大人気ドラマシリーズ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の映画2作目、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』が公開される。本シリーズで菜々緒が演じる看護師の蔵前夏梅は、救命の知識や経験が豊富なチームの頼れる存在。今回、沖縄で行われた過酷な撮影秘話や役柄について、撮影を振り返りながら語ってくれた。(文・奥村百恵/写真・久保田司/ヘアメイク・浦上祐子(ARTS)/スタイリスト・倉田 強/デジタル編集・スクリーン編集部)

菜々緒 プロフィール

1988年10月28日生まれ。埼玉県出身。ドラマ・映画・CM等幅広く活躍中。最近の主な出演作は、主演を務めたドラマ「無能の鷹」(24)、 劇場版『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(23)、映画『怪物の木こり』(23)など。待機作に『キャンドルスティック』(25年7月4日公開予定)が控えている。

実際に体験した“自然に対する恐怖心や無力感”のようなものはお芝居に役立ったのではないかなと思います。

画像: 実際に体験した“自然に対する恐怖心や無力感”のようなものはお芝居に役立ったのではないかなと思います。

──本作で、夏梅は鈴木亮平さん演じるドクター・喜多見と共に指導スタッフとして南海MERに派遣されます。新たなチームのメンバーを演じたキャストの皆さんとはどんな風にコミュニケーションを取っていかれましたか。

「テレビシリーズと劇場版を経てすでにチームが出来上がった状態で、さらに過酷な現場でもあるので、本作からシリーズに参加されるキャストの方々にとっては不安な要素がたくさんあったと思うんです。そんな中で、頼もしい座長の鈴木さんがしっかりと現場の雰囲気を作り、新キャストの方々を温かく迎え入れてらっしゃったので、私自身もみなさんと自然にコミュニケーションを取ることができたように思います」

──ロケ先の沖縄でみなさんと食事に行かれることもありましたか?

「鈴木さんがみんなで交流する場を設けてくださって、その時に懇親会みたいな感じで食事をしたのがすごく楽しかったです。撮影で使ったお魚をお店で調理していただいたのですが、とってもおいしかったので印象に残っています」

──その時はみなさんとどんな会話をされたのでしょうか?

「本作の撮影に関する話が多かったですね。短い時間でしたが、撮影を乗り切るための結束力はその時に深まったんじゃないかなと思います」

──ほかに何かおいしいものは何か召し上がりましたか?

「鈴木さんが有名なお店のハンバーガーを差し入れしてくださったのですが、タルタルっぽいソースがたっぷりかかっていて、バンズも分厚くてすごくおいしかったです」

──菜々緒さんのインスタで拝見しましたが、ボリューミーなハンバーガーでしたよね。

「すっごくボリューミーで食べ応えありましたね」

──今回の撮影で印象に残ったエピソードがあれば教えていただけますか。

「撮影期間中、割と天候に恵まれてはいたのですが、1回だけ嵐に見舞われました。スタッフさんもキャストも待機場所のテントが吹き飛ばされないようにテントの中で必死に踏ん張って。本物の自然の脅威を目の当たりにして怖かったです。その時に“どんなに優れた医療従事者の方でも、自然を前にすると無力だと感じるのかもしれない…”と実感して、危機迫る緊迫したシーンの撮影時に、その感覚を思い出しながら演じていました」

※全文はSCREEN2025年9月号に掲載

劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』

画像: 劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』

オペ室搭載の大型車両で事故や災害現場に駆けつける救命医療チーム(MER)の活躍を描いたテレビドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の劇場版第2作。本作では南海の離島を襲う大噴火から絶体絶命の島民達を救うため、新たなMERが大災害に立ち向かう姿が描かれる。チーフドクター・喜多見幸太役の鈴木亮平をはじめ、賀来賢人、菜々緒らレギュラー陣に加え、江口洋介、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマなどの新キャストが出演する。

蔵前夏梅(菜々緒)

画像: 蔵前夏梅(菜々緒)

救命の知識や経験が豊富で、喜多見の右腕として一刻一秒を争う医療現場でその手腕を発揮する。

劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』
2025年8月1日(金)公開
日本/2025/1時間55分/配給:東宝
監督:松木 彩 脚本:黒岩 勉
出演:鈴木亮平、賀来賢人、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ、菜々緒
中条あやみ、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー(SixTONES)、フォンチー
江口洋介、玉山鉄二、橋本さとし、渡辺真起子、鶴見辰吾、石田ゆり子

©2025 劇場版『TOKYO MER』製作委員会

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