オチも「ソウ」シリーズならではの作業場ツアー映像
ルームツアーの案内人は参加者の前には姿を見せないジグソウの代わりにゲームの進行役を務める、シリーズのアイコン的存在・ビリー人形。「私の作業場へようこそ」とひょっこり顔を覗かせたビリーに出迎えられて早速室内へ。
大胆にも「駐車場C 守衛室」という住所まで公開してくれた作業場はわずか4×12フィートという手狭なワンルーム。そこには本作でも登場する豚のマスクやビリーの愛車である古い三輪車、ゲーム盤など貴重な品々が保管されており「私の宝物をここに集めた」とビリーが嬉しそうに紹介してくれる。さらに「コーヒーがないなど拷問も同じ」と、常人には到底思いつかない凶悪なトラップ開発にはコーヒーが欠かせないようで、どこか親近感を抱かせてくれる一面も披露。
ほかにも指紋を消すためのホットプレート、刃渡りの違う3種類の包丁といった仕事道具も間近に見ることができる。そして最後に冷蔵庫の中を確認しようとすると切断された人の肉と血液袋のようなものがチラリ!これにはビリーも慌てて扉を閉めて「今のは忘れてくれ」と冗談めかすお茶目な一幕も。しかしよくよく室内を見回すと部屋の隅にも肉塊が転がっているような・・・?
ラストはビリーから「訪問に感謝する」と優しい一言がかけられる。しかし「滞在を永遠に楽しんでくれ」と続けるや否や、開いていたドアがひとりでに閉まってしまう。危険な予感に「待ってくれ。どうする気だ?」と問い詰める撮影者。その問いには口を閉ざして不気味に首を横に振るだけのビリーの姿が映し出されているところで映像はぶつ切りに終了してしまう。
トラップに挑むゲーム参加者たちに焦点を当てた本国予告映像
またあわせて公開された本国予告は、ジグソウのアイデアが詰め込まれたトラップに挑むゲームの参加者たちに焦点を当てた内容。原点回帰を目指した本作では、近年のシリーズと比べると単純な仕組みのトラップが複数登場するが、どれもシンプルであるが故によりその恐ろしさをリアルに感じることのできる洗練されたものばかり。毎作ファンを楽しませてきた恐怖のトラップが本作ではいかにして観客を震え上がらせてくれるのか、その全貌をぜひ劇場で確かめてほしい。
シリーズ最新作『ソウX』の舞台は『ソウ』と『ソウ2』の間。ジグソウことジョン・クレイマーが医療詐欺グループを相手にした知られざるゲームが描かれる。監督はシリーズのほとんどに編集もしくは監督として携わってきたケヴィン・グルタートが務め、製作総指揮に「ソウ」シリーズの生みの親であるジェームズ・ワンとリー・ワネルが参加している。キャストでは、ジグソウ役のトビン・ベルと、アマンダ役のショウニー・スミスがそれぞれカムバックしている。
『ソウX』
2024年10月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
配給:リージェンツ
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