あなたはどの世代？スーパーマンを演じた俳優たち

実写版スーパーマンはこのふたりから始まった

最初にスーパーマンを演じたのは、連続短編映画2作、『Superman（未公開）』（48）、『AtomManvs．Superman』（50）のカーク・エイリン。初出演時は38歳。その後の出演作は少ないが、クリストファー・リーヴ主演の『スーパーマン』（78）に米将軍役でカメオ出演している。

次に、映画『スーパーマンと地底人間』（51）、初のTVドラマ「スーパーマン」（52〜58）で人気を集めたのがジョージ・リーヴス。初出演時は37歳。スーパーマンの後は役に恵まれず、ドラマ放送終了の翌年、彼が45歳の1959年6月16日、自宅の寝室で死体となって発見され、自殺説と他殺説があるが、ファンにとって悲しい出来事として記憶されることになった。

多くの人の心に残る3代目クリストファー・リーヴ

その20年後、久々に描かれた『スーパーマン』（78）のスーパーマン役はクリストファー・リーヴ。映画は大ヒットし、続編3作も製作された。リーヴは『原子力潜水艦浮上せず』（78）で映画デビューしたばかりの新人で、初出演時は26歳。それまで30代後半俳優が演じた大人のスーパーマン像を若返らせた。スーパーマン以降も『日の名残り』（93）、『眠れない夜はあなたと』（94）などに出演するが、1995年5月27日、乗馬中に落馬事故に遭い、首から下が不随になってしまう。懸命なリハビリにより車椅子で俳優業を再開し、ヒッチコックの名作をリメイクしたTV映画『裏窓』（98）の製作総指揮と主演を務め、ドラマ「ヤング・スーパーマン」シーズン2、3（03、04）へのゲスト出演も果たす。ところがそんな矢先、2004年10月10日に自宅で心臓発作を起こして帰らぬ人となる。享年52。しかし、リーヴスが演じたスーパーマン像は、彼自身の事故からの奇跡の復活も含めて、今も典型的なスーパーマン像となっている。

80・90年代のドラマでスーパーマンを演じた俳優たち

続く実写版は、10代のスーパーマンを描くTVドラマ「Superboy（未放送）」（89〜92）。シーズン1主演のジョン・ハイムズ・ニュートン、シーズン2〜4主演のジェラード・クリストファーは、どちらも「メルローズ・ブレイス」などのドラマにゲスト出演している。

すぐに続いたTVドラマ「LOIS & CLARK/新スーパーマン」（93〜97）で演じたのは、父方の祖父が日本人の米俳優ディーン・ケイン。初出演時は27歳。プロのフットボール選手出身の身体能力を活かしたスーパーマンを演じた。その後は、大作はないが出演作は多く、近年ではエマ・ストーン製作総指揮・出演のドラマ「THE CURSE／ザ・カース」（23）にも出演。ドラマ「SUPERGI
RL／スーパーガール」シーズン1〜2（15〜17）では主人公の養父を演じた。

そして10年続いた人気TV「ヤング・スーパーマン」（01〜11）で高校生のスーパーマンを演じたのがトム・ウェリング。初出演時は24歳で、この役でブレイクし、2002年のティーン・チョイス・アワードで新人賞に選ばれた。その後も『パークランド　ケネディ暗殺、真実の4日間』（13）、『きみがくれた物語』（16）、ドラマ「LUCIFER ／ルシファー」（17〜18）などで活躍している。

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