シリーズ完結編ともいわれる本作について、現時点でわかっている情報を7つの視点から総チェック。誰が登場する? 物語の行方は? ファイナル予告編の注目ポイントは? その全貌に迫ります!※本記事には前作のネタバレが含まれています。鑑賞前の方はご注意ください(デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』より ©2025 PARAMOUNT PICTURES.

1.イーサン・ハントの今度の“ミッション”は?

本作はシリーズの中では初めての連作形式で、前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』に直結した物語。 前作はイーサン・ハント(トム・クルーズ)がオリエント急行から脱出した場面で幕を閉じたが、今回はそれから2か月後が舞台。イーサンが手に入れた鍵を使い、“それ”と言われる暴走したAI“エンティティ”を破壊することが最大のミッションとなる。そのために、イーサンはおそらく、前作冒頭で沈没したロシアの潜水艦「セヴァストポリ」の行方を追うことになるはず。英エンパイア誌によれば、この水中で“息を呑むほど激しいアクションシーン”が展開されるとのことで、スタントを自らこなしたトム・クルーズにとって「肉体的に非常に過酷」な撮影になったようだ。

2.過去作のキャラクターが再登場

前作では一作目以来となるキトリッジの再登場が話題を呼んだが、本作にもシリーズ過去作に登場したキャラクターが何人か再び物語に加わる。注目は一作目以来、じつに約30年ぶりの登場となるウィリアム・ダンロー。CIAで機密ファイルを扱う任務に就いていたが、イーサンによる有名な宙吊り侵入シーンでファイルを奪われ、アラスカに左遷されてしまった人物だ。イーサンに深い恨みを持つであろう彼がどんな形で登場するのか。そしてもう一人、アンジェラ・バセット演じるエリカ・スローンが6作目『フォールアウト』以来7年ぶりに再登場。彼女はCIA長官だったが、本作の予告編ではアメリカ大統領になっていることがうかがえる。

画像: アンジェラ・バセット演じるCIA長官エリカ・スローンはアメリカ大統領に?

アンジェラ・バセット演じるCIA長官エリカ・スローンはアメリカ大統領に?

3.IMFの新チームはどうなる?

イーサン所属のスパイ組織IMFは、前作でわずかな仲間を残すのみの状態に。イルサ(レベッカ・ファーガソン)が命を落とし、ルーサー(ヴィング・レイムス)が単独行動に入ったため、頼れるのはベンジー(サイモン・ペッグ)だけとなった。しかし前作のラストでグレース(ヘイリー・アトウェル)がIMFへの加入を宣言。さらに、本作の予告編では、ドガ(グレッグ・ターザン・デイヴィス)とパリス(ポム・クレメンティエフ)がイーサンと行動をともにしており、新たなIMFチームの誕生を予感させる。ただし、前作でドガとともにいたブリッグス(シェー・ウィガム)の姿がそこに見当たらないのは気になるところ。イーサンと因縁を持つ様子の彼は別行動を取っているのかもしれない。

画像: IMFにはグレース(ヘイリー・アトウェル)も加入して新体制に

IMFにはグレース(ヘイリー・アトウェル)も加入して新体制に

4.謎のアイテム“ラビットフット”が再登場

シリーズの集大成とも言える本作では、これまでの作品を想起させる要素も随所に登場する。中でもファンの注目を集めたのが、予告編に一瞬映り込んだ“ラビットフット”の存在。“ラビットフット”は3作目で登場した謎のアイテム。劇中では結局その正体が明かされないまま終わったが、生物兵器のようなものではないかと長らくファンの間で推測されてきた。予告編にはイーサンが“ラビットフット”を手に取る描写があるが、これは3作目には登場していないカット。このシーンが新たに撮り直されたものであれば、“ラビットフット”が本作において再び重要な役割を担うことも考えられる。実は“ラビットフット”こそが“それ”の初期バージョンなのではないか、と考察する声も。シリーズの長年の謎がいよいよ本作で明かされる?

画像: シリーズの長年の謎だった“ラビットフット”は“それ”と関わりがあるのか? 写真:Paramount Pictures/JLPPA/Best Image/アフロ

シリーズの長年の謎だった“ラビットフット”は“それ”と関わりがあるのか?
写真:Paramount Pictures/JLPPA/Best Image/アフロ

5.今度のスーパーアクションは?

前作では、断崖絶壁からのバイクジャンプ&スカイダイブという前代未聞のアクションをノースタントで披露し、観客の度肝を抜いたトム・クルーズ。シリーズの代名詞とも言える“常軌を逸したアクション”は本作でも健在の様子。予告編では、トム演じるイーサンが縦横無尽に飛び回る小型飛行機にしがみつき、振り落とされまいと必死に食らいつくシーンが確認できる。しかしクリストファー・マッカリー監督は、このアクションが本作の“最大の見せ場ではない”ことも示唆。“脳が溶けるようなスタント”が待ち受けていると明かしており、シリーズ史上最も過激なアクションが期待できそうだ。

画像: トム・クルーズ自身が小型飛行機にしがみつくスリリングなシーンも 写真:Paramount Pictures/JLPPA/Best Image/アフロ

トム・クルーズ自身が小型飛行機にしがみつくスリリングなシーンも
写真:Paramount Pictures/JLPPA/Best Image/アフロ

6.ファイナルの意味は?

本作のタイトルには、“最後”を意味する「ファイナル(Final)」の言葉が含まれており、シリーズ完結作ではないかとも囁かれている。主演のトム・クルーズは60歳を超えており、今後もこれまでのような過酷なアクションを続けていくのは難しいのではないかという声も。また、予告編のラストでイーサンが口にする「最後のお願いだ」というセリフも、シリーズの幕引きを感じさせる。しかし、トム・クルーズ自身は「インディ・ジョーンズ」シリーズのハリソン・フォードのように、80歳になってもこのシリーズを続けたいと話したことも。そして今回の作品が完結編なのかどうかを聞かれた際には「今はまだそのことを話すのがとても難しい。なぜならこれは本当に“体験してもらうべき作品”だから」と明言を避けた。その真意は映画を観た者だけが知ることになるのかもしれない。

画像: 第一作の“あのナイフ”が再登場するなど“集大成”を感じさせる演出も

第一作の“あのナイフ”が再登場するなど“集大成”を感じさせる演出も

7.“ファイナル予告”で描かれたもの

4月7日に全世界で同時公開された“ファイナル予告”には、これまでに見られなかった新たな場面がいくつか登場。中でも目を引くのが、イーサンが戦闘機で飛び立ち、荒れ狂う大海原の上空から、そのまま生身で海にダイブするという迫力満点のシーン。その直前には「奴に空母を与えたのか?」というセリフがあり、イーサンが航空母艦から戦闘機に乗るという設定であることが想像できる。トムのもう一つの代表作『トップガン』を彷彿とさせる演出はファンにはたまらない見どころだ。この“空母を与えられた”という状況からは、イーサンが政府の支援を受けている可能性も読み取れる。これまで対立する場面もあったキトリッジやエリカ・スローンといった面々が、本作ではイーサンの味方としてバックアップする展開があるなら、ファンにとっては胸が熱くなる展開になりそうだ。

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
5月23日(金)公開
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、ヴァネッサ・カービー、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ、マリエラ・ガリガ、ヘンリー・ツェニー、ホルト・マッキャラニー、ジャネット・マクティア、ニック・オファーマン、ハンナ・ワディンガム、アンジェラ・バセット、シェー・ウィガム、グレッグ・ターザン・デイヴィス、チャールズ・パーネル、フレデリック・シュミット
配給:東和ピクチャーズ

©2025 PARAMOUNT PICTURES.

This article is a sponsored article by
''.