近頃、映画本編前に「NEON」のロゴを見ることが増えてはいませんか。パルム・ドール受賞作を5年連続北米配給、その内の一作『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー作品賞に輝くなど、観客に良作を多数送り届けている同スタジオ。その「NEON」が北米配給を担当し、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞ほか賞レースを賑わせている注目作『ANORA アノーラ』がいよいよ日本公開。どんな作品なのかご紹介!(文・編集部/デジタル編集・スクリーン編集部)

NEONが北米配給を担当!“身分違いの恋”のその先を描くパルムドール受賞作!

画像: NEONが北米配給を担当!“身分違いの恋”のその先を描くパルムドール受賞作!

ストリップダンサーと御曹司の結婚。しかし、花婿がまさかの逃走!?ニューヨーク・ブルックリンを舞台に幕を開ける騒がしい追跡劇。シンデレラ・ストーリーのその先に待つものとはーー。

監督・脚本は、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(17)や『レッド・ロケット』(21)などでセックスワーカーや社会的マイノリティたちを、ユーモラスに、そして寄り添いながら描いてきたショーン・ベイカー。長編監督作8作目となる本作では、自身の幸せを追い求める等身大の主人公の姿を、“身分違いの恋”という古典的な題材を交えながら、35mmフィルムで色鮮やかに、そしてエンタメ感たっぷりに紡ぐ。過日の第77回カンヌ国際映画祭では最高賞パルムドールを受賞し(NEON北米配給作品はこれで5年連続同賞を受賞)、作品賞ほか主要6部門でノミネートされた第97回アカデミー賞での躍進も期待がかかる。

アノーラ役には、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)、『スクリーム』(22)で鮮烈な印象を残したマイキー・マディソン。共演には、ユーリー・ボリソフ、マーク・エイデルシュタインたちロシア出身の新鋭のほか、ベイカー作品常連のカレン・カラグリアンらが名を連ねる。

第97回アカデミー賞6部門ノミネート!

●作品賞
●主演女優賞(マイキー・マディソン)
●助演男優賞(ユーリー・ボリソフ)
●監督賞(ショーン・ベイカー)
●脚本賞(ショーン・ベイカー)
●編集賞(ショーン・ベイカー)

あらすじ

画像: あらすじ

若きストリップダンサー“アニー”ことアノーラは、客として来たロシア人御曹司のイヴァンと出会う。互いに魅力を感じる中、イヴァンは、1万5千ドルと引き換えに1週間の“契約彼女”となることをアニーに打診。彼女はそれを受け入れ、贅沢三昧の時間を過ごす。別れが近づいた時のことだった。ロシアに帰りたくないイヴァンはアニーにプロポーズ。戸惑いながらもアニーは承諾し、ふたりは電撃結婚を果たす。しかし、イヴァンの両親はこれに猛反対。彼の目付け役である司祭のトロスやその用心棒のイゴールらをふたりのいる邸宅に送り込んだ。両親の訪米を察して早々に逃げるイヴァン。なぜかアニーはトロスらと共に消えた花婿を探すことになる。

登場人物

画像: アノーラ

アノーラ

アノーラ(マイキー・マディソン)

タフでセクシーなストリップダンサー。ロシア系アメリカ人で、祖母の影響でロシア語が少し話せる。アノーラと呼ばれることを嫌い、“アニー”と呼ばせる。

画像: イヴァン

イヴァン

イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)

通称“ヴァーニャ”。ロシアの新興財閥の御曹司。表向きは勉学のための訪米だが、実際のところはパーティーやテレビゲーム三昧。

画像: イゴール

イゴール

イゴール(ユーリー・ボリソフ)

イヴァンのお目付け役トロルが雇った用心棒。思慮深くアノーラを何かと気遣う。祖母とのエピソードをちょいちょい語る。

『ANORA アノーラ』
2025年2月28日(金)公開
アメリカ/2024/2時間19分/配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
監督:ショーン・ベイカー
出演:マイキー・マディソン、マーク・エイデルシュテイン、ユーリー・ボリソフ、カレン・カラグリアン、ヴァチェ・トヴマシアン

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