初長編監督作『悲しみに、こんにちは』(17)がベルリン国際映画祭で最優秀新人作品賞とジェネレーション部門グランプリを受賞したカルラ・シモンの長編2作目『太陽と桃の歌』が12月13日(金)より日本公開されることが決定。予告編も解禁された。

ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したヒューマンドラマ

『太陽と桃の歌』は、カタルーニャを舞台に、伝統的な家族経営の桃農園が、ソーラーパネルに取って代わられるという世界中で起こっている自然と人間の問題を描くヒューマンドラマ。

スペイン・カタルーニャで、三世代に渡る大家族で桃農園を営むソレ家。例年通り収穫を迎えようとした時、地主から夏の終わりに土地を明け渡すよう迫られる。桃の木を伐採して、代わりにソーラーパネルを敷き詰めるというのだ。父親は激怒するが、妻と妹夫婦はパネルの管理をすれば「楽に稼げる」という囁きに心を動かされる。

賭け事に懸けようとする祖父、取り付く島のない父、資金稼ぎに畑の片隅で大麻栽培を始める長男など、てんでバラバラに桃園の危機を何とかしようとするが、大げんかが勃発。一家に大きな亀裂が入ったまま、最後の収穫が始まろうとしていた・・・。

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本作はベルリン国際映画祭においてコンペティション部門の最優秀賞にあたる金熊賞に輝いたほか、世界各地で56の映画祭やアワードに受賞&ノミネートされたことも話題を呼んでいる。

『太陽と桃の歌』
2024年12月13日(金)、全国ロードショー
配給:東京テアトル
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