『パラサイト 半地下の家族』(2019)を手掛けたポン・ジュノ監督の最新作『ミッキー17』が3月28日(金)より全国公開される。この度、本作の新予告映像および日本版のポスターが到着した。

 

“どん底”ワーカー“ミッキー”の逆襲が始まる!

本作は、『パラサイト 半地下の家族』を第72回カンヌ国際映画祭にてパルム・ドール、第92回アカデミー賞で作品賞受賞へ導いたポン・ジュノ監督が、主演にロバート・パティンソンを迎えた最新作。

今回解禁された予告編では、謎の大爆発映像に続いて、パティンソンが演じるミッキーが、「俺の人生は失敗ばかり、とにかく抜け出したかった」とこぼす場面から始まる。

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「"使い捨て労働者(ワーカー)"希望? 注意事項もよく読んだ?」と聞かれ「ああ」と笑顔で応じるミッキー。一発逆転のために申し込んだのは「何度でも生まれ変われる“夢の仕事”」。よく読まずにサインするも、その契約内容は、身勝手な権力者たちの過酷すぎる業務命令で命を落としては、何度も生き返るというものだった。

未知の惑星に到着したミッキーは、早速人類のため実験台に。大気の安全性を確かめるためにヘルメットを取り外すと、宇宙船内の医療スタッフが「新種のウイルスがいるかも、微粒子も残らず吸い込む感じで大きく呼吸を」と促す。結果、ウイルスにやられてしまい焼却炉に放り込まれることに。

船内では開拓のリーダー、マーシャル(マーク・ラファロ)が、「労働者諸君!新たな星の歴史に皆で名前を刻もう」と怪気炎を上げる。その時、ミッキーの目に飛び込んできたのは、エリートパイロットのナーシャ(ナオミ・アッキー)のとびっきりの笑顔だった。上司はサイアクだけどナーシャは別、常にミッキーをサポートする信用できる仲間だ。「使い捨てだろう、文句を言うな」という罵声を浴びせられ、「仕事は超ブラック、業務命令の地獄だ。死んでも“コピー”され生き返る“死にゲー”任務」だとこぼすミッキーに、ひと癖ありげな友人ティモ(スティーブン・ユァン)は「死ぬってどんな感じ」だと皮肉る。

だが、全てが一変する。ミッキー17号の前にミッキー18号が現れたのだ。「俺が2人?」――使い捨てワーカーがダブることは許されておらず、存在が確認されるとコピー元もろとも死刑にされてしまう。マーシャルは「おまえらの運命は俺次第だ」とスイッチを押せば即死の爆破装置をちらつかせる。

本映像には、2人のミッキーがどん底からの逆襲を始める姿も収められている。「この闘いは人類の存亡を懸けた戦争でもある。ミッキー、あなたなら最後までやり抜ける」というナーシャの呼びかけに、ミッキーは謎のモンスターたちの群れに向かっていくが・・・・・・。

同時公開された日本版ポスターは、ミッキー17を前面に据え、使い捨てにされて目にバッテンをつけられたミッキーたちとともに、弱肉強食の社会を模すかのように上から下へと登場人物たちが配されている。

『ミッキー17』
3月28日(金)公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
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