽に熱狂する主人公が、周囲を巻き込みながらもカンフー修行の道を突き進む。本作は自分らしく生きるとは?という悩みを抱え、日々を生きる現代人を揺さぶる普遍的テーマを描く。世界の映画祭で絶賛と笑い&ショックを巻き起こし、エストニアのアカデミー賞といわれるEstonian Film and Television Awards 2024では11部門にノミネート。作品賞をはじめとする最多9部門受賞。さらに多くの映画祭で上映され賞を獲得している。
監督は、若くして「映画の神童」と呼ばれ、“エストニアのギレルモ・デル・トロ”ともいうべき奇才、ライナル・サルネット。日本でのスマッシュヒットを記録した前作『ノベンバー』はモノクロの映像美が印象的なダークファンタジーだったが、本作はメタルとカンフーに魅入られた青年の成長をカラフルかつレトロでキュートな映像で描いた青春コメディとなっている。
本作について、監督は「テーマは『自分自身、ありのままであれ』。自分に正直であればこそ、人は内面を成長させ、世の中を生きていける。」と語る。カンフーの道に進む男の行き着く先とは?監督が語るテーマは、日々に忙殺され自分のあり方に疑問を抱えがちな現代人こそ必見の普遍的なものとも言える。
主人公ラファエルを演じるのはエストニアの若き個性派俳優、ウルセル・ティルク。本作の熱演が評価され、EFTA2024で最優秀男優賞を受賞した。主人公が恋に落ちる女性リタにはエステル・クントゥ。『Firebird ファイアバード』等、数々の映画やTVドラマにも出演する出演人気俳優であり、ライナル・サルネット監督とは『ノベンバー』以来のコラボレーションとなる。
また、音楽を手掛けたのは国内外で活躍する音楽家、日野浩志郎。本作にてEFTA2024最優秀音楽賞を受賞した。
奇想天外な場面写真と30秒予告が解禁
国境警備の任に就いた主人公ラファエルの前に、3人のカンフーの達人が現れる。皮ジャンに身を包み、ラジカセでメタルを鳴らしながら宙を舞う彼らの前に警備隊は壊滅状態に。奇跡的生還を果たしたラファエルは、その日以来、禁じられたカルチャーであるブラック・サバスの音楽やカンフーに熱狂するように!
さらに空回りの冴えない日々を送るラファエルだったが、偶然通りかかった山奥の修道院でカンフーを扱う修道士たちに衝撃を受け、即座に弟子入りを志願するのだった。
今回解禁となった場面写真はそんなラファエルがブラック・サバスとカンフーに熱狂し、誰にも止められない破天荒さでやりたい放題しまくるシーンばかり。
聖職者の衣装を纏い、ラファエルが華麗に空を飛ぶシーンや教会で謎の修道士たちの上を司祭が乱舞する絵画のような美しさをもつシーン、まるで子供のように瞳をキラキラと輝かせ何やら楽しそうなラファエルや打って変わって車の中で悪巧みを考えていそうなシーン、ラファエルが一目惚れをする美しい女性・リタ、そして小雨の降る中、赤いクラシックカーのそばにリタと二人で佇む姿が印象的なものなど一挙7点を解禁。
そして同時に解禁となった30秒予告では、メタルとカンフーに目覚めたラファエルが「最強のカンフーを極めたい」という願いを叶えるため、突如教会に現れるところから始まる。そんな破天荒すぎる彼を見て「神の使いかも」と期待する修道士たちと後ろに流れるメタル音楽に鼓舞されるかの如くパワーみなぎるラファエル。果たして、ラファエルは自身のカンフーを解き放つことができるのか! カンフーアクションも、パワーワードも満載な予告となっている。
【STORY】
国境警備の任に就く青年ラファエルの前に、3人のカンフーの達人が現れる。皮ジャンに身を包み、ラジカセでメタルを鳴らしながら宙を舞う彼らの前に警備隊は壊滅状態に。奇跡的生還を果たしたラファエルは、その日以降禁じられたカルチャーであるブラック・サバスの音楽やカンフーに熱狂するようになる。しかし見様見真似のカンフーでは気になった女性一人も射止めることができない。空回りの冴えない日々を送るラファエルは、ある時偶然通りかかった山奥の修道院で衝撃の出逢いを果たす。それは、見たことのないカンフーを扱う僧侶たち・・・即座に弟子入りを志願するラファエルなのだった!
『エストニアの聖なるカンフーマスター』
2024年10月4日(金) 新宿武蔵野館 他全国公開
監督・脚本:ライナル・サルネット
製作:キッサ・カトリン
撮影:マート・タニエル
振付:サーシャ・ペペリャノフ
音楽:日野浩志郎
出演:ウルセル・ティルク、エステル・クントゥ、カレル・ポガ、インドレク・サムル
原題:NAHTAMATU VOITLUS/英題:THE INVISIBLE FIGHT
2023年/エストニア・フィンランド・ラトビア・ギリシャ・日本ほか/エストニア語/115分/シネマスコープ/5.1ch/日本語字幕:横井和子/字幕監修:小森宏美/提供:フラッグ
配給:フラッグ・鈴正
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