ウィリアム・S・バロウズの自伝的同名小説を映像化
1950年代メキシコシティ。小さなアメリカ人コミュニティで、孤独な日々を過ごすアメリカ人元駐在員リー(ダニエル・クレイグ)。彼は若く美しい青年ユージーン(ドリュー・スターキー)と出会い、次第にのめり込んでいくが――。
強い日差しが照り付ける乾いたメキシコの地、汗とテキーラで汚れたベージュのツーピース、バーで交わされる熱い視線、そして孤独な家に残されたタイプライターとタバコの吸い殻の山・・・・・・。50年代アメリカのビート・ジェネレーションを代表する作家ウィリアム・S・バロウズの自伝的同名小説を、ルカ・グァダニーノが繊細かつ艶めかしいタッチで描き出す。
今年のヴェネチア国際映画祭でワールドプレミアを迎え、アメリカでは11月27日から限定公開され好調なオープニング成績を記録。また、先日発表されたナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評家会議賞)では今年の作品トップ10に選出され、ダニエル・クレイグが主演男優賞を受賞。さらに先ごろノミネートが発表された第82回ゴールデングローブ賞では、主演を演じたダニエル・クレイグが主演男優賞(ドラマ部門)で見事ノミネートを果たした。
ダニエル・クレイグは『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(19)、『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』(22)に次ぐ3度目のノミネート。本作で初の受賞にも期待がかかる。受賞発表は2025年1月5日(現地時間)。
『Queer/クィア(原題)』
2025年5月9日(金) 新宿ピカデリー 他 全国ロードショー
配給:ギャガ
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