本作は、1980年代の香港を舞台に、九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)へ逃げ込んだ青年・陳洛軍(チャン・ロッグワン)と、そこに住む住民たちとの絆や友情、そして九龍城砦を巻き込んだ争いを激しいアクションとともに綴る作品。香港では広東語映画として歴代No.1の動員数を記録し、社会現象を巻き起こした。
監督は、『モータ―ウェイ』や『ドラゴン×マッハ!』など数多くのアクション作品を手掛け、2021年『リンボ』で数々の映画賞を受賞した名匠ソイ・チェン。アクション監督に「るろうに剣心」シリーズやドニー・イェン出演作品などの谷垣健治。音楽は『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』などアニメからドラマ、CM、ゲーム、舞台、映画までジャンルを超えて数多くの劇伴を手掛ける川井憲次が務めた。製作費の1/6とも言われる5,000万香港ドル(日本円=約10億円)をかけて制作された九龍城砦のセットも見どころの一つとなっている。
ルイス・クーを主演に迎え、香港映画界のレジェンド、サモ・ハンほか、アーロン・クォック、リッチー・レンなど豪華俳優陣に加え、レイモンド・ラム、テレンス・ラウ、トニー・ウー、ジャーマン・チョン、フィリップ・ン等若手実力派が結集している。
日本のファンへの感謝を伝えたキャスト陣&監督
舞台挨拶には老若男女問わずファンが集結。
いまやいまやと熱気が高まる中、龍捲風(ロンギュンフォン)役のルイス・クー、陳洛軍(チャン・ロッグワン)役のレイモンド・ラム、十二少(サップイー)役のトニー・ウー、四仔(セイジャイ)役のジャーマン・チョン、そして監督のソイ・チェンが登場すると、場内は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。日本でのヒットを後押ししたファンたちへ、直接お礼を言うべく来日したキャスト陣&監督。今回の舞台挨拶のために日本側のスタッフにも内緒で制作したオリジナルスウェットを着込んでいた。
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挨拶では、それぞれが感謝の気持ちをファンへ伝えた。
ソイ・チェン監督は「こうやって日本の皆さんにここで会えたことが嬉しいです」と喜びを見せ、続くルイス・クーは「みなさん、こんにちは。愛してる」と日本語で放つ。
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ソイ・チェン監督
ルイス・クー
レイモンド・ラムは「この映画を観ていただけて本当に嬉しいです。是非またいい作品を持ってきたいと思います」と今後の来日も期待させる一言を。
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レイモンド・ラム
トニー・ウーは「映画を観ていただけて本当に嬉しいです。この後、まだパート2、パート3があると思いますので、監督の意向に沿って頑張りたいと思います」と続編への意気込みも交えて感謝。ジャーマン・チョンも「みなさん、こんにちは!」と元気に日本語で挨拶し、「日本に初めて来られて嬉しいです。もっと頑張って日本にまた来られるようにしたいです」と来日への喜びを明かした。
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トニー・ウー
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ジャーマン・チョン