「知識は皆無。オファーを受けてネットで検索したの」
映画『ボーダーランズ』は、⽶国Gearbox Softwareが開発し、シリーズ累計8,700万本超えの同名ベストセラーFPS(ファーストパーソン・シューティング)を基に実写化したアクション・アドベンチャー・コメディ。銀河系で最も混沌とした惑星パンドラを舞台に、⾏⽅不明の少⼥を探す依頼を受けた悪名⾼い賞⾦稼ぎリリスが個性あふれる仲間と最⾼にブッ⾶んだ“ヒャッハー”な冒険を繰り広げる。『サンクスギビング』('23)のイーライ・ロスが監督、脚本を務め、2023年8⽉の⽶国公開前から「どのような出来になっているか︖」と多くのゲーム&映画ファンの間で話題を呼んだ。
ケイトは、『ボーダーランズ』について「知識は皆無だった(笑)」と話を切り出す。「製作過程すべてが私にとって発⾒だった。オファーを受けて、ネットでいろいろと検索したの。そして、実際に(ゲームを)プレイしてみた。私はすごく下⼿で、丘や壁にぶつかってばかり…。でも楽しいと思った。活⼒に満ちていて、⾯⽩い世界観だった」と笑顔で振り返る。役づくりについては「ゲームと比べても違和感のない⾐装にすることが、私たちの⽬標だった」と、原作ファンの思いを考慮しつつも「(メイクやヘア、⾐装担当と話し合い)映画独⾃のルックスを作り上げた」とそのこだわりを明かした。
出演は「ジェイミー(・リー・カーティス)との共演が決め⼿だった」というケイト。続けて、「ジェイミーは誰よりも好奇⼼が旺盛。いつも質問し、⾃分の役だけでなく、別の役についても積極的に情報を得ていたの。だからこそ、名優になれたのだと思う」と、役者としての⽴ち居振る舞いに感嘆。ロスに対しては「本当にすごい⼈。視点が異なる⼈々を1 つにまとめて同じ世界観に導くのが上⼿なの。彼のような才能を持つ⼈は、実は数少ないの」とその⼿腕を称えている。また、ゲーム版の⽣みの親で本作の製作総指揮を務めたランディ・ピッチフォードとの初仕事では「いつもランディの考えが⼀番気になっていた」という。「彼がこう(サムズアップ)⾒せると、『ボスが納得した』と思えて、本当にホッとした」と当時の⼼境を振り返っている。
映画 『ボーダーランズ』
1⽉24⽇(⾦)よりPrime Video にて独占配信
監督/脚本︓イーライ・ロス
製作︓アリ・アラッド、アヴィ・アラッド、エリック・フェイグ
脚本︓ジョー・クロンビー
出演︓ケイト・ブランシェット、ケヴィン・ハート、ジャック・ブラック、エドガー・ラミレス
ジェイミー・リー・カーティス、アリアナ・グリーンブラット