ことしも観逃がせない演技が海外ドラマ界でもたくさんありました。SCREEN編集部が気になったメンバーを中心に話題を呼んだスターたちを振り返ってみましょう。(文・清水久美子/デジタル編集・スクリーン編集部)
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ジェイク・ギレンホール(「推定無罪」)

罪を被せられた男役で魅せた演技力

画像: ジェイク・ギレンホール

ジェイク・ギレンホール

ジェイクが主演と製作総指揮を務めるサスペンス。ハリソン・フォード主演で映画化もされた同名ベストセラー小説が原作。首席検事補のラスティが愛人関係にあった同僚女性の殺人容疑をかけられる。「浮気は隠したが殺してない」と主張する主人公の必死になる姿や焦りを表現するジェイクは、ハリソンよりも役にハマっている。

リチャード・ガッド&ジェシカ・ガニング(「私のトナカイちゃん」)

焦燥感&狂気感で注目度急上昇

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リチャード・ガッド&ジェシカ・ガニング

第76回エミー賞で6冠に輝き、リミテッド部門の主演男優賞と助演女優賞を受賞したリチャードとジェシカ。自身の経験を基に制作した本作でリチャードが演じるドニーが、ストーカーと化したジェシカ演じるマーサに追い詰められていく。マーサの狂気的なドニーへの執着と、ドニーの焦燥感を体現した二人の演技に引き込まれる。

ローラ・ドヴェール(「マドモアゼル・ホームズの捜査日記」)

ホームズの子孫を好演

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ローラ・ドヴェール

「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」のラファエル役で人気のローラが、シャーロック・ホームズを曽祖父に持つ警官シャルリーに扮する最新ミステリー。地味で内気だったシャルリーが交通事故に遭ったことをきっかけに、シャーロックのような鋭い観察力に目覚めていく。主人公の変化と成長を演じるローラが魅力的だ。

ハヴィエル・バルデム(「モンスターズ:メネンデス兄弟の物語」)

悪夢に出そうな演技を披露

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ハヴィエル・バルデム

「glee/グリー」や「アメリカン・ホラー・ストーリー」などを手掛けるライアン・マーフィーが実際の事件を基にドラマ化したシリーズ。ハヴィエルは虐待して追い詰めた息子たちに惨殺される父親ホセを演じている。威圧的で恐ろしく、息子たち以外に対しても有無を言わさぬ嫌味な態度を取る、不快なホセを怪演する彼は夢に出てきそうだ。

エボン・モス=バクラック(「一流シェフのファミリーレストラン」)

キャラクターの成長を見事に引っ張る

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エボン・モス=バクラック

亡兄から継いだサンドイッチ店を一流レストランにしようと奮闘する主人公カーミー(ジェレミー・アレン・ホワイト)とスタッフたち。第76回エミー賞で11冠獲得した本作でリッチーを快演し、コメディ部門助演男優賞を受賞したエボンのシーズン2での演技が秀逸。成長著しいリッチーの変化は見ていて笑顔にならずにいられない。

【COLUMN #2】こんなベテラン勢も印象的!

「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」のジョディ・フォスター、「失踪 〜母が消えた日〜」のアネット・ベニング、「お騒がせ探偵!スペンサー・シスターズ」のリー・トンプソン。この3人のベテラン勢の主演ドラマは見応え抜群。彼女たちはハリウッドスターとして有名だが、TVシリーズでも視聴者を釘付けにする。ジョディとアネットは製作総指揮にも名を連ねており、リーはコメディエンヌとして大活躍している。

画像: (左から)ジョディ・フォスター、アネット・ベニング、リー・トンプソン

(左から)ジョディ・フォスター、アネット・ベニング、リー・トンプソン

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