2025年12月2日、ジョニー・デップが30年ぶりとなる自身の監督作品『モディリアーニ!』(2026年1月16日公開)のジャパン・プレミアに出席した。本作は芸術家モディリアーニが20世紀初頭のパリで情熱的な3日間を過す姿を描いたドラマ。

アル・パチーノがこの映画は君が監督するべきだと誘ってくれた

そして上映会の舞台挨拶は10分弱の遅れでスタート。ブラウンのスーツとハット、ピンクのシャツのダンディなジョニーが前方扉から入場すると満員の観客から歓声と大拍手が。壇上に上がったジョニーは手を振ってファンの歓迎に応えた。

画像: アル・パチーノがこの映画は君が監督するべきだと誘ってくれた

早速MCから久々の監督作『モディリアーニ!』を作ることになった行きさつを聞かれたジョニーは、
「『フェイク』という映画で共演してから連絡を取り合っているアル・パチーノから謎の電話が来たんだ。(パチーノのまねをしながら)ジョニー、君にぴったりの脚本がある。これは君が監督した方がいいよ、といわれてね。何を言っているんだろう?と最初は疑心暗鬼だったけど、それがこの『モディリアーニ!』の原案で、興味を引かれたんだ。監督だけで自分は出なくていいというのも魅力だった。俳優たちには演じるのではなく、キャラクターになって自由に表現してと頼んで、彼らが演じるところを見て、編集室でこれがいいとかあれがいいとか撮影したカット選びをするのも楽しいし。それにしてもアルはぶっ飛んだ人なんだ、でも彼が言うなら引き受けた方がいいんだろうと思った。大きなチャレンジだったけどね」と経緯を説明した。

画像: 通訳さんを使ってジョークを披露

通訳さんを使ってジョークを披露

 ジョニーが話している間に通訳が気を利かせて撮影のカメラマンの邪魔にならないように距離を離していると、ジョニーの方から近づいて行って彼女の後ろに隠れたり、ジョニー流のおふざけもあり、観客の笑いを誘った。
「この映画をみんなに見てもらえてうれしい。日本には8年(公式の来日では)もこれなくて、これは長すぎたね。その間にいろいろあったからね。今度はそんなに皆さんを待たせませんよ。もしかしたら3か月後にまた来ちゃうかもしれないね」
 と彼をずっと待っていたファンに嬉しい言葉をかけてくれた。

画像: 赤西仁と

赤西仁と

その後、壇上に花束プレゼンターとして赤西仁が登場。ジョニーはサプライズ登場の赤西とハグを交わした。2人には共通の知り合いがいる間柄だそう。
 最後にジョニーが退場する時は、ファンから大喝采と「アイ・ラブ・ユー」コールがあちこちからかかり、それに反応したジョニーは両手を合わせて何度も感謝のポーズを。名残惜しそうに会場を後にした。

撮影:大西基 文:米崎明宏

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