カバー画像:『鯨が消えた入り江』より ©2024 DRAMA CULTURE COMPANY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
嶺脚駅/新北市(→MAP1)
車の故障で途方に暮れる2人の前にかわいい道案内が。「人生何とかなる」と思わせてくれる心なごむ瞬間。背景の嶺脚駅は台湾鉄道平渓線の無人駅。
忘れられないシーン1)心で感じろ
ベンツは壊れ、携帯は通じず、進退極まった2人の前にトコトコと現れた1匹の犬。ついていこうとする阿翔に呆れる天宇。「お前を信じるだけでも相当なマヌケなのに犬まで信じろと?」対する阿翔の自信満々の返しはブルース・リーばりの名言だ。「世界は神秘に満ちてる。心で感じろ」
(MAP1. 嶺脚駅のシーンより)
平渓嶺脚瀑布/新北市(→MAP2)
秘境めいた滝にたどり着き、2人と1匹で泳いだり、ふざけたり。ようやく見せてくれた天宇の笑顔がキラキラ眩しく、見ている方まで幸せな気分に。
忘れられないシーン2)秘密の滝
水遊びの後、サーファー仲間から聞いた「波にのまれても立ち上がれ。その瞬間、海の王になれる」というイイ話を披露したと思えば、悪口指南を始める阿翔。もごもごする天宇にダメを出し、大声で叫べ、と教えた言葉は衝撃の「アタマコンクリ!」。日本語由来の言葉で、フェンディのアドリブだそう。意味は字幕で!
外澳車站沙灘/宜蘭県(→MAP3)
ゆったりとしたローカル感あふれる花火祭のロケ地は東海岸の宜蘭。天宇のリラックスした表情が印象に残るここでのシーンは、映画冒頭にも登場する。
蜜月湾/宜蘭県(→MAP4)
気ままな阿翔を無視しているように見えて、それなりに気にかけている天宇。ロマンチックな名前のロケ地は台湾北東部にあり、台北からのサーファーで賑わう。
華西街夜市/台北市(→MAP5)
記念すべき出会いの場面。夜の街を疾走する手持ちカメラによるカラフルな映像は、ウォン・カーウァイ監督の香港映画『恋する惑星』へのオマージュとか。
頂白砂万応公廟/屏東県(→MAP6)
ピンクのスクーターに2人乗りして訪れた、墾丁にある場所。夕日に染まる海と空、海上の雲、逆光の中を振り向く2人。どこを取っても絵になる光景。
墾丁小白砂民宿/屏東県(→MAP7)
「ペンション 我が家」のベランダで、週末には花火大会に行こうと約束をかわす2人。ペンションの所在地である墾丁は南部の人気リゾート地だ。
屏東満洲沙灘/屏東県(→MAP8)
ロマンチックな2人の砂浜ドン(?)かと思わせて、実は本気で怒った阿翔が、ケンカをしたことがないという天宇と取っ組み合いをするシーン。
忘れられないシーン3)車内にて
墾丁に向かう列車の中。ドアの横には花火祭のポスターが貼られている。このシーンについてフェンディは「カメラが回るとちょうど雲が切れ、入ってきた光がテレンスを照らした。さすが、男神には天がライティングしてくれるんだねと皆が感心した。その場の全てが美しくてぼーっとしちゃった」
『鯨が消えた入り江』ロケ地MAP
『鯨が消えた入り江』8月8日(金)〜21日(木)2週間限定上映
台湾/2024年/1時間41分/マーチ配給
監督:エンジェル・テン
出演:テレンス・ラウ、フェンディ・ファン
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