クリスマスロマンスといえど、多くの人に愛され続ける王道ロマンスから切ないロマンスまで様々なものがあります。その時の気分によって観るジャンルは変えたいもの。そこで今回は、クリスマスロマンス映画を4つのジャンルに分けて、胸キュンポイントと共にご紹介! 今年の冬は、クリスマスロマンスが起こす“奇跡”があなたの心を溶かします。(文・大森さわこ/デジタル編集・スクリーン編集部)

今年のクリスマスは“名作”にも挑戦してみたい!
クラッシックロマンス部門

『スイング・ホテル』(1942)

画像: Photo by ullstein bild/ullstein bild via Getty Images

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甘い歌声と優雅なダンスがあなたの心を揺らす

ふた組の男女のもつれあう恋愛模様。かつて同じ舞台に立っていた3人の男女は別の道を歩み、やがて別の女性がふたりの男たちの前に現れる…。とろけるような美声を聞かせるビング・クロスビー、ダイナミックで優雅なダンスを見せるフレッド・アステア。往年のショービジネス界の大スターたちがミュージカルの醍醐味を見せ、理屈ぬきに楽しめる。

胸キュン♡ポイント

有名なクリスマス・ソング「ホワイト・クリスマス」はこの映画から誕生。愛する人を思いながら、クリスマスにこの曲が歌われる場面では、やさしい気持ちがこみ上げてくる。

『街角 桃色の店』(1940)

画像1: Photo by FilmPublicityArchive/United Archives via Getty Images

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いがみあう2人が織りなす会話がチャーミング

同じ店に務めながらも敵対している主人公たちの意外なロマンスの顛末を描く。ふたりは文通相手にひそかな思いを募らせているが、クリスマスにその正体が分かる! きまじめな責任者役のジェームズ・スチュアート、元気な店員役のマーガレット・サラヴァン。そのやりとりが最高! 粋なコメディを得意とする名手、エルンスト・ルビッチ監督が名人芸を見せる。

胸キュン♡ポイント

主人公の男性が意中の女性のために自分の胸にそっと花をつけ、自分の気持ちを花に託す。クラシックな映画らしい控えめな愛の表現。その粋な展開に胸がキュンとなる。

『めぐり逢い』(1957)

画像2: Photo by FilmPublicityArchive/United Archives via Getty Images

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最高にゴージャスな“すれ違い”メロドラマの名作

絶頂期のハリウッドの人気スター、ケーリー・グラントとデボラ・カーが共演したメロドラマの名作。豪華客船の中で知り合った男と女。お互いに婚約者はいるが、やがては恋に落ちてしまう…。『邂逅』(1939)をレオ・マッケリー監督が自身でセリフ・リメイク。クリスマスにクライマックスが訪れる。ダンディなグラント、優雅なカー。究極の美男美女コンビに魅了される。

胸キュン♡ポイント

ニューヨークでの下船が近くなり、目前に見えたエンパイア・ステート・ビルディングでの再会を誓うふたり。それぞれの思いを語り合う甲板での場面、思わず見入ってしまう。

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