カバー画像:「木曜殺人クラブ」より Giles Keyte/Netflix © 2024 Netflix, Inc.
今月のおすすめ
「木曜殺人クラブ」

ヘレン・ミレン、ピアース・ブロスナン、ベン・キングスレーら豪華キャスト競演!
シニア4人が不可解な殺人事件に挑む英国ミステリー
「ハリー・ポッター」シリーズ第1・2作のヒットメーカー、クリス・コロンバス監督が、ヘレン・ミレン、ピアース・ブロスナン、ベン・キングズレーら豪華ベテラン俳優陣と組んで新境地に挑んだコミカルミステリー。英国のTV界・出版界で活躍するリチャード・オスマンによるベストセラー小説が原作。
英国にある高齢者施設“クーパーズ・チョイス”で暮らす、元スパイらしいエリザベス(ミレン)、元労働組合リーダーのロン(ブロスナン)、元精神科医のイブラヒム(キングズレー)、元看護師のジョイス(セリア・イムリー)は、過去に起きた事件の真相に趣味で迫る“木曜殺人クラブ”を結成。ある時、施設を大資本に売ろうとしていた経営陣のひとりが何者かに殺されてしまう。“クラブ”は犯人を突き止めようと挑んでいく。
何より、「ホーム・アローン」シリーズ第1・2作や「ハリー・ポッター」シリーズ第1・2作など、子どもを主人公にした痛快エンターテインメントを作り続けてきたコロンバス監督が、高齢者たちを主人公にした新路線にチャレンジしたのが大いにユニーク。名優陣が醸す各キャラの個性も際立っていて、シリーズ化も大いに期待できそうな快作だ。
見どころ1:スティーヴン・スピルバーグ監督の製作会社が参加

英国が舞台の本作だが、スティーヴン・スピルバーグ監督が主宰する米国の会社アンブリンが製作に参加。コロンバスとスピルバーグは、コロンバスの無名時代から過去にも組んでおり、大物同士の再タッグは映画ファンも要注目という話題作だ。
見どころ2:豪華ベテランスターの共演

2大ベテランスターのミレンとブロスナンは、先がけたドラマ「モブランド」ですでに共演済み。動画配信サービス界隈の流行として、今後もベテランスター同士の顔合わせが増えるのではないだろうか。そんな予感がたっぷりなのもお楽しみだ。
注目キャラクター:エリザベス・ベスト(ヘレン・ミレン)

Giles Keyte/Netflix © 2025 Netflix, Inc.
“木曜殺人クラブ”のメンバーである老女性。過去をあまり語りたがらないが、どうやらかつてある組織のスパイだった。同世代である“クラブ”の面々と協力し合いながら、施設で起きた事件の真相究明に挑んでいく。
「木曜殺人クラブ」
Netflix映画『木曜殺人クラブ』独占配信中
Giles Keyte/Netflix © 2024 Netflix, Inc.
「ブラック・ラビット」

ジュード・ロウとジェイソン・ベイトマンが共演したクライムサスペンス。ニューヨークで経営していたレストランが成功したジェイク(ロウ)は、借金取りに追われる兄ヴィンス(ベイトマン)と再会してから、少しずつ裏社会に引きずり込まれていく。
「ブラック・ラビット」
Netflixシリーズ「ブラック・ラビット」独占配信中
COURTESY OF NETFLIX © 2025 Netflix, Inc.
「アイス・ロード:リベンジ」

リーアム・ニーソンが2021年に主演した『アイス・ロード』の続編。トラックドライバーのマイク(ニーソン)は亡き弟の遺灰をエベレストにまくためネパールへ。標高3500メートル超の高地を行く観光バスに乗り込むが、そこで傭兵集団に遭遇してしまう。
「アイス・ロード:リベンジ」
Prime Videoにて独占配信中
© Amazon MGM Studios.
「スワイプ:マッチングの法則」

リリー・ジェームズが主演した、マッチングアプリ“バンブル”で大成功を収めた起業家ホイットニー・ウルフ・ハード(ジェームズ)の成功譚に基づいた映画。彼女は男性優位のIT業界で女性に対する偏見・不平等と戦いながら史上最年少の女性ビリオネアになる。
「スワイプ:マッチングの法則」
ディズニープラスのスターで独占配信中
© 2025 20th Century Studios
「天国と地獄 Highest 2 Lowest」

日本の黒澤明監督による1963年の名作『天国と地獄』をスパイク・リー監督がリメイク。ニューヨーク。音楽業界の大物キング(デンゼル・ワシントン)は愛する息子を誘拐され、巨額の身代金を要求される。人気アーティストのエイサップ・ロッキー共演。
「天国と地獄 Highest 2 Lowest」
AppleTV+にて独占配信中
画像提供 Apple TV+