カバー画像:『スーパーマン』より © & TM DC © 2025 WBEI
1. こんなド直球は1978年以来!『スーパーマン』というタイトル
ヒーローの名前だけのシンプルな題名のスーパーマン映画は、78年の名作『スーパーマン』以来。初期タイトル『スーパーマン:レガシー(伝説)』が『スーパーマン』に変更されたのは、ガン監督の“このヒーローは伝説ではなく現在形だ” “このヒーローに他の形容詞は要らない”という宣言だろう。近年のタイトルは06年版が『スーパーマン リターンズ』、13年版はもう一つの呼び名である"鋼鉄の男"=『マン・オブ・スティール』だった。


2. あのジェームズ・ガン監督が“正統派ヒーロー”に挑む!
監督は、これまで「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズや『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』で、正統派ヒーローではない、はみ出し者たちを描いてきたジェームズ・ガン。監督・脚本作『スーパー!』で勘違いヒーローを描き、製作・脚本作『ブライトバーン/恐怖の拡散者』でダーク版スーパーマンを描いた彼が、王道の正統派スーパーヒーロー、スーパーマンをどのように描くのかに注目だ。
3. 実写映画に初登場!スーパードッグ“クリプト”
スーパーマンの愛犬クリプトは、彼の故郷の惑星から一緒にやってきた宇宙生物で、スーパーパワーの持ち主。今までコミックやアニメでは描かれてきたが、実写版に登場するのは今回が初めて。また、これまでの愛犬クリプトはレトリバー系の大型犬だったが、今回はジェームズ・ガン監督が本作の脚本執筆中に飼い始めた保護犬のオズ(名前の由来は小津安二郎)をモデルにした、小型犬になっている。予告編でもスーパーマンを救助していて、本編での活躍にも期待大。


4. 新たな“DCユニバース”がここから本格スタート!
ジェームズ・ガンとピータ・サフランが率いるDCスタジオによる新生DCユニバースの今後の新作のキャラたちが、本作で続々初登場。グリーン・ランタン/ガイ・ガードナーは2026年配信予定の新ドラマシリーズ「ランタンズ(原題)」にも登場。またホークガール、リック・フラッグ・Sr.は、ドラマ「ピースメイカー」シーズン2にも登場する。2026年全米公開の『Supergirl :Woman of Tomorrow』のスーパーガール(演じるのはミリー・オールコック)の登場も噂されている。
5. 注目の若手スターがいたるところに!
『ツイスターズ』のデヴィッド・コレンスウェットを筆頭に、注目の若手俳優が結集。ドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」でブレイクしたレイチェル・ブロズナハン。『マダム・ウェブ』『エイリアン:ロムルス』に続き人気ドラマ「THE LAST OF US」シーズン2のヒロインの親友ディーナ役も好評のイザベラ・メルセード、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』や『リコリス・ピザ』のスカイラー・ギソンドらが共演。


6. ドナー版を強く意識!? 予告編でも78年版テーマ曲を使用
予告編で流れた音楽は、78年の名作『スーパーマン』のジョン・ウィリアムズ作曲のテーマソングのアレンジ版だが、これはガン監督自身が作曲家に「ウィリアムズのテーマ曲の、僕らのバージョンを作って欲しい」と依頼したもの。また本編には78年版で初登場した映画オリジナルキャラである、レックス・ルーサー恋人のイブ・テシュマッカーも登場。いろんな面で78年版『スーパーマン』をかなり意識しているのは間違いない。
7月11日(金)日米同時公開『スーパーマン』
アメリカ/2025年/ワーナー・ブラザース映画配給
監督:ジェームズ・ガン
出演:デヴィッド・コレンスウェット、レイチェル・ブロズナハン、ニコラス・ホルト、エディ・ガテギ、アンソニー・キャリガン、ネイサン・フィリオン、イザベラ・メルセード、スカイラー・ギソンド
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