『6才のボクが、大人になるまで。』、「ビフォア」シリーズのリチャード・リンクレイター監督最新作で、本年度ゴールデングローブ賞作品賞<ミュージカル・コメディ部門>にノミネートされた『Nouvelle Vague(原題)』が、『ヌーヴェルヴァーグ』の邦題で7月に公開されることが決定した。併せて、場面写真、メイキング写真、海外予告が解禁された。

クエンティン・タランティーノがカンヌの公式上映で2度連続で鑑賞し、大絶賛

これは『勝手にしやがれ』のリメイクではない。 
1959年にカメラを持って飛び込み、時代、人々、空気を再現したい。ヌーヴェルヴァーグの連中と一緒に過ごしたい。 
映画が作れると信じさせてくれた人々『映画を作るべきだ』と確信させてくれた人々へのラブレターだ。 
         リチャード・リンクレイター

『スクール・オブ・ロック』、『6歳のボクが、大人になるまで。』、『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』から続く「ビフォア」シリーズで知られるリチャード・リンクレイター監督待望の最新作『ヌーヴェルヴァーグ』。本作は1959年、ジャン=リュック・ゴダールと彼の長編デビュー作にして、ヌーヴェルヴァーグ=“新しい波”と呼ばれる当時の革新的な映画運動の記念碑的作品となった『勝手にしやがれ』の製作過程を、仏映画界を代表する映画作家たちとの活気ある交流とともに描いている。

学生の頃ヌーヴェルヴァーグに夢中になり、その自由な撮り方と姿勢に大きな影響を受け、この企画を10年以上前から温めてきたと語るリンクレイターは、本作を『勝手にしやがれ』のスタイルに倣ったアカデミー比率(1:1.37)の白黒、初挑戦となる全編ほぼフランス語。配役も監督作『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(16)に出演したゾーイ・ドゥイッチ以外、ほぼ無名のキャスティングで作り上げた。

リンクレイターは「観客に‟1959年の若者たちと一緒に映画を作っている感覚”を味わわせるためには既視感のないキャスティングが不可欠だった」と語り、本作の主人公となる当時29歳のジャン=リュック・ゴダール役には写真家やモデルとして活動していたギヨーム・マルベックを迎えた。フランス映画界を代表する俳優ジャン=ポール・ベルモンドをオーブリー・デュラン、ヌーヴェルヴァーグを支えた撮影監督ラウル・クタールをマチュー・パンシナほか、フランソワ・トリュフォー、クロード・シャブロル、シュザンヌ・シフマン、ジャック・リヴェット、エリック・ロメールなど劇中に数多く登場する映画人たちもほぼ無名の俳優陣が務めた。前出のゾーイ・ドゥイッチは、『悲しみよこんにちは』で脚光を浴び、『勝手にしやがれ』で世界的な女優となったジーン・セバーグを演じている。

また、製作には、記者、プロデューサーとしてゴダールと親交があり、『ゴダールのリア王』にも出演した経歴をもつミシェル・アルベルシュタット(ミシェル・ペタン)が参加。プリプロダクションから撮影、編集に至るまでフランス語ができないリンクレイターを全面的にサポートした。

作品は、2025年カンヌ国際映画祭に正式出品され大きな注目を浴び、手ぐすねを引いて待っていた批評家も多くいる中、熱狂的な歓迎を受け、「“これぞリンクレイター”な映画の新しい形」(CinemaTeaser)「映画へのピュアな愛の証」(Libération)「映画を革命した若者たちを描く、まばゆいほどの青春のポートレート」(L’Humanité)と称えられた。

また、ヌーヴェルヴァーグに大きな影響を受けた巨匠のひとり、クエンティン・タランティーノもカンヌの公式上映で本作を2度連続で鑑賞し、大絶賛。友人でもあるリンクレイターを現地で称えた。

ゴダールが当時在籍していた歴史的な映画雑誌カイエ・デュ・シネマも作品に絶賛をよせ、2025年のベスト映画TOP10にも選出(第8位)。25年の映画賞にも数多くノミネートされ、アカデミー賞最大の前哨戦、2026年ゴールデン・グローブ賞では見事作品賞<ミュージカル・コメディ>にノミネートされ受賞が期待されている。

この度、メイキング写真と場面写真が解禁。メイキング写真は、テラス席でリンクレイターとゴダール役のギヨーム・マルベックが肩を並べて頬杖をつく姿を捉えている。二人の背に写る文字は「A bout de souffle」。『勝手にしやがれ』の原題の名前がついたレストランだ。そして場面写真が写すのはジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグの『勝手にしやがれ』撮影中のワンカット。その後、映画史に名を刻む傑作の名場面を捉えている。

画像1: ©JeanLouisFernandez

©JeanLouisFernandez

画像2: ©JeanLouisFernandez

©JeanLouisFernandez

あわせて海外版予告も解禁となった。今でこそ偉大な映画人たちが、まだ何者でもなかった頃、映画の世界に夢を抱きヌーヴェルヴァーグを駆け抜けた…若者たちによる新たなる時代の幕開けを鮮烈に映し出している。

リンクレイターは本作について、「これは『勝手にしやがれ』のリメイクではない。1959年にカメラを持って飛び込み、時代、人々、空気を再現したい。ヌーヴェルヴァーグの連中と一緒に過ごしたい。映画が作れると信じさせてくれた人々『映画を作るべきだ』と確信させてくれた人々へのラブレターだ」と言葉を寄せている。

画像: 2026年7月公開『ヌーヴェルヴァーグ』海外版予告 www.youtube.com

2026年7月公開『ヌーヴェルヴァーグ』海外版予告

www.youtube.com

『ヌーヴェルヴァーグ』
7月、全国公開 
監督:リチャード・リンクレイター   
プロデューサー:ミシェル & ローラン・ペタン     
脚本:ホリー・ジェント & ヴィンス・パルモ 
出演: ギヨーム・マルベック、ゾーイ・ドゥイッチ、オーブリー・デュランほか    
協賛:Chanel
2025/フランス/106分/仏語・英語/5.1ch/1:1.37/モノクロ/原題:Nouvelle Vague /日本語字幕:井村 千瑞  
配給:AMGエンタテインメント 
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