オリジナル版ムファサ役&タカ役の2人からインタビューが到着!(デジタル編集・スクリーン編集部)
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アーロン・ピエール(ムファサ役)

“ムファサのレガシーに敬意を表したかったんです”

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──いままでの「ライオン・キング」の思い出や印象は?

「1994年のオリジナル作品もフォトリアリスティック(超実写)なバージョンも大好きです。一番好きな曲は、スカーが歌う『Be Prepared(準備をしておけ)』です。ディズニー史上最高の曲のひとつだと思っていますよ」

──この映画でムファサを演じるにあたって、何が重要でしたか?

「僕はただムファサのレガシーに敬意を表したかったんです。それと『ライオン・キング』のレガシーに。これらのキャラクターたちと物語は、世界中の多くの人々に愛されています。僕はそれを讃えたかったんです」

──この映画の見どころのひとつは、物語の中でムファサとタカの絆が深まっていくところですね。

「兄弟愛の重要性を強く感じられるシーンがいくつもあります。素晴らしいこと、悪いこと、その中間のものが。人間関係を育み、それを繁栄させるための最も健全な方法とは何かを。グループとして、コミュニティとして発見していくための会話を始めさせるように描き出しています」

──歌のシーンのレコーディングはどうでしたか?

「レボ・Mとリン=マニュエル・ミランダについて語らないといけませんね。そして、彼らの素晴らしいチームを。彼らが忍耐強く、時間を割いて、エネルギーを注いでくれたこと、そしてこの映画で歌う俳優としての僕の旅を、特に僕に合わせて特別にアレンジしてくれたことに、とても感謝しています。この映画でやっているようなことを、自分の声でできるようになるとは想像もしていなかったんです」

──キロス役のマッツ・ミケルセンとの仕事はどうでしたか?

「実はマッツと同じ空間で収録することはなかったんです。でも、彼の仕事をいくつか見ましたがとても見事でした。本当に素晴らしかったです」

PROFILE
1994年、英国・ロンドン出身。ロンドン音楽演劇芸術アカデミー(LAMDA)で学んだ後、2017年にドラマで俳優デビュー。2018年にはグローブ座での公演「オセロ」でキャシオーを演じ、高評価を獲得。その舞台を観ていたバリー・ジェンキンス監督がドラマシリーズ「地下鉄道〜自由への旅路〜」のキャストに抜擢した。そのほか出演作に『オールド』(21)、『もっと遠くへ行こう。』(23)、主演を務めた『レベル・リッジ』(24)など。

ケルヴィン・ハリソンJr.(タカ役)

“タカも、他の若者と同じですよ”

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──過去の「ライオン・キング」シリーズにどんな印象をお持ちですか?

「一番好きな曲は 『王様になるのが待ちきれない』です。それから『ハクナ・マタタ』ですね。この2曲に最もバイブスやグルーブ感があると思っています。
あるメールを受け取ったときのことを覚えています。『新しい「ハクナ・マタタ」がもうすぐあなたに送られてくる』とメールにあったんです。ファンにはたまらない瞬間でした。子供の時に『ハクナ・マタタ』が大好きだった人が、そんなメールを受け取ったんですから(笑)」

──この映画のタカはどんなキャラクターですか?

「彼は王子ですが、他の若者と同じですよ。社会に出て、人生に、自分のチャンスや大人がする約束に興奮しています。好奇心旺盛で、遊び心があり、時にはいたずら好きだったりもします。そして、自分自身や愛を知ることや、大人になるということがどういうことなのかを理解しようとしています」

──演じる上で何か意識したことはありますか?

「オリジナル版でシンバがスカーに『スカーおじさん、どうして、あなたはそんなに変わっているの?』と言うところが僕は好きなんです。スカーは『お前には何もわからない』と返します。明らかにスカーは自分がとても機知に富んでいることを知っています。皮肉屋で機転が利くことも。僕は、若いときの彼にもそういった部分を感じられるようにしたかったんです。もっと若者らしい形でね。でも方向性は絶えず進化していました。バリーと録音ブースに入るたびに。新しいものを作ったり、それを曲げたりひねったり、前のものに戻ったり、また新しいことに挑戦したりしていたんです」

PROFILE
1994年、アメリカ・ニューオーリンズ出身。ニューオリンズ・センター・フォー・クリエイティブ・アーツで音楽を、ニューオーリンズ大学で映画を学び、2013年に映画デビュー。A24作品『イット・カムズ・アット・ナイト』(17)の演技で注目を集める。2019年には『ルース・エドガー』と『WAVES/ウェイブス』の2作で主演を務める。ほか出演作にミュージカル映画『シラノ』(21)、伝説のシンガー、B.B.キング役を演じた『エルヴィス』(22)など。

『ライオン・キング:ムファサ』
2024年12月20日(金)公開
アメリカ/2024年/ウォルト・ディズニー・ジャパン配給
監督:バリー・ジェンキンス
声の出演:アーロン・ピエール、ケルヴィン・ハリソンJr.、ティファニー・ブーン、ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ・ノウルズ=カーター、マッツ・ミケルセン、ブルー・アイビー・カーター

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