この秋、最狂の敵が登場する2作品の韓国映画が続けて公開。まずは、マ・ドンソクがシナリオの原案をはじめ、企画や制作、主演まで務める「犯罪都市」シリーズの第4弾『犯罪都市 PUNISHMENT』から。アクションも敵も、更にグレードアップしているようです!
(文・相馬学/デジタル編集・スクリーン編集部)
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イントロダクション

ヤクザからも恐れられている怪物刑事マ・ソクトが帰ってきた!

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 韓国の国民的スター、マ・ドンソクが主演と製作を務める人気アクションシリーズ「犯罪都市」の第4弾。鉄拳を武器に難事件に挑む剛腕刑事マ・ソクトの戦いが4度、繰り広げられる。シリーズの魅力のひとつに挙げられるのは、国際犯罪が題材となること。本作では違法オンラインカジノという現代的な問題が取り上げられ、韓国とフィリピンの国境をまたいだ主人公の奔走がスリリングに繰り広げられる。もちろん、傍若無人なマ・ソクトのユーモラスなキャラクターは健在。ネット用語や英語には弱いが、目の前の悪党にはメチャクチャ強い現場主義の刑事像に、ドンソクが今回もチャーミングな息吹を吹き込む。

 2作目から製作に参入しているドンソクのプロダクション、ビッグ・パンチ・ピクチャーズが今回も製作を主導。シリーズを通じてアクション演出を務め、『バッドランド・ハンターズ』で注目された新鋭ホ・ミョンヘンが監督となり、ドンソクが得意とするボクシングの技を主体にした立ち回りを取り入れ、迫力のある肉弾アクションを演出する。

 ソクトを取り巻くソウル広域捜査隊の面々は、前作と同じ顔ぶれが再結集。シリーズ1、2作目に登場したパク・ジファンふんする元ギャング、チャンが再登場し、ソクトとユーモラスなやりとり見せるのも注目のポイントだ。また、ドンソク主演の『悪人伝』で刑事役を演じたキム・ムヨルがとてつもなく冷酷なヴィランを演じて凄みを発揮。ほか、『エクストリーム・ジョブ』のイ・ドンフィは頭脳派の悪役にふんする。

あらすじ

画像: あらすじ

 2018年、フィリピンに拉致されていた韓国人のプログラマーが惨殺死体となって発見された。ソウルの刑事ソクト(マ・ドンソク)は捜査に着手し、事件の背後に違法オンラインカジノの存在があることを突き止める。一方、黒幕であるIT業界の大物ドンチョル(イ・ドンフィ)は実行犯である手下のチャンギ(キム・ムヨル)を操り、暗号資産を使った悪事を企てていた。ソクトら捜査陣は困難を乗り越えながら、彼らの悪事の全ぼうに着実に迫っていく。

CHECK POINT

シリーズで初めて海外ロケを敢行!

画像: シリーズで初めて海外ロケを敢行!

国際犯罪を扱っているシリーズではあるが、じつは韓国の外での撮影は今回が初めて。舞台のひとつ、フィリピンで6日間のロケを行なった。チャンギのオンラインカジノや、イスの主導によって作られる偽造カジノなどの撮影を敢行。屋外の場面のエネルギッシュかつ猥雑な空気感も生き、うだるような暑さのフィリピンと、寒い冬を迎えた韓国の対比が浮かび上がる。

マ・ドンソクのボクシングアクションもグレードアップ!

画像: マ・ドンソクのボクシングアクションもグレードアップ!

シリーズでは毎回、格闘演技のスタイルを微妙に変えているドンソクだが、今回は彼のルーツであるボクサーとしてのスタイルを重視。子どもの頃、『ロッキー』に憧れてボクシングを始めた彼は、現在もトレーニングを欠かさず行なっており、本作ではリアルな動きを追求。腕の振りがはっきりと見える描写が多く、本作を鑑賞したボクサーからも賞賛の声が上がったという。

『犯罪都市 PUNISHMENT』
2024年9月27日(金)公開
韓国/2024/1時間49分/配給:ハピネットファントム・スタジオ
監督:ホ・ミョンヘン
出演:マ・ドンソク、キム・ムヨル、パク・ジファン、イ・ドンフィ

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