イントロダクション
“超音速で走ることができるハリネズミ”こと日本生まれの大人気ゲーム・キャラクター、ソニックを主人公に、その大活躍を描く『ソニック・ザ・ムービー』(20)、『ソニック・ザ・ムービー/ソニックVSナックルズ』(22)に続くシリーズ最新作。今回はソニックとうりふたつの姿をした最強のライバル、シャドウ・ザ・ヘッジホッグが登場し、東京やロンドンを舞台に世界を股にかけたバトルを展開! 果たして“ダーク・ヒーロー”シャドウの目的は? そしてソニックに敵意を持っていたドクター・ロボトニックも再登場し、まさかのソニックとの共闘を? さらにドクターに似ている気になる初登場キャラも出現……。
今回もジェフ・ファウラー監督が前2作以上にパワーアップして三度目の登板。ソニックの声をベン・シュワルツ、ナックルズの声をイドリス・エルバ、テイルスの声をコリー・オショーネシーが再度担当し、初登場のシャドウの声を「ジョン・ウィック」シリーズのキアヌ・リーヴスが演じる。実演パートはレギュラーのジム・キャリー、ジェームズ・マースデン、ティカ・サンプターが連続出演。キャリーは今回ドクター・ロボトニックに加え、プロフェッサー・ジェラルド役と一人二役を演じているのも話題だ。
ストーリー
東京湾の沿岸に浮かぶ孤島にある究極の生命体が幽閉されていた。それは世紀の天才科学者ジェラルド(キャリー)が生み出したダーク・オーラを放つ闇のヒーロー、シャドウ。永い眠りから覚めたシャドウは孤島の施設を破壊して、東京の中心街、渋谷に降臨し、人々を危険に晒す。この東京での膨大なエネルギー異変に気付いた米政府は、ソニック、ナックルズ、テイルスの「チームソニック」を派遣し、危険地帯の中心にいたシャドウを止めようとする。しかしシャドウの圧倒的パワーにはソニックたちも歯が立たない。余りにも強すぎるシャドウを倒すため、ソニックたちは“人間の家族”トム(マースデン)とマディ(サンプター)、そして打倒ソニックを誓うドクター・ロボトニック(キャリー2役)にまで助けを要請。悲しい過去を持ち、何かに対する復讐心を持つシャドウは、あるミッションを終えれば地上のすべては消え去るという。世界を巻き込んだ危機に立ち向かうソニックたちは、シャドウと彼を生み出したジェラルドの恐るべき野望を止めることができるのか。そしてシャドウが抱える心の闇とは何なのか?
チェック・ポイント
重要な意味を持つ少女が初登場
本作には初お目見えキャラとして、シャドウやプロフェッサー・ジェラルドが登場するが、もう一人、重要な存在が。彼女の名はマリア。シャドウの悲しい記憶に関係する少女で、演じているのは『マッドマックス:フュリオサ』などに出演したアリーラ・ブラウン。完全に孤独であるはずのシャドウとガラス越しに手を合わせるシーンもあり、彼にとって特別な存在であることを感じさせる。その真相は劇場で確認したい。
監督はゲーム版にも関わっていた
シャドウはゲーム「ソニックアドベンチャー2」で初登場して人気爆発。彼をメインにした「シャドウ・ザ・ヘッジホッグ」が作られたのだが、その頃ジェフ・ファウラー監督は視覚効果業界で働き始めたばかりで、そのゲームの中でいくつかのミニムービーを作ったのだそう。その1つはバイクに乗ったシャドウがエイリアンの大群と戦うもので、それを基にして今回の映画にもバイクのシーンを取り入れたという。
『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』
2024年12月27日(金)公開
アメリカ/2024/1時間50分/配給:東和ピクチャーズ
監督:ジェフ・ファウラー
出演:ベン・シュワルツ(声)、キアヌ・リーヴス(声)、イドリス・エルバ(声)、ジェームズ・マースデン、ジム・キャリー
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