仕事のモチベも上がる?!『プラダを着た悪魔』の挿入歌たち

『プラダを着た悪魔』
『プラダを着た悪魔』
ディズニープラスのスターで配信中
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よしひろまさみち(映画ライター)
「アンディがオサレ編集者に変身&着せ替え出勤シーンに使われたマドンナの「VOGUE」、彼女がミランダの同行で初めてパリに着いた際に流れるU2の「City Of Blinding Lights」はどちらも流れた瞬間に情景が浮かぶほど。本作の「お仕事映画」テーマを象徴するシーンだけに、仕事がはかどらないときに聞くと妙にモチベが上がる効果が(個人的見解です)。撮影中の続編でもこういう選曲でいってほしい~。」
何度も背中を押してくれた「スーパーマン」のテーマ曲

『スーパーマン』
Photo by Keystone/Getty Images

杉山すぴ豊(アメキャラ系映画ライター)
「僭越ながらジョン・ウィリアムズという人がすごいなと思うのは『スター・ウォーズ』の曲を聴くとあの世界が脳内に再現され、『スーパーマン』のテーマが耳に入るとスーパーマンの雄姿が浮かんで胸がときめきます。物語を感じさせる曲と主人公を応援したくなるメロディとちゃんと差別化されている。なので「スーパーマンのテーマ曲」に何度も背中を押されてきました。ジェームズ・ガンが新作でこの曲を使った理由もわかる気がします。」
タランティーノのセンス炸裂!『レザボア・ドッグス』の楽曲たち

『レザボア・ドッグス』

『レザボア・ドッグス 4Kリマスター版』
好評発売中
Ultra HD Blu-ray+Blu-ray/8580円(税込)
Blu-ray/6380円(税込) DVD/4400円(税込)
発売元:キングレコード/ハピネット・メディアマーケティング
販売元/ハピネット・メディアマーケティング
© 1991 Dog Eat Dog Productions, Inc. All Rights Reserved.

相馬学(映画ライター)
「ロックナンバーを配列した選曲は、映画の世界ではよくあること。『レザボア・ドッグス』でも既成曲がズラリと並べられているが、その選曲はこれまでの作品とは明らかに違っていた。とにかくドンピシャのタイミングでイキなナンバーが鳴り響くので、もう一度映画を観直すと、その曲以外の起用が考えられなくなる。監督のクエンティン・タランティーノは映画オタクであるだけではなく、大のレコードコレクター。ターンテーブルに向かい、『レザボア・ドッグス』というミックスを施す、彼のDJセンスが炸裂した作品ともいえるだろう。」
子どもたちの気持ちが爆発!『アニー』の「ハード・ノック・ライフ」

『アニー』

『アニー』
ブルーレイ発売中 2619円(税込)
権利元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング
©1981 RASTAR FILMS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

宇田夏苗(映画・演劇ライター)
「日本で舞台版が毎年上演されている『アニー』(1982年)は名曲の宝庫!「トゥモロー」が有名ですが、気合が入るのは「ハード・ノック・ライフ」です。アニーと孤児たちがこんな暮らしはうんざり、という気持ちを爆発させて歌う躍動感たるや!やんちゃな子どもたちの姿が軽快なリズム、ホーンセクションがかっこよく響くメロディで表現される名シーン。2014年のリメイク版『ANNIE /アニー』はビート感溢れるより現代的なサウンドに元気が出ます。」