5月17日~22日の先行上映が緊急決定!
シリーズ29年の集大成となる『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』。日本中を『ミッション:インポッシブル』一色に染めた、ジャパンツアー最後のイベントととなった本記者会見には、トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ、グレッグ・ターザン・デイヴィス、クリストファー・マッカリー監督が登壇!トムを含めた豪華キャスト陣と最新作を手掛けた監督が作品への想いをじっくり語ったほか、本作でトムによって披露される超絶スタントの裏側、シリーズのレガシーに迫る質問など、様々なトークテーマが飛び出し、いよいよ迫る公開への期待を最高潮まで跳ね上げ、集大成に相応しく大盛況のうちに幕をとじた!

MC・関根麻里の呼び込みにより、イーサン・ハント役トム・クルーズが拍手で迎えられながら登壇すると「温かい歓迎をありがとうございます。皆さんに会いたかったです。また日本に来れて嬉しいです。」と挨拶。関根より昨晩行われたプレミアスクリーニングについての感想を聞かれると「美しい体験でした。完成まで7年間という長い年月がかかりました。日本の皆さんの反応をみて素晴らしかったです。」と回答。観客からスタンディングオベーションが起きたことに関しては「非常に大きな感動でしたし、私は皆さんのために映画を作っています。昨晩の事はずっと忘れないです。」と感慨深げに回顧した。また、客席にて本様子を見守っていた、トムにとっての“日本の母”こと字幕翻訳家の戸田奈津子氏をフィーチャーする一幕もあり暖かな空気で会見はスタート。
早速、関根より投げかけられた「なぜ本シリーズは特別なのでしょうか。」という質問に対し、トムは「映画を作るということは小さいころから夢見ていたことです。自分の夢を生きることができる。それを受け入れていただいて観客の皆さんを楽しませることができるということを当たり前だとは絶対に思いません。現場に入り準備している時に常に観客のことを考えています。それらは私に大変な喜びをもたらしますし、人生を捧げています。そのなかで(『ミッション:インポッシブル』シリーズは)最初にプロデュースした作品ですし、非常にめずらしい旅をさせていただきました。また、自分自身が俳優として、プロデューサーとして、ストーリーテラーとしてチャレンジをしていけます。」と熱い想いを語った。

続いて、クリストファー・マッカリー監督が登壇し、「みなさんご来場いただきましてありがとうございます。」と挨拶。長年の付き合いとなるトムとのパートナーシップについて「ずっと対話しているような感じです。『トップガン マーヴェリック』、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の3作品を立て続けに作り上げてきたんですけども、今でもしょっちゅう一緒にすごしています。」とツーカーぶりを披露。またトムのことを「僕のドライバーであり、パイロットです。」と冗談を交えながら補足した。
最新作のアクションを語るうえで外せないのが、縦横無尽に旋回する小型プロペラ機のスタント。トムは「ウィングウォーキング(飛行機の羽上でのスタント)をしたときに、呼吸もできないくらい風圧が凄まじく物理的にかなり困難でした。全身の筋肉を使い挑みました。パイロットにもトレーニングをしてもらったんですが、すごく体力が奪われてエネルギーがきれることもありました。そのため、筋肉にエネルギーが回るように日々トレーニングを積んできました。このような経験は初めてでした。」と本作きってのキラーショットの裏側を語る。また、加えて本作の目玉となるシーケンスに水中でのスタントがあるのだが、撮影時はトムの他にマッカリー監督も一緒に水中へ潜り、ハンドシグナルでコミュニケーションをとりながら演出を進めていったそうだ。なお通常、水中のシーンを撮影する際は監督は外でスタンバイし、キャストとはスタッフを介してディレクションすることが主であるが、マッカリー監督はこだわりがあったようで「その方法だと空間の認識ができない故に1日6ショットくらいしか撮れずとても時間を消費するので、自分たちがやりたいことができません。そのため本作では自身もトムと一緒に水中に潜ることで24ショットくらい撮影することができました。」と本作ならではの規格外な撮影を振り返った。
盛り上がりも冷めやらぬなか、ベンジー役サイモン・ペッグ、パリス役ポム・クレメンティエフ、グレース役ヘイリー・アトウェル、ドガ役グレッグ・ターザン・デイヴィスの4名が一挙に登壇し計6人の来日メンバーが一堂に会した。ヘイリーは「本当にここに来れて嬉しいです。昨晩、日本のファンと一緒に初めて作品を観れたことも素敵でした。」、サイモンは日本語で「こんにちは」、続けて「皆さんと一緒に作品を観ることができてとても光栄でした。愛を感じました。ありがとうございます。」、ポムは「こんにちは。日本の方々とこの映画を共有できることを楽しみにしていました。この国が大好きです。皆さん愛してます。」、グレッグは「初めての来日になります。皆さんとこの映画を共有できてとれも嬉しかったですし、すごい体験でした。ありがとうございます。」とそれぞれ挨拶。

シリーズの中でIMFチームも常に進化を遂げてきたが、最新作での人間関係・自身の役柄を聞かれると、サイモンは「ベンジーはチームをリードすることが初めてなんですが、アサシン(パリス)と政府エージェント(ドガ)と盗人(グレース)を指導しなければならず、とっても充実感がありました。」と会場の笑いを誘った。そんなサイモンについてトムは「『ショーン・オブ・ザ・デッド』を鑑賞し、すごく有能な俳優だと思い、彼を誘いました。そして彼は素晴らしい才能を発揮してくれました。コメディセンス、演技力、チームワークが凄く上手な方なんです。なので彼との仕事はとっても楽しいです。彼のことが大好きです。」とシリーズ3作目からおよそ20年もの付き合いとなるサイモンを絶賛。ヘイリーは自身の役柄について「今作ではチームの一因ではあるんですが、属するということは大切な仲間を失うという恐れを抱えることにもなります。自身の目的のためではなく、より大きな義のためにお互いを必要としあってやらなくてはいけないことしなければ、という想いを持っています。」と説明。ポムは「前作では一匹オオカミのような敵キャラクターだったんですが、今作では他のキャラクターと一緒にいるシーンがかなりあります。もっと彼女の人間的な面が見れると思います。」とキャラクター像に期待を膨らませるコメント。グレッグは「ドガは本作でイーサン・ハントが本当に正しい判断をしているのか。ということを考え出します。」とネタバレを回避するためにあえて曖昧な回答を披露した。
また、本作で製作チームは“真にグローバルな『ミッションイン:ポッシブル』を作る”という目標を掲げていたようで、どのようなロケーションで撮影が敢行されたかを問われると、トムとマッカリー監督は「南アフリカ、ベルギー、イギリス、北極圏など様々な土地で撮影しました。」と振り返る。-40度という極限の状況で撮影が行われた北極圏は、特にキャスト・スタッフ一同の記憶に深く刻まれているようだ。
2日間にわたり行われた『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』のジャパンプレミア。その最後を締めくくる本記者会見は来場した観客からの割れんばかりの拍手のなか、大盛況のうちに幕を閉じた。
なお、キャストと監督が降壇後、超ビッグなサプライズ情報が発表!日本のファンの強い要望と公開への期待の高まりを受けて、5月23日(金)からの全国公開に先駆け、5月17日(土)より5月22日(木)の期間に、6日間の先行上映をすることが緊急決定した。
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