「スーパーマン」映画の核となるスーパーマン=クラーク・ケントと、その恋人ロイス・レイン。ジェームズ・ガン版で演じる2人をご紹介しつつ、インタビューもお届けします!(デジタル編集・スクリーン編集部)
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デヴィッド・コレンスウェット

“僕はスーパーマン・スーツを着ている子どもを見るのが好きなんです”

デヴィッド・コレンスウェット Photo by GettyImages

──スーパーマンというアイコンを演じるにあたり、精神面や肉体面でどのような準備をしましたか?

「肉体面の準備は一番シンプルだったかもしれませんが、一番楽だったわけでもありません。撮影までの半年間、毎日何時間もジムに通って、重いものを持ち上げました。そして、食べれるだけ食べて、寝れるだけ寝る。スタント・ワークやワイヤー・ワークは、難しいトレーニングがたくさんありましたね。

準備として脚本を読んだり、ジェームズと脚本について話したり、レイチェルとも素晴らしい話し合いができました。キャストやクルーと親しくなる過程や、デザインやコンセプト・イメージを見たり………そういった瞬間すべてが役作りに貢献しました」

──今の世の中で、スーパーマンにどんなメッセージを伝えてほしいですか?

「特に若い人たち、子どもたちにとっては、スーパーマンには穏やかな自信のようなものを感じさせる何かがあると思います。彼は間違いなく傲慢ではないし、自己中心的でもありません。でも、とても誇り高いんです。ズボンの外側にトランクスを履いているだけでも、とても大胆で自信に満ち溢れているように見えます。だから、僕はスーパーマン・スーツを着ている子どもたちを見るのが大好き。『私には自信があります。自分をさらけだします。危機を救うことができます。自分をさらけだして、自分がなりたいものになれる』と表現しているように感じられますから」

Who is デヴィッド・コレンスウェット

ジェームズ・ガン監督に新生DCユニバースのスーパーマン/クラーク・ケント役として見出されたデヴィッドは、1993年7月8日、アメリカ・ペンシルベニア州生まれの31歳(6/20現在)。2023年に結婚しており、妻は役者のジュリア・ベスト・ワーナー。両親は共に弁護士で、姉もロースクールの出。

演技は幼少時から始め10代には舞台で活躍。アイビー・リーグのひとつペンシルベニア大学に1年通った後、ジュリアード音楽院で演劇を学び、2018年に映画デビュー。その後、「ザ・ポリティシャン」(19-20)や「ハリウッド」(20)などのドラマシリーズで注目を集めた。映画でも2022年の『Pearl パール』での人妻を誘惑する映写技師役、2024年の『ツイスターズ』での嫌味なライバル役など、悪役寄りのキャラでも存在感と演技力を発揮しているのは記憶に新しいところ。

『Pearl』を観てビビッときたガン監督はデヴィッドのオーディション参加を熱望。そして選考を経て、見事スーパーマンの座を射止めることに。身長は193cm。頼もしい巨体に加えて、全身にまとう知的な雰囲気はスーパーマン=クラーク・ケントにぴったり。ガン監督と共にどんなスーパーマン像を見せてくれるのか、期待が高まるばかり!

(文・スクリーン編集部)

レイチェル・ブロズナハン

“映画で分かるのはスーパーマンとロイスの関係も相互的だということです”

レイチェル・ブロズナハン photo by Getty Images

──「マーベラス・ミセス・メイゼル」のミッジ役で、たくさんの観客があなたを知りました。今回、ロイスという、自己を強く主張する女性キャラクターを再び演じますね。

「(ミッジとロイス)は、あらゆる点でまったく異なります(笑)。でも、2人は情熱と激しさを共に持っています。『マーベラス・ミセス・メイゼル』を作ったエイミー(・シャーマン=パラディーノ)と、ジェームズ(・ガン)は、本当に長い付き合いなんです。エイミーは昔、ジェームズの弟のショーン・ガンと『ギルモア・ガールズ』で一緒に仕事をしていましたしね。実際、彼らは監督としてよく似ています。

私がジェームズを高く評価している点のひとつは、ジェームズにとって、この聡明で勇気があり、情熱的なレポーターというアイデアは、たまに救いが必要な人物というアイデアと衝突するものではないということです。ロイスは自分が信じるもののためなら、文字通り地の果てまで行くような人です。時にはトラブルに巻き込まれたり、救ってもらう必要があったりしても(笑)、賢くないとか、情熱的でないとか、大胆不敵でないとか、知的でないとかいうことにはならないんです。この映画でわかることは、スーパーマンとロイスの関係も相互的だということです。必要なときにはお互いを助け合う。その部分が、この映画で2人の関係を築く上で私が最も楽しんだことのひとつです」

Who is レイチェル・ブロズナハン

ことし、『アマチュア』のプロモーションで初の来日もしてくれたレイチェルはアメリカ・ウィスコンシン州出身。1990年7月12日、イギリス人の母とアメリカ人の父のもとに生まれた。弟と妹がいて、夫は俳優のジェイソン・ラルフ。ちなみに父方のおばはファッション・デザイナーのケイト・スペード。

中高時代からミュージカルに出演していたレイチェルは、高校時代にマイケル・ベイ製作のホラー映画『アンボーン』(09)で映画デビューを飾る。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部に進み、大学在学中に数々のドラマに単発で出演。その後、「ハウス・オブ・カード」などでレギュラー出演するようになった。

2017年には代表作ともなるドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」が配信スタート。男性社会の中で奮闘するスタンダップコメディアンをユーモラスに演じ、場をしゃべりで支配する漫談シーンやファッションのスタイリッシュな着こなしぶりも話題に。同作は計5シーズンが製作され、レイチェルはエミー賞で1回、そしてゴールデン・グローブ賞で2回女優賞を受賞! 知的で力強いキャラクターはロイスにも通ずるところで、新たなハマり役となりそう!

(文・スクリーン編集部)

7/11(金)日米同時公開『スーパーマン』
アメリカ/2025年/ワーナー・ブラザース映画配給
監督:ジェームズ・ガン
出演:デヴィッド・コレンスウェット、レイチェル・ブロズナハン、ニコラス・ホルト、エディ・ガテギ、アンソニー・キャリガン、ネイサン・フィリオン、イザベラ・メルセード、スカイラー・ギソンド
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