「みっともないほど、君に触れたい」
1950年代、メキシコシティ。退屈な日々を酒や薬でごまかしていたアメリカ人駐在員のリーは、若く美しくミステリアスな青年ユージーンと出会う。一目で恋に落ちるリー。渇ききった心がユージーンを渇望し、ユージーンもそれに気まぐれに応えるが、求めれば求めるほど募るのは孤独ばかり。ある日、リーは一緒に人生を変える奇跡の体験をしようと、ユージーンを幻想的な南米への旅へと誘い出すが──。
ダニエル・クレイグは主人公の孤独な中年男リーを演じ、第96回ナショナル・ボード・オブ・レビューで主演男優賞を受賞。第82回ゴールデングローブ賞でも、主演男優賞(ドラマ部門)でノミネートされるなど映画賞を賑わせている。リーが恋する相手のユージーン役は、映画ファンの間で今年最高の“発見”との呼び声もある新星ドリュー・スターキーが務める。
原作はビート・ジェネレーションを代表する作家ウィリアム・S・バロウズが、謎多き人生を赤裸々に綴り、一度は出版を封印した自伝的小説。音楽は、トレント・レズナー&アッティカス・ロスが手掛け、挿入歌にはニルヴァーナ、プリンス、ニュー・オーダーらの楽曲が使用されている。衣装は、JW Andersonのジョナサン・アンダーソンが担当した。
この度、解禁された日本版ポスタービジュアルは、リーの足元にユージーンの足がそっと添えられているカットを全面に使用。キャッチコピーとして、予告編にも使用されている「みっともないほど、君に触れたい」というセリフが添えられている。
予告編は「我々は、途方もない世界の、孤独なカケラだ」というリーの言葉から始まり、繁華街の夜道で通りすがりのユージーンと目が合い、一気に恋に落ちる出逢いの瞬間や、彼の気を引こうとおどけて挨拶する姿が映し出されていく。ユージーンは好奇心に輝く瞳で未知の世界については知りたがるが、自分のことはほとんど語らない。感情を露にすることもなく、限りなくミステリアスな存在のユージーンに否応なしに惹かれていくリーだが・・・・・・。
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youtu.be『クィア/QUEER』
5月9日(金) 新宿ピカデリー 他 全国ロードショー
監督:ルカ・グァダニーノ『君の名前で僕を呼んで』
出演:ダニエル・クレイグ、ドリュー・スターキー 他
原題:Queer/2024年/アメリカ・イタリア/カラー/
ビスタ/5.1ch/137分/字幕翻訳:松浦美奈 R15+ 配給:ギャガ
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