第78回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式出品作
2025年3月に、監督作品を構成する品々を紹介する書籍「ウェス・アンダーソンの世界展 -The Museum of Wes Anderson-」が発売されるなど日本でも根強い人気を誇る、ウェス・アンダーソン監督の最新作。今回は、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(21)にも出演したベニチオ・デル・トロを主演に迎え、ケイト・ウィンスレットの娘で俳優のミア・スレアプレトン、『バービー』(23)でアランを演じたマイケル・セラ、アカデミー賞ノミネート俳優 リズ・アーメッドらウェス組初参戦のキャスト、そしてウェス作品 常連となる、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライト、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィス、そして物語の重要なカギを握る人物にベネディクト・カンバーバッチと超豪華キャストたちが競演し、ウェス・ワールドを盛り上げる。
物語は、ベニチオ・デル・トロ演じるヨーロッパの富豪、ザ・ザ・コルダが娘で修道女のリーゼル(ミア・スレアプレトン)を後継人に任命したところから始まる。新しいビジネスのための出資を募るため、ヨーロッパを旅する間に様々な事件(特にザ・ザ・コルダ自身の暗殺計画も含む)に巻き込まれていく、というブラックコメディ。物語後半では、カンバーバッチ演じるアンクル・ヌバーとザ・ザ・コルダの決死のバトルも繰り広げられるなど、一瞬たりとも見逃せない作品になっている。
この度公開された場面写真では、プライベート・ジェットに乗るザ・ザ・コルダと修道女リーゼル、そしてコルダの息子たちの家庭教師、ビョルンの姿が。優雅にくつろいでいるが暗殺者に命を狙われているからか、ザ・ザ・コルダの額には傷跡も見える。この1枚の写真をとっても、ウェス・アンダーソンらしさを感じられるセットと色使いもうかがえる。
間もなく始まるカンヌ国際映画祭でお披露目される本作は、2026年5月末にアメリカで公開、日本では、9月19日よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイント他全国での公開が決定している。
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