誘拐犯は24時間後に生還できるか?
今回解禁となる映像は、バレリーナヴァンパイアとなり、次々と誘拐犯たちを襲っていくアビゲイル(アリーシャ・ウィアー)を、グループのリーダー、フランク(ダン・スティーヴンス)がなんとか地下エレベーターに捕獲したところから始まる。
監禁され、脱出する手段が無いはずのアビゲイルが自信たっぷりに不敵な笑みを見せるが、絶対的優位な立場のフランクは軽く一蹴する。
するとその瞬間、アビゲイルの表情から笑みが消え、凄まじい勢いでエレベーターの扉を両手で破壊するのだ。
あまりの激しさにフランクは吹き飛ばされるのだが、アビゲイルはしなやかにバレエを踊りながらじわりじわりと迫り、馬乗りになって噛み付こうとした瞬間、間一髪で仲間が駆けつけ、壁を破ってヴァンパイアの苦手な太陽光で反撃しようとするのだが。
Netflix映画『マチルダ・ザ・ミュージカル』では正義感溢れる聡明な少女マチルダを演じたアリーシャ・ウィアーだが、本作では純粋無垢で可憐な少女の皮を被った、冷徹なヴァンパイアを巧みに演じており、「無邪気な女の子から吸血鬼へ変身し、まるで違う考え方になることにワクワクしたわ。別の人間に変わるのではなく、まったく違う吸血鬼という種族に変わるのよ。歯をつけて血まみれになるのがとても楽しく、殺戮モードに心をセットするのがすごく面白かったの。声のトーンも変わったりしてね」と、嬉々としてヴァンパイア役を演じていたことを明かしている。
また、アビゲイルは常にバレリーナであることを忘れず、しなやかな動きで人を襲うスタイルについて「彼女は本当に素晴らしいバレリーナよ!振付師と私は、映画の中のどんなシーンであっても、アビゲイルのダンススキルの高さをみせるよう工夫したの、バレエの技術を使ってね。
物語が進むにつれて、彼女の動きは激しくなって、軽やかさは失われてもなお、彼女が素晴らしいダンサーであることはわかるわ」と話す。
本映像を見るだけで、アビゲイルを演じるアリーシャが、バレリーナの動きを一連の流れとして取り入れていることが分かるとともに、アビゲイルが他にもどのような攻撃を仕掛けてくるのかますます本編が気になる。
アビゲイルの吸血鬼としての凶暴性に対比するように併せ持つ、バレリーナとしての繊細な立ち振る舞いと格闘の結末を、是非大スクリーンでたしかめてみたい。
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