カバー画像:『トワイライト~初恋』より © 2008 Summit Entertainment, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
刑事アクション対決
「ダーティハリー」vs「ダイ・ハード」
クリント・イーストウッドの代表作のひとつで、70~80年代刑事アクションの代名詞的シリーズになった「ダーティハリー」。組織になじめない型破りなアウトロー刑事のカッコよさをイーストウッドが好演し第5作まで作られた(4作目のみイーストウッドが監督も)。その最終作が作られた88年に誕生したのが、ブルース・ウィリスが世界一運の悪い刑事マクレーンに扮し、ぼやきを繰り返しながら悪を一掃する『ダイ・ハード』。このジャンルでは珍しく批評家も大絶賛で、熱烈なファンも多く、こちらも第5弾まで作られた。
カーアクション対決
「マッドマックス」vs「ワイルド・スピード」
いまカーアクション・シリーズといえば、この2作のタイトルがすぐ浮かぶはず。79年に低予算の第1作が予想外の大ヒットとなった『マッドマックス』に始まるメル・ギブソン主演3部作終了から30年を経て、トム・ハーディ主演の傑作『…怒りのデス・ロード』が爆誕! スピンオフ『…フュリオサ』も今年公開された。一方『ワイルド・スピード』は名車の数々と驚愕のカースタント、キャラたちの家族の絆を描き、スピンオフを含め現在11作が公開。26年に最終章が公開予定。どちらも車好きには必見のシリーズ。
キアヌ・リーヴス主演作
「マトリックス」vs「ジョン・ウィック」
アクション・スターとしても評価が高いキアヌ・リーヴス主演の代表的シリーズ2作も甲乙つけがたい人気を誇る。99年公開のSFアクション『マトリックス』はサイバーパンクとカンフーを掛け合わせ、このジャンルに新たな地平を切り拓いた。仮想現実と現実を行き交うネオ(キアヌ)の超人的活躍は第4作(『…レザレクションズ』)まで続いている。さらに彼はカンフーにマーシャルアーツなどの技術をミックス、伝説の殺し屋に扮した『ジョン・ウィック』を大ヒットに導き現在第4作まで公開。スピンオフの製作が進んでいる。
ベストセラーYA小説映画化対決
「トワイライト」vs「ハンガー・ゲーム」
ベストセラーYA小説を映画化し、世界的大ヒットとなった2つのシリーズは注目のスターも排出。ステファニー・メイヤー原作の「トワイライト」は5作が作られ、全米興行収入で累計約30億ドルを稼ぎ出し、美しきバンパイア役のロバート・パティンソンと、彼と恋に落ちる少女を演じたクリステン・スチュワートが一躍スターに。またスーザン・コリンズ原作の「ハンガー・ゲーム」は4作で世界興収で累計約30億ドルを稼ぎ、主演のジェニファー・ローレンスが人気者に。昨年前章『ハンガー・ゲーム0』が製作された。