【新たな“英雄”の誕生を目撃せよ！】『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』

名匠リドリー・スコットが
前作をしのぐスケールで魅せるスペクタクル巨編

2000年に公開され、アカデミー賞作品賞などで“伝説の作品”となった『グラディエーター』。古代ローマを舞台に、皇帝の座を巡る陰謀劇と、巨大なコロセウム（円形闘技場）での目を疑うバトルなど、ドラマとスペクタクル映像の究極の合体が世界中を驚嘆させた。前作を手がけたリドリー・スコット監督によって、その続編が24年ぶりに完成。ついに公開の時を迎える。

今回の主人公ルシアスは、前作でラッセル・クロウが演じたマキシマスの息子。母親は元皇帝の姉であるルッシラで、その因縁がドラマティックな展開へとつながっていく。愛する妻を失った悲しみと復讐心から、最強の剣闘士＝グラディエーターへと登り詰めるルシアスの運命とともに、今回もローマ帝国の支配に絡んで凄絶な駆け引きが進行。思わぬ場面で重要人物が危機にさらされるなど、一瞬たりとも目が離せない作りになっている。

前作ではマキシマスがトラと戦うシーンが大きな話題となったが、今回のルシアスはサイなど複数の猛獣に立ち向かう。ローマのコロセウムがまたしても激闘の場になるが、コロセウムに水が張られるなど“水上スペクタクル”という斬新な映像も用意。アクション映画としての進化も観逃せない。

ルシアスという新たな主役を任されたのは、『異人たち』などで若き演技派スターの地位を手にしたポール・メスカル。ルシアスの複雑な心情を名演するのはもちろん、ローマの英雄となる役どころで、鍛え上げた筋肉美とパワフルな戦闘能力も必見だ。

ルシアスに剣闘士の才能を見出す役のデンゼル・ワシントン、復讐相手となる将軍役のペドロ・パスカルら共演陣にも実力派が揃い、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のジョセフ・クイン、この後『クレイヴン・ザ・ハンター』など話題作が控えるフレッド・ヘッキンジャーと次世代スターも集結。想像を超える激闘の末に、ルシアスが迎える結末には、前作以上の感動と興奮がもたらされる。

あらすじ

紀元前200年。アフリカ北部のヌミディアに将軍アカシウスが率いるローマ軍が侵攻。凄まじい戦闘の末に妻を亡くしたルシアスは、謎めいた男マクリヌスと出会い、奴隷の身分としてローマへ向かう。マクリヌスの下で剣闘士となったルシアスは、無敵の戦闘能力を開花。巨大なコロセウムで猛獣を相手に戦うなど、ローマ市民の英雄となっていく。密かにアカシウスへの復讐心をたぎらせるルシアスは、やがて元皇帝の姉ルッシラに出生の秘密を知らされる。一方でローマ帝国の支配をもくろむマクリヌスは、双子皇帝を失脚させる陰謀劇を進めていた……。

登場人物 〜ローマ帝国をめぐる人々〜

ルシアス（ポール・メスカル）
ローマ帝国の現状を憂い巨大な陰謀と自らの運命に抗う
ヌミディアから奴隷としてローマに連れて来られ、無敵の剣闘士となる。マキシマスの実の息子。

アカシウス（ペドロ・パスカル）
獅子のような勇ましさを持つ非道な皇帝の配下
ローマ帝国の将軍。ヌミディアへの侵攻での犠牲者にルシアスの妻がいて彼から恨まれる。

マクリヌス（デンゼル・ワシントン）
ヌミディアでルシアスと出会う奴隷商人。剣闘士の戦いも主催し、ローマの支配もうかがう。

ルッシラ（コニー・ニールセン）
元皇帝コモドゥスの姉だが、かつてマキシマスとも愛し合い、その時に産まれたのがルシアス。

ゲタ（ジョセフ・クイン）
ローマ帝国の双子皇帝の一人。コロセウムでルシアスの戦いを見て、その能力に感嘆する。

カラカラ（フレッド・ヘッキンジャー）
ゲタとともにローマ帝国を支配するも、彼に対して複雑な嫉妬心なども抱えている。

PLAYBACK　前作『グラディエーター』とは?

西暦180年のローマ帝国で、奴隷の身分に追いやられた有能な戦士マキシマスが、剣闘士＝グラディエーターとして成り上がっていく。家族を殺されたマキシマスの復讐心に、ローマの政治的陰謀も絡み、二転三転のドラマが展開。CGも駆使された巨大コロセウム、マキシマスと凶暴なトラとの一騎打ちなど、空前のスペクタクル映像とともに、マキシマス役、ラッセル・クロウが渾身の演技とアクションで圧倒し、アカデミー賞で作品賞、主演男優賞など5部門受賞。皇帝の座を狙う卑劣で野心的なコモドゥス役のホアキン・フェニックスも本作で大ブレイクした。

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』
2024年11月15日（金）公開
アメリカ／2024年／2時間28分／配給：東和ピクチャーズ
監督：リドリー・スコット
出演：ポール・メスカル、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセン、デンゼル・ワシントン、ジョセフ・クイン、フレッド・ヘッキンジャー

©2024 PARAMOUNT PICTURES.