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現代映画界最高のコンビ、エマ・ストーン&ヨルゴス・ランティモス監督
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© 2024 Disney and its related entities
『憐れみの3章』で三度目のタッグを組むギリシャが生んだ名匠ヨルゴス・ランティモス監督と現代ハリウッドが誇る名女優エマ・ストーン。2人が初めて組んだのは18世紀の英国王室を舞台にした女たちのドラマ『女王陛下のお気に入り』(19)。オリヴィア・コールマン演じるアン女王の新たな侍女となったアビゲイルを好演したエマは、本作でアカデミー賞助演女優賞候補になるなど、ランティモス・ワールドとの相性の良さを最初のタッグ作で示した。
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続いて2度目のタッグを組んだのが『哀れなるものたち』(23)。昨年のベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、自ら命を絶ちながら天才外科医による脳移植手術で新生児として蘇生した女性ベラを熱演したエマはアカデミー賞で二度目の主演女優賞を受賞という快挙を果たした。ランティモス×エマの名コンビは即座に三回目のタッグを組んで『憐れみの3章』を生み出す。ここでエマは3人の全く異なる女性を演じ分けながら微妙な共通点も加えるという難度の高い演技力を発揮。これだけでなくさらに4度目のコラボとなる『Bugonia』も製作中でジェシー・プレモンスも再度参戦するという。この協力体制はまだまだ続きそうな気配だ。
ランティモス監督が語る『憐れみの3章』
「この作品はずっと前から、エフティミス(フィリップ)と時間をかけて書いた脚本です。他の作品を作っている時は一旦止めなければなりませんが、終わったらすぐにこちらに戻るという感じでしたね。最初は一つの物語として始まったんですが、映画の構造を変えたいということで、三部構成にしたらどうかとなりました。最初のストーリーを書き始め、他のアイデアのリストを作り、さらに同じ俳優が別の役を演じるというアイデアも湧いてきました。三つの話を並行して描くことも考えましたが、同時進行は難しいと判断して混乱を避けるためそれぞれ分けることにしました。最終的にそこにたどり着くまで長い時間がかかりましたが、私とエフティミスは取り組むことをやめませんでした。
小さい役を演じてもらう俳優には『ちょっとした役だけど遊び(演じ)においでよ。楽しいよ』といつも説得するのですが、『いい関係を築こうよ』という誘いでもあります。大抵の俳優が来てくれます(笑)。彼らがもたらしてくれる深みや、同じ人と何度も同じ仕事をすることで築ける関係から、これまで探検したことのない場所に行くことができたり信頼が深まり、多くのことを成し遂げることができるのです。毎回新しいメンバーが加わって家族のようなものになってきています。それが前に進むための理想的な方法と思います」
『憐れみの3章』
2024年9月27日(金)公開
イギリス=アメリカ/2024/2時間44分/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:ジェシー・プレモンス、エマ・ストーン、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ジョー・アルウィン、ホン・チャウ
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