法では裁かれなかった悪人を私刑する“犯人”は、殺人鬼か正義のヒーローか?
本作は、2015年に公開され、韓国で1340万人を動員し大ヒットした痛快アクション『ベテラン』の第二弾となる。前作に続きメガホンを取るのはリュ・スンワン監督。『密輸 1970』『モガディシュ脱出までの14日間』などを手掛けてきた韓国を代表するヒットメーカーである。
9年の時を経て、再びベテラン刑事ソ・ドチョル役を演じるのはファン・ジョンミン。『ソウルの春』『工作黒金星と呼ばれた男』「ナルコの神」など話題作に次々と出演し、累計観客動員数1億俳優として名高く、本作で前作以上にキレのある激しいアクションを披露する。
新たに凶悪犯罪捜査班に加わる新人刑事パク・ソヌ役にチョン・ヘイン。『ソウルの春』「D.P.-脱走兵追跡官-」「となりのMr.パーフェクト」で人気の注目俳優で、ファン・ジョンミンとW主演で最強タッグを組む。
さらに凶悪犯罪捜査班のメンバーとしておなじみの「イカゲーム2」のオ・ダルス、「涙の女王」のチャン・ユンジュ、『デビルズ・ゲーム』のオ・デファン、「ラブレイン」のキム・シフ、さらに「財閥×刑事」「ユミの細胞たち」のアン・ボヒョンと豪華メンバーが集結した。
前作では、巨大財閥と広域捜査隊の対決を描いたが、今作では、連続殺人鬼と凶悪犯罪捜査班の対決だ。法の網の目をすり抜けた悪人たちを粛正する報復殺人。犯人は殺人鬼か正義のヒーローなのかー?
家族のことを気遣う暇もなく、昼夜を問わず犯罪と戦うベテラン刑事ソ・ドチョルと、凶悪犯罪捜査班の刑事たちに新たな試練が訪れる。法では裁かれなかった悪人が次々と殺害される事件が発生するが、あたかも悪人に報復しているかのよう見えた。不条理な司法制度に憤っていた世論は、私刑を下す犯人を善と悪を裁く伝説上の生き物“ヘチ”と呼び、正義のヒーローともてはやすようになる。
ドチョルに心酔する正義感溢れる新人刑事パク・ソヌが加わり、事件は解決に近づくかのように見えたが、彼らをあざ笑うかのように連続殺人犯は次の殺人対象を名指しする予告編をインターネットに公開する―。
メディアに扇動され“ヘチ”に熱狂していく大衆心理を横目に、ドチョルたち凶悪犯罪捜査班は、善悪の境界線を超えてしまった偽りの正義のヒーローに立ち向かう。刑事としてのプライドと正義感がぶつかり合う激しいアクションシーンが繰り広げられる。
第77回カンヌ国際映画祭および第49回トロント国際映画祭に公式招待され、第45回青龍映画賞最優秀作品賞ほか7部門ノミネート(助演男優賞、技術賞受賞)され、『ソウルの春』『破墓/パミョ』『犯罪都市PUNISHMENT』に続く2024年の話題作となった。
犯罪と戦うベテラン刑事×犯罪を憎む新人刑事が、見えない犯人を追い詰める
今回解禁となったポスタービジュアルはファン・ジョンミン扮するベテラン刑事ソ・ドチョルとチョン・ヘイン扮する新人刑事パク・ソヌが爽やかな青空を背景に、「善悪の境界線を越えるな」と刑事ならではの警告めいたキャッチコピーが書かれている。
ドチョルの捜査に行き詰ったかのような困惑の表情に対して、ソヌの新人らしい余裕のある自然体な表情が対照的だ。
さらに、ティザー予告編では、報復犯罪をしている“誰か”を追うドチョルとソヌが身体を張って犯人に飛び込んでいく様子が描かれ、犯人に翻弄されながら見えない善悪の境界線に向き合わなければならない焦燥感と、見応えある怒涛のアクションシーンが満載のティザー予告に仕上がっている。
<ストーリー>
善悪の境界線を越えるな
悪人を私刑する“犯人”は殺人鬼か正義のヒーローか?
韓国で750万人が熱狂した善悪の境界線を揺るがすクライムアクション
ベテラン刑事ソ・ドチョルと、凶悪犯罪捜査班の刑事たち。法では裁かれなかった悪人が連続して殺された。不条理な司法制度に憤っていた世論は、私刑を下す犯人を善と悪を裁く伝説上の生き物“ヘチ”と呼び、正義のヒーローともてはやすようになる。新人刑事パク・ソヌが加わり、事件は解決に近づくかのように見えたが・・・。
『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』
4月11日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:リュ・スンワン
脚本:リュ・スンワン、イ・ウォンジェ、カン・ヘジョン
上映時間:118分
出演:ファン・ジョンミン、チョン・へイン、アン・ボヒョン、オ・ダルス、チャン・ユンジュ、オ・デファン、キム・シフ、シン・スンファン
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
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