
『シェルビー・オークス』
今回紹介するのは、観た瞬間、温度が下がる、骨の芯まで凍り付くホラー映画3選。最初に紹介する『シェルビー・オークス』は、過去10年における独立系ホラーの全米最高興収を記録した『ロングレッグス』や、公開前から予告編の再生回数が 72 時間で1億900万回(※2025/01/24 時点)を超えるなど話題となった『THE MONKEY/ザ・モンキー』の国内外での大ヒットも記憶に新しい気鋭スタジオNEONが放つ最新ホラーとして注目度の高い作品。
物語は廃墟と化した町“シェルビー・オークス”で人気ホラー実況チャンネルのYouTuber4人が突然姿を消す、という奇妙な失踪事件から始まる。12年後、失踪した妹の行方を捜す姉・ミアのもとに、一本のビデオテープが届く。そこには、悲惨な事件の一部が撮影されており、恐怖に震えるミアだったが、テープを手掛かりに徐々に禁断の境界線に踏み込んでいく。果たして、妹と再会することはできるのか。そして事件の真相とは―。世間には死んだとされる妹の生存を信じ、姉がひたすらに捜索を行う姿が描かれる本作だが、そこには宗教的な制約から10年以上離別していた監督と姉との関係性が深く反映されている。監督の実体験にも基づいたリアルなストーリーによって、観客は胸をえぐられるような恐怖を体感することになる。
2本目の『WEAPONS/ウェポンズ』は、『IT/イット』『死霊館』など、数々の傑作ホラーを贈り出してきたスタジオが、新たに仕掛けるネタバレ厳禁考察ミステリーだ。深夜 2 時 17 分、子どもたち17人がベッドから抜け出し、暗闇の中へ走り出したまま姿を消す、しかも消息を絶ったのはある学校の教室の生徒たちだけ...謎に満ちたストーリー設定に無数のクエスチョンマークが浮かぶ。子どもたちの行方は?犯人は?こんな出来事が起こりえるのか…?知的好奇心を刺激するモキュメンタリーのような演出が話題を呼び、ネタバレ厳禁の考察ミステリーとして既に世界興行収入 389 億円を突破している超話題作だ。
3本目の『V/H/S 85』は、アダム・ウィンガード監督や、タイ・ウェスト監督といった新世代の才能を見出し続けるホラー・オムニバス『V/H/S』シリーズの六作目。舞台は、シリーズの原点であるビデオテープが全盛の85年。あらゆる形状に変身する生物の正体を明らかにしようとする研究が秘密裏で行われたが、その記録から衝撃的な映像が次々に、大量に映し出されていく。『ブラック・フォン』のスコット・デリクソン、『クライモリ』のマイク・P・ネルソン、そしてリブート版『ヘルレイザー』のデヴィッド・ブルックナーなど、豪華な監督陣が参加し、スコット・デリクソン監督が手掛ける短編では、彼の過去作である『ブラック・フォン』のスピンオフともいえる内容が示唆されているなどシリーズファンの胸を熱くする展開が用意されている。狂気に満ちた映像が大量放出されていく新領域かつ衝撃作として期待が高まっており、ファンが追い求めてきた観てはいけないビデオテープの恐怖の集大成ともいえるだろう。
『シェルビー・オークス』(12月12日(金)公開)
オハイオ州の廃墟と化した町シェルビー・オークスで、人気ホラー実況チャンネル「パラノーマル・パラノイド」のMCライリー・ブレナンが忽然と姿を消した。事件は未解決のまま12年後、妹の行方を追う姉ミアのもとに失踪の瞬間を映した一本のビデオテープが届く。映像を手掛かりに事件の真相を探るミア。現場に残った奇妙な刻印、幼少期の悪夢、呪われた町の歴史、言い伝え……、すべての謎が紐解かれた時、辿り着いたのはあまりにも恐ろしい事実だった――。
『WEAPONS/ウェポンズ』(公開中)
これは、ある町で起きた、多くの人が命を落とした本当の話。水曜日の深夜2時17分。子どもたち17人が、ベッドから起き、階段を下りて、自らドアを開けたあと、暗闇の中へ走り出し姿を消した。消息を絶ったのは、ある学校の教室の生徒たちだけ。なぜ、彼らは同じ時刻に、忽然と消えたのか?いまどこにいるのか?疑いをかけられた担任教師のジャスティン・ギャンディは、残された手がかりをもとに、集団失踪事件の真相に迫ろうとするが、この日を境に不可解な事件が多発、やがて町全体が狂い出していく…この話のヒミツ知りたいでしょう?
『V/H/S 85』(公開中)
1985年、ビデオテープの全盛の時代。ある研究が秘密裏に行われていた。それは、あらゆる形状に変身する生物の正体を明らかにしようとするもの。その記録に連なるように、殺人ファミリー、邪神の復活、デジタル世界に棲む悪魔、死を予知する青年など、人知を超えた映像が次々と姿を現してゆく…。
『シェルビー・オークス』
2025年12月12日(金)公開
配給:KADOKAWA
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