イントロダクション
『オペレーション・フォーチュン』のジェイソン・ステイサム主演最新アクション。かつて極秘プログラムの特殊工作員だったが、現在は養蜂家(ビーキーパー)として隠遁生活を送っていた男が、恩人である女性を詐欺にかけた上、命まで奪った集団にブチ切れたことから、リミッター解除のリベンジ劇を展開するノンストップ・アクション。全米では公開二週目で週末興行成績1位を獲得する大ヒットに。本作を気に入ったステイサムは今回製作も兼任している。監督は『スーサイド・スクワッド』などのデヴィッド・エアーで、脚本を『フェイク・シティ ある男のルール』でエアー監督と組んだカート・ウィマーが担当。映画の冒頭はウィマーの高齢の叔母に起きた実話を基にしているという。本作で新境地を開拓したエアー監督は次回作『Levon’s Trade』でもステイサムとコンビを組む。
共演には『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』のジョシュ・ハッチャーソンが悪役を務め、ほかに『運命の逆転』のオスカー俳優ジェレミー・アイアンズ、『ブラックライト』のエミー・レイヴァー=ランプマン、『オペラ座の怪人』のミニー・ドライヴァー、『ハワーズ・エンド』のジェマ・レッドグレーヴら実力派が顔をそろえている。
ストーリー
農場で養蜂家をしているアダム・クレイ(ステイサム)は世捨て人のように生活していた。その素性は誰も知らないが、彼を自分の農場に住まわせてくれている高齢の婦人エロイーズを恩人として敬愛していた。そのエロイーズがある日、巧妙なフィッシング詐欺にかかり、あっという間に全財産を失ってしまう。絶望の果てに自ら命を絶った婦人の姿を最初に見つけたクレイは、その場を訪れたエロイーズの姪でFBI捜査官のヴェローナ(レイヴァー=ランプマン)に犯人と間違われるが、すぐに嫌疑は晴れ、エロイーズが電話詐欺にかかってしまったことが判明する。その時クレイの胸の内には復讐の炎が燃えていた。
クレイはすぐさま、エロイーズを騙した詐欺会社の本拠地を独自のルートで突き止め、オフィスに乗り込んでリーダーを締め上げた挙句、会社をビルごと爆破。その大胆な行為は詐欺の元締めである巨大企業を率いる若き実業家デレク・ダンフォース(ハッチャーソン)の耳に入る。デレクの世話役で元CIA長官のウェストワイルド(アイアンズ)は、復讐者が秘密組織“ビーキーパー”の元エージェントと悟ると、あらゆる手を尽くしてクレイを亡き者にしようと計るが、怒りに火のついたクレイを止められる者はもういない…。
隠れた巨悪とそれを追うリベンジャー
アダム・クレイ(ジェイソン・ステイサム)
世界最強の秘密組織ビーキーパーの元エージェント。現在は養蜂家として穏やかに暮らす
ジェイソン・ステイサム コメント
「脚本のカート・ウィマーとは昔からいろんな形で繋がっていたんだ。彼がパンデミック中に書いたという脚本を送ってくれて、一端読み始めたら止まらなくなった。社会が守護を必要とする時、このビーキーパーが現われ、平安を取り戻す。それがアダム・クレイの存在意義だ。誰もその存在を知らず、亡霊のように現われては世間を正しい方向へ導く。養蜂家という実際の職業と共に、彼が真の意味での秩序を守る“ビーキーパー”であることを観客は後に理解することになる。詐欺にあう婦人とクレイの間には特別な絆があった。クレイにとって初めて得た母親のような存在だ。彼が保護者無しで育ったこと以外、その背景は殆んど明かされないんだよ」
デレク・ダンフォース(ジョシュ・ハッチャーソン)
両親が築いた帝国級複合企業体を後ろ盾に巨大詐欺ネットワークの元締めを気取っている
ウォレス・ウェストワイルド(ジェレミー・アイアンズ)
元CIA長官で、デレクの母ジェシカに頼まれ現在はそんなダメ息子の世話役を務めている
ヴェローナ(エミー・レイヴァー=ランプマン)
フィッシング詐欺の罠にかかって命を絶ったエロイーズの姪で、正義感のあるFBI捜査官
『ビーキーパー』
2025年1月3日(金)公開
アメリカ、イギリス/2024/1時間45分/配給:クロックワークス
監督:デヴィッド・エアー
出演:ジェイソン・ステイサム、ジョシュ・ハッチャーソン、ジェレミー・アイアンズ
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