いま日本の劇場である香港映画が予想を上回るロングラン・ヒットを記録しています。その作品は80年代の香港を舞台にした壮絶なアクション映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』。一体なぜこの映画が多くの観客に受けているのか、その魅力を探ると共に、緊急来日した本作のキャスト&監督が登壇したイベント・レポートもお届けしましょう。(文・相馬学、編集部(イベント・レポート)/デジタル編集・スクリーン編集部)

大ヒット記念でキャスト&監督が来日!熱狂のイベント・レポート

画像: 左からトニー・ウー、チェン監督、ルイス・クー、レイモンド・ラム、ジャーマン・チョン

左からトニー・ウー、チェン監督、ルイス・クー、レイモンド・ラム、ジャーマン・チョン

2月23日(日)に新宿・バルト9で舞台挨拶付きの『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』上映が開催。2回実施された舞台挨拶のうち、1回目の模様をお届けする。

今回の来日は、本邦での熱狂ぶりを聞きつけたキャスト陣&監督が、日本のファンへ感謝の気持ちを直接伝えるべく実現したもの。ファンたちに迎えられ登場した一同は、この日のために作ったオリジナルのスウェットを着込み、まずは感謝の気持ちを交えながら挨拶。龍捲風(ロンギュンフォン)役のルイス・クーや四仔(セイジャイ)役のジャーマン・チョンは日本語で「愛してる」とも伝え、ファンの歓声と拍手が飛び交った。

当日集まった観客はほぼ100%が2回以上鑑賞した猛者ばかり。中には10回、20回以上映画館に通ったファンも。日本のアニメやマンガに慣れ親しんできたというソイ・チェン監督は、こうした日本での人気ぶりについて驚きを見せつつ、「アクションの表現に日本のマンガ的表現を加えたこと」がヒットの理由の一つではと喜びも交えて分析した。

画像: 観客と一緒に「興収2億円突破」を祝して5人揃って記念撮影

観客と一緒に「興収2億円突破」を祝して5人揃って記念撮影

舞台挨拶のお楽しみとして、ここでしか聞けないエピソードも披露された。ルイス・クーは撮影中に叉焼飯を勢いよくかっこんだため、顔や体に米や肉が付いてしまったものの、カットがかからず撮影が進んだことを回顧。レイモンド・ラムは自身の演じる陳洛軍(チャン・ロッグワン)が信一(ソンヤッ/演:テレンス・ラウ)から服をもらうシーンを「やっと違う衣装がもらえて嬉しかった」と笑顔で振り返る。十二少(サップイー)役トニー・ウーはラストシーンが印象的とのことで「希望を捨てない、希望を持ち続けることが大事。それが皆さんに伝わったら嬉しい」とアツい言葉を。ジャーマン・チョンは自身のクランクアップシーンとなった麻雀のシーンを「あの場面を観ると今もあの時(撮影)を思い出します」と、若者たちの友情も大きな見どころである本作に相応しい、エモーショナルなエピソードを語ってくれた。

トーク後のフォトセッションではそれぞれが快くファイティングポーズにも応じ、さらに集まった観客たちを背にした撮影も!九龍城砦のヒーローたちの、言葉に、仕草に、興奮し尽くした夢のような時間はあっという間に終了。この日一番の拍手でファンたちがキャスト陣と監督を見送り、舞台挨拶は終了した。

(文・編集部 写真・久保田司)

『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
2025年1月17日(金)公開
香港/2024/2時間5分/配給:クロックワークス
監督:ソイ・チェン
出演:ルイス・クー、サモ・ハン、リッチー・レン、レイモンド・ラム、フィリップ・ン

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