カバー画像:『インサイド・ヘッド2』より ディズニープラスで配信中 © 2024 Disney/Pixar
2024年全米で最もヒットした映画はディズニー=ピクサーのアニメーション『インサイド・ヘッド2』だった(12月1日現在)。第1作が3億5540万ドルの興行成績だったのに対し、2倍近い成績を記録。少女ライリーの頭の中に存在する感情たち「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の前に新たな感情たちが現われ、ティーンになったライリーの現実の物語と交差して、感情たちの居場所の取り合いが始まる。ピクサー作品最大のヒット作になっただけでなく、現時点でアニメーション映画としても最大のヒット作となった。世界興収でも16億5000万ドルの特大ヒットになっている。
『インサイド・ヘッド2』
どんな人の頭の中にも広がっている「感情たち」の世界を舞台に、10代の少女ライリーの成長を通して感情たちの騒動を描くアニメーション。
全米では実は24年前半、興行界は振るわなかったと言っていい。3月に公開された『デューン 砂の惑星PART2』がしばらくトップを走っていたが、それでも3億ドルに届いておらず、23年の1、2位を占めた『バービー』(6億3622万)『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(5億7493万)のようなビッグヒットがなかなか生まれなかったため、低調な1年が案じられた。
『デューン 砂の惑星PART2』
ハルコンネン家の陰謀で一族を滅ぼされたアトレイデス家の王子ポール。砂の惑星のフレメン族と組んだポールは反撃を開始する。
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発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
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これは前年の全米俳優組合、脚本家組合のストライキのために、24年公開が予定されていた期待作の延期が続いた影響という見方もあったが、6月になってようやく『インサイド・ヘッド2』が状況を変えると、7月公開の『デッドプール&ウルヴァリン』『怪盗グルーのミニオン超変身』とサマーシーズンの特大ヒット作が続々登場。これは夏後半の『ツイスターズ』、初秋の『ビートルジュース ビートルジュース』の成功へ続き、観客が映画館に戻ってくるようになったことを示している。
『デッドプール&ウルヴァリン』
超無責任ヒーローのデッドプールが、怒らせると怖いアウトロー・ヒーローのウルヴァリンとコンビを組むことに……。
『怪盗グルーのミニオン超変身』
ジュニアが誕生したグルー・ファミリーが、グルーに異常な復讐心を燃やすマキシム・ル・マルに命を狙われれる羽目に!
ブルーレイ+DVD発売中、5,280円(税込)
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
『ビートルジュース ビートルジュース』
死後の世界で人間を怖がらせる仕事を営むビートルジュースが35年前に結婚を迫ったリディアと再会。再び大騒動が起こる。
『ビートルジュース ビートルジュース』
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1/22発売、8,580円(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
『ツイスターズ』
ストーム・チェイサーのケイトとライバルのタイラーは、オクラホマ中部に複数の竜巻が発生する中、絶体絶命のピンチに追い詰められるが…。
【初回仕様】〈4K ULTRA HD&ブルーレイセット〉 (2枚組/日本オリジナルアート版ポスター付)
発売中、8,580円(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント