夏の大作映画がまもなく出そろい、映画ファンは「次のシーズンの見るべき話題作は何か?」と気になるところでしょう。そこで9月後半から年末にかけて公開待機中の新作ラインナップをピックアップしてご紹介。まずはジェームズ・キャメロン監督が贈る大ヒットシリーズ「アバター」の最新作を初解禁PHOTOでお届け!(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)

12月19日(金)公開『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』

画像1: 12月19日(金)公開『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』

ジェームズ・キャメロンが仕掛ける映画史上最大級のヒット・シリーズ第3弾がいよいよ姿を現わす!

全世界歴代興行収入第1位を記録したジェームズ・キャメロン監督の『アバター』と、これに続き第3位となった『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。映画史の頂点を極める本シリーズの第3弾がいよいよ完成間近! そして新たなパンドラの世界の物語が予告編映像などで明かされた。

舞台となるのは人類存続最後の希望の地となる、神秘の惑星パンドラ。パンドラの先住民族ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体(アバター)を使って、ナヴィに接触した元海兵隊のジェイクが、ナヴィたちの生き方に共鳴し、ナヴィの女性ネイティリと家族を築き平和に暮らすが、クオリッチ大佐率いる人類の部隊がパンドラに現われ、森の世界を追われることになり、たどり着いた先で海の部族と共闘して人類を退ける。だがナヴィたちの犠牲も大きかった…。

画像2: 12月19日(金)公開『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』

今回新たに登場するのはアッシュ族。自然と共に共生してきた〈森の民〉や〈海の民〉とは違い、自然に裏切られた経験から憎悪を募らせているとされ、火口域に住むという火に関係する部族だ。アッシュ族と再びパンドラにやって来たクオリッチが接近するという可能性もあるようで、彼らは“ナヴィのヴィラン”か?と噂されている。ジェイクと子供たちの意見の衝突も描かれ、壮大なストーリーはまた新局面を迎えるようだ。

画像3: 12月19日(金)公開『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』

ちなみにキャメロン監督はタイトルの「ファイヤー(火)」に憎しみ・怒り・暴力の意味を、「アッシュ(灰)」に悲しみ・喪失の意味を持たせ、終わりなき悪循環の意味を込めたという。こうした物語と同時に、パンドラの驚くべき秘密が明かされるとも言われ、毎回目を見張らされる革命的な映像にも期待が高まる。12月19日に日米同時公開。

『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
Avatar: Fire and Ash

監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーヴァー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

11月7日(金)公開『プレデター:バッドランド』

画像1: 11月7日(金)公開『プレデター:バッドランド』

新たなプレデター伝説が始動する!

1987年の第1作公開以来、これまでクロスオーバー作品も含め7作が製作され、ファンを楽しませてきた「プレデター」シリーズ。今回はその伝説的シリーズ初となる、プレデターが敵ではなく主人公として描かれる最新章となる。絶対生存不可能な最悪の地〈バッドランド〉。掟を破った若きプレデターが仲間からその地に追放され、そこに生息する凶悪な獲物を狩るための激闘を続けるが、その旅路に待ち受けていたのは、思いがけない協力者となる謎の少女とプレデター史上最凶の「敵」だった! 

画像2: 11月7日(金)公開『プレデター:バッドランド』

プレデターの思いがけない協力者となる少女に扮するのは『マレフィセント』などで人気のエル・ファニング。監督には『プレデター:ザ・プレイ』の監督&脚本でエミー賞候補となる高評価を受けたダン・トラクテンバーグ。脚本には87年の第1作『プレデター』を手掛けたジョン・トーマスも参加している。ファンにとっても意外な顔合わせで贈る新章がどんな展開を見せるのか早くも注目を集めている。

『プレデター:バッドランド』
Predator: Badlands

監督: ダン・トラクテンバーグ
出演: エル・ファニング
配給: ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

10月10日(金)公開『トロン:アレス』

画像1: 10月10日(金)公開『トロン:アレス』

デジタル世界が現実世界を侵略する

世界で初めて長編映画としてCGを本格導入し、革新的な映像で観客を驚かせると共に映画の歴史を変えた1982年の『トロン』。ここでは天才プログラマーが現実世界からデジタル世界へ侵入するというそれまで見たことのない内容で大きな話題となり、2010年製作の続編『トロン:レガシー』でも最先端の映像技術でセンセーションを呼んだ。そんな前作から15年。シリーズ最新作となる本作では、デジタル世界の高度な人工プログラム、アレスが現実の世界に襲撃し、人々を震え上がらせるという。彼の目的とは未来を変えるための危険なミッションの遂行。人類とAIの想像をはるかに超える遭遇によって、その果てに待つ驚愕の真実とは一体?

画像2: 10月10日(金)公開『トロン:アレス』

アレスに扮するのは『スーサイド・スクワッド』のジャレッド・レト。アレスとはギリシャ神話で「戦の神」を指す言葉だが、この映画ではどんな活躍を見せるのか。さらに『パスト ライブス/再会』のグレタ・リーが共演。監督は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のヨアヒム・ローニング。

『トロン:アレス』
Tron:Ares

監督:ヨアヒム・ローニング
出演:ジャレッド・レト、グレタ・リー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

10月24日(金)公開『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』

画像1: 10月24日(金)公開『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』

ベネディクト・カンバーバッチVSオリヴィア・コールマンの戦争勃発?

運命的な出会いで結ばれた完璧な夫婦。そんなカップルもいつの間にか心がすれ違い、やがて憎み合うほどの敵対関係になってしまう? シェフのアイビーと建築家のテオは出会った途端に恋に落ちゴールイン。ロンドンからアメリカの西海岸に移住し、共にキャリアを積み重ねながら、2人の子供たちとパーフェクトな家庭を築いていった……。しかし長年の間、2人の間に秘められていた競争心とお互いの不満が集積し、テオの事業が破綻したことから一気に夫婦間のバトルが火を噴くことに!

画像2: 10月24日(金)公開『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』

1989年製作の『ローズ家の戦争』を現代的にアップデートした痛快エンターテインメントで、今回は『ドクター・ストレンジ』のベネディクト・カンバーバッチと『女王陛下のお気に入り』のオスカー女優オリヴィア・コールマンの英国2大スターが共演。一度は永遠の愛を誓ったのに、いつの間にかその気持ちはどこへやら。命がけの夫婦喧嘩を展開するテオとアイビーを熱演する。監督は大ヒット・コメディ「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズのジェイ・ローチ。

『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』
The Roses

監督:ジェイ・ローチ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、オリヴィア・コールマン、ケイト・マッキノン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.

10月3日(金)公開『ワン・バトル・アフター・アナザー』

画像: 10月3日(金)公開『ワン・バトル・アフター・アナザー』

レオナルド・ディカプリオがポール・トーマス・アンダーソン監督とタッグを

カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭でいずれも監督賞を受賞した現代最高の監督の一人、ポール・トーマス・アンダーソンの最新作。そんな注目の作品に集合したのはレオナルド・ディカプリオはじめ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロのオスカー受賞俳優たち。かつて世間を騒がせた元革命家ボブ(ディカプリオ)はある日突然、娘の命が狙われる窮地に立たされる。ボブと娘を執拗に追うのは軍人ロックジョー(ペン)。だがボブのピンチにはいつも空手道場のセンセイ(デル・トロ)が現われるのだった……。

画像1: 2025秋から冬へ これから見られる話題の新作を先取りチェック!
画像2: 2025秋から冬へ これから見られる話題の新作を先取りチェック!

他にも「最終絶叫計画」シリーズなどのレジーナ・ホール、モデル兼監督として活躍するテヤナ・テイラー、新星チェイス・インフィニティらが共演し、様々なキャラが入り乱れて、次々と刺客に追われるボブと愛する娘の一筋縄ではいかない怒涛のチェイスバトルが始まる。名匠アンダーソン監督の最新作というだけでも期待が高まるが、個性的な俳優陣の顔ぶれにもワクワクさせられる、見逃せない一作だ。

『ワン・バトル・アフター・アナザー』
One Battle after Another

監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:レオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ
配給:ワーナー・ブラザース映画
© 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

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