東北新社提供、東京テアトル配給にて、ノルウェーの新作”Handling the Undead“(原題:Håndtering av udøde)が『アンデッド/愛しき者の不在』として2025年1月17日(金)に日本公開となることが決定した。
画像: ©MortenBrun

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画像1: © 2024 Einar Film, Film i Väst, Zentropa Sweden, Filmiki Athens, E.R.T. S.A.

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本作品は2024年、第40回サンダンス映画祭でサウンドデザイナーが特別審査員賞を受賞、監督が審査員特別賞にノミネートされたほか、ノルウェーのアカデミー賞®と呼ばれるノルウェー国際映画祭のアマンダ賞で4冠・6ノミネートに輝いた話題作。A24、ブラムハウスに続く独立系映画スタジオ【NEON】が英国と北米の配給権を獲得し24年5月に公開した(本国ノルウェー公開は2月)。

MVや短編映画を手がけてきた1989年生まれのテア・ヴィスタンダルの長編デビュー作で、ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭、ヨーテボリ映画祭、リビエラ国際映画祭などで監督賞を受賞した。『テルマ』(‘17)『わたしは最悪。』(’21)のヨアキム・トリアー、『イノセンツ』(’21)のエスキル・フォクトにつづくノルウェーの新星監督として期待されている。『マルホランド・ドライブ』('01)に衝撃を受けて映画業界に入ったという彼女は、本作のインスパイア作品リストとして『惑星ソラリス』(‘72)や『ミツバチのささやき』(‘73)、新作『Cloud クラウド』がアカデミー賞®国際長編映画賞の日本代表作品に決定したばかりの黒沢清監督の出世作『CURE キュア』(‘97)、『エコール』(‘04)、『SHAME -シェイム-』(‘11) などを挙げている。

また、2005年に発表した同名小説の作者で本作品の脚本を監督と共同で手掛けたのは、大ヒット映画『ぼくのエリ 200歳の少女』(’08)、『ボーダー 二つの世界』(’18)で知られるスウェーデンの鬼才ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト。フィクショナルな存在をマイノリティのメタファーとして描いてきた気鋭の作家が、本作ではアンデッド(生ける屍)を登場させ、愛の所在を問いかける。

主演は第74回カンヌ国際映画祭で主演女優賞を獲得した『わたしは最悪。』(’21)のレナーテ・レインスヴェ。また『わたしは最悪。』でレナーテと共演し、『パーソナル・ショッパー』(’16/オリヴィエ・アサイヤス監督)、『ベルイマン島にて』(’21/ミア・ハンセン=ラブ監督)などで知られる実力派俳優アンデルシュ・ダニエルセン・リーや、ノルウェー国際映画祭アマンダ賞名誉賞受賞のレジェンド俳優、ビヨーン・スンクェストとベンテ・ボシュンほか、『幸せなひとりぼっち』('15)のイラン系スウェーデン人俳優バハール・パルスほかベテラン勢が脇を固め、生と死の境目を濃密に感じさせる重厚な雰囲気を作り出している。

この映画は、3つの家族に焦点を当てた日本の怪談的要素のあるストーリーではあるが、同時にメランコリックかつポエティックで、悲しみと喪失と希望についての物語である。極力抑えられた登場人物の感情や台詞、慎重な計算のもと35mmフィルムで撮影された構図、ゆったりとしたカメラの動き…それらによって内包された美しさと不気味さが滲み出た本作は、やるせなくエモーショナルなラストまで絶え間なく命への問いをたたみかけてくる。(注:劇場はDCP上映です)

[STORY]
現代のオスロ。息子を亡くしたばかりのアナ(レナーテ・レインスヴェ)とその父マーラー(ビヨーン・スンクェスト)は悲しみに暮れていた。墓地で微かな音を聞いたマーラーは墓を掘り起こし、埋められていた孫の身体を家に連れて帰る。鬱状態だったアナは生気を取り戻し、人目につかない山荘に親子で隠れ住む。しかし還ってきた最愛の息子は、瞬きや呼吸はするものの、全く言葉を発しない。そんなとき、招かれざる訪問者が山荘に現れる。そして同じ頃、別の家族のもとでも、悲劇と歓喜が訪れていた…。

『アンデッド/愛しき者の不在』
2025年1月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか公開
©MortenBrun 
© 2024 Einar Film, Film i Väst, Zentropa Sweden, Filmiki Athens, E.R.T. S.A.
配給:東京テアトル

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