発表によると、今後も日本および韓国発の強力なオリジナル作品が続々とリリースされる模様。まずは、日本発のラインナップとして、「ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション」シーズン1「エピソード オブ ハーツラビュル」のプレビューが行われ、シーズン2「エピソード オブ サバナクロー」が鋭意制作中であるという最新情報が公開された。アニメではほかにも、「東京リベンジャーズ」三天戦争編、「ワンダンス」、「キャッツ♥アイ」後編、「メダリスト」第2期などの最新情報を発表。
また、伝説的なゲームクリエイターの小島秀夫との初のコラボレーションとして、大人気ゲーム「DEATH STRANDING」をベースにした完全オリジナルストーリーの新作アニメーションシリーズ「DEATH STRANDING ISOLATIONS(Working Title)」の制作も発表された。エグゼクティブプロデューサーの小島と、本作の監督を務める佐野誉幸が登壇し、手書きの2Dアニメであることや、「攻殻機動隊」のイリヤ・クブシノブがキャラクターデザイン原案を担当することなどを明かした。

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千鳥の大悟がプロデュースし、MCを務めるディズニープラス初の日本発オリジナルバラエティ番組「DAIGO Project」(仮)の紹介では、大悟のビデオメッセージが映し出された。そして、台本のないドキュメンタリー作品の新作「Travis Japan Summer Vacation!! ―7人のアメリカ旅―」が2026年上期に配信されることが発表され、メンバーの松田元太と中村海人がサプライズ登壇。「Travis Japanのこれまで見せていない素の部分がたくさん詰まっています」と松田がコメントすると、中村も「(登壇前に裏で本作のプレビュー)映像を初めて観て泣きそうになっていました。僕たちは表ではあまり涙を見せないので、7人が集まった時にどんな気持ちになったのか、その瞬間を観ていただけると思います」と語った。

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実写ドラマシリーズでは、チ・チャンウクと今田美桜が共演する新作ロマンティック・コメディ「メリーベリーラブ」(仮)を発表。本作は、空間プランナーの韓国人男性と、イチゴ農業を営む日本人女性との、国境を越えた恋を描くドラマ。主演の2人が登壇し、共演への期待を語った。これから撮影に入るというチ・チャンウクは「今はとても緊張していますが、今田さんへの期待が大きく、撮影が楽しみです」とコメントし、今田も「韓国のラブコメが大好きなので楽しみです。チ・チャンウクさんはお兄さん的存在で、引っ張っていってくれるので頼りにしています」と笑顔で応じた。

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チ・チャンウクは、今月配信されたばかりの韓国発のアクションドラマ「捏造された都市」でもW主演のド・ギョンスと共に登壇し、撮影が大変だったことを明かした。ド・ギョンスも「チ・チャンウクさんは本当に大変そうでした」と認め、今回悪役を演じていることについて「新しいキャラクターを演じることにワクワクしました」とコメントした。

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韓国オリジナル作品の最新ラインナップとしてほかに、占い師や霊能者たちが競い合うリアリティショー「占い師たちの運命バトル」、パク・ボヨンとキム・ソンチョルが出演するサスペンスドラマ「ゴールドランド」、イ・ドンウクとキム・ヘジュンが再び主演を務め、日本から岡田将生と玄理も新たにキャストに加わるアクション・サスペンスシリーズ「殺し屋たちの店」シーズン2も発表された。
「ゴールドランド」や「殺し屋たちの店」のキャストや監督が続々と登壇したほか、岡田のビデオメッセージも紹介された。

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また、歌手で俳優のIUが主演し、注目の若手俳優ビョン・ウソクと共演する新作ロマンティック・コメディ「パーフェクト・クラウン」(原題)や、スジとキム・ソンホ出演の失った愛に取り憑かれた美しいヴァンパイアを描く「幻惑の恋」がプレビューされた。さらに、世界的K-POPグループBTSのJIMINとJUNG KOOKが出演するトラベルバラエティ番組「Are You Sure?!」シーズン2の新たなビジュアルも公開された。

『Are You Sure?!』シーズン2
12月3日(水)より独占配信(全8話/毎週水曜2話ずつ配信)
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韓国ドラマの発表や登壇の際には、会場から大歓声が上がり、熱狂ぶりがうかがえた。中でも、シン・ミナ、チュ・ジフン、イ・ジョンソク、イ・セヨン出演のロマンス・ファンタジー「再婚承認を要求します」や、ヒョンビンとチョン・ウソンが主演を務める、緊迫感あふれる追跡劇を描いたドラマ「メイド・イン・コリア」の発表では大盛り上がりとなった。

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特別に第1話の試写も行われた「メイド・イン・コリア」は、冒頭から非常に面白く引き込まれた。ヒョンビンは「シナリオの持っている力に惹かれました。(舞台となっている)1970年代の時代背景にフィクションが加わり、頑丈な物語ができました」と、自信を持ってコメント。

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チョン・ウソンも「史実とフィクションが織り交ざった作品で、事件に巻き込まれた人たちの物語となっています。生き残るために、人はどれほど欲望に忠実になるのかに注目してほしいです」と語った。

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日本および韓国発のラインナップ発表後は、いよいよ待ちに待った「SHOGUN将軍」シーズン2をはじめとする、SCREEN読者に注目度の高い海外ドラマ作品の紹介が始まった。2026年に向けたグローバル・ゼネラル・エンターテイメント作品の豪華ラインナップの登場だ。
FXの「一流シェフのファミリーレストラン」シーズン 5、「パラダイス」シーズン2、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シーズン 2、「マーダーズ・イン・ビルディング」シーズン6など、絶大な支持を集める注目作の新シーズンが紹介されると、会場は大いに沸いた。さらに、「エイリアン:アース」シーズン2の制作が決定したニュースや、「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」で描かれた出来事から数年後を舞台にしたスピンオフシリーズ「ザ・テスタメンツ」(原題)の初公開映像が披露され、筆者も大興奮!
名プロデューサーのライアン・マーフィーが手掛ける注目の新ドラマ「ザ・ビューティー」(原題)のプレビューには、早く本編が観たくて胸が高鳴った。世界中で多くのファンに愛され続けている「ディセンダント」シリーズの新章となる『ディセンダント:ウィキッド・ワンダーランド』は、なんと冒頭のミュージカル映像が1曲丸ごと初披露! 本作には、新キャラクターのチェシャ猫が登場することも明かされた。また、オーストラリア発のオリジナル作品「アートフル・ドジャー」シーズン2の映像も初公開された。
ドキュメンタリー作品では、父親がアルツハイマー病と診断されたクリス・ヘムズワースが家族と共に思い出の場所や人々を再訪して記録し、記憶機能の維持にどう役立つのかを探求していく「クリス・ヘムズワース:父と絆のこころ旅」や、ウィル・スミスが100日間で七大陸を旅する新シリーズ「ポウル・トゥ・ポウル・ウィズ・ウィル・スミス」(原題)をプレビュー。そのほかの注目作として、ホリデーシーズンを彩る特別番組『ベリー・ジョナス・クリスマス・ムービー』の映像も観ることができた。

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さて、ついに当イベントのハイライトである「SHOGUN 将軍」シーズン2の主演・製作総指揮の真田広之が登壇する時間がやって来た! 同じく製作総指揮のジャスティン・マークスとレイチェル・コンドウと共にステージに登場した真田。3人はシーズン1で描かれた壮大な物語を振り返りつつ、2026年1月から撮影が開始されるシーズン2に向けての準備について語った。
シーズン2の新キャストとして、水川あさみ、窪田正孝、金田昇、榎木孝明、國村隼の5名が出演することが発表された。水川と窪田は夫婦での参加となる。

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新キャストの起用についてマークスは、「とても多くの方がシーズン1で亡くなってしまったので、代わりの方が必要で(笑)。新しいシーズンには、とてもワクワクする素晴らしいキャラクターが登場します」とコメント。
コンドウは「シーズン2は自信を持って出発することができます。(番組で描かれる)封建社会の戦国時代という1600年代の舞台に、視聴者のみなさんがついてきてくださるのならば、私たちはさらに物語の奥深くまで入り込むことができます。そういう自信を持って、シーズン2に臨んでいます」と語った。
シーズン2は、シーズン1から10年後が描かれるという。マークスは「10年後へのタイムジャンプを使うことで、10年の間にキャラクターたちの人生がどうなったのか、彼らを再発見するような体験になればと思っています」と説明し、「全く想像もつかないところから生まれるラブストーリーも描かれます」とも明かしてくれた。

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シーズン1は、史上最多となる18部門のエミー賞受賞という歴史的快挙を達成。世界から称賛されたことについて真田は、「プロデューサーとして、そして主演俳優として、そういったトロフィーをいただけるということは、バンクーバーで数年前に撮影していた時は想像もし得ないことでした。もちろん、シーズン2にあたりプレッシャーを感じておりますが、シーズン1から引き続いている素晴らしいチームワーク、さらに加わる新キャストがいます。なので、早く撮影に入りたいです。プレッシャーを強さに変えて、より良いシーズン2を作っていきたいと思っています」と、力強く語ってくれた。
「5歳で子役から俳優生活をスタートして、日本で40年、ハリウッドで20年という、その経験全てを、このシーズン1に注ぎ込んだつもりだったので、ああいう形で評価されたのは、自分の人生にとっても大きなポイントです。ここまで関わっていただいた全ての方々の顔が授賞式で浮かんできて、ある意味、一つの恩返しができたのかなと。これを励みに、還暦を過ぎた体に鞭打って、もっと頑張ろうと思わせていただきました」と、数々の受賞を振り返った真田。
若手俳優陣と共演することについては、「いつも刺激的で、逆に学ぶところも多くて楽しいです。今回、シーズン1で初めてプロデューサーとしても参加したので、役者の先輩としてという以上に、準備段階や現場などでアドバイスをすることができ、彼らの成長を見るのが本当に嬉しかった。彼らの良いテイクが撮れた時は、自分が成功した時以上に楽しくて、親のような気持ちでやらせていただきました」と笑顔でコメント。

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シーズン1での成功が日本のクリエイターや若手俳優たちに与える影響について、真田は「このAPACを代表するような、若い才能にチャンスが広がったと思います。昔は夢だと言われていたことが、『やれば叶うこともあるんだ』というメッセージになったのはないかと思っています。夢は大きい方がいい。とにかく、自分にチャンスが回ってきた時に慌てないように、言葉、演技、身につけるべき身体的な動きなど、今からやっておいてほしいです。夢を大きく持って、自分を信じて前を向いて歩いていただきたいと思います」と、熱く語ってくれた。

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「ディズニープラス・オリジナル・プレビュー 2025」の取材を通して、2026年に向けて大いに期待が高まった。「SHOGUN 将軍」シーズン2をはじめ、今後の配信を楽しみに待ちたい。
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